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【更新】スウェーデンのspelmanたちのページを更新しました。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

「スウェーデンのspelman(奏者)たち」の「Ditte Andersson」紹介ページを更新しました。紹介ページというよりもほとんどが私の思い出話になっていますが、ぜひご覧ください。


spelmanの紹介ですが、以前のHPでは思い当たるspelmanの動画と簡単な説明を全員ばーっと1ページに並べる感じにしていました。それはそれでわかりやすくて結構気に入っていたんです。ページの読み込みに時間がかかるのが難点でしたが。

今回は一人1ページにして、内容も演奏についてよりも個人的に私が知っているエピソードを中心にしました。

私に伝えられることがそれだったから、というのが一番の理由ですが、私自身がもともとそういう個人的な思い出話や人となりを象徴するような話に関心を持っているから、という理由もあります。

音楽でも文学でも、何かの作品に触れる時に「ただ純粋に作品だけに触れたい」という人もいると思うのですが、私はその背景にある考えを知るのが結構好きです。知ってがっかりした経験は今までにあまり無くて、知ることによって好きになった作品がたくさんありました。もともと好きだったものも、知ることによって見方が変わり、感じ方が深まることもありました。

あと単純に昔の話とか、個人の思い出を聞くのが好きです。そういう話は記憶の中で少し脚色されていたり、同じ出来事でも経験した人によって感じ方が違う場合があります。例え脚色されていても、「その人にとってはそうだったんだなあ」と思うと、本当か/ウソかとか、正しい情報か/間違った情報かということが私は気にならなくなってきて、おもしろいなと思います。

大学で文学理論を勉強していた時、「文学理論は楽しいけど、私は論理の網からこぼれ落ちた例外の方に興味があるのかもしれない」と思うようになりました。説明しきれない何かや矛盾を含んでいる何かです。大学生の時は私も社会への反抗期といった感じで、心の中で色々なものに対する葛藤を抱えていました。常識とか流行とか、こうあるべきというものに対してです。それが、留学先としてはあまりメジャーではないスウェーデンという国への興味や、人によって言っていることが違うような民族音楽への興味に結びついていったのかもしれません。

プロフィールでも書いている『家守綺譚』という本が私は好きなのですが、これは百年ほど前の日本を舞台にした小説で、しがない物書きの主人公が日本家屋に一人で住みながら、さるすべりの木に惚れられたり小鬼を見かけたりタヌキに化かされたり、亡くなったはずの友人が床の間の掛け軸から出てきてたまに話をしたりするような内容です。少し不思議な内容ですが、一番好きなのは主人公がそういうちょっと不思議な存在や現象を見て一瞬驚くものの、「ま、そういうものか」と自然に受け入れて一緒に生活したりしているところです。近代化が進む時代に、時には偏見も持ちながらも常識では説明できない存在を受け入れて共存していく、ってすごいなと思ったんです。しかも結構笑えます笑 佐々木蔵之介さん・市川亀治郎さん・佐藤隆太さんの3人で朗読劇もやっていたようなのですが、私は留学でドタバタしていて見逃してしまいました。見たかったなあ。

本もぜひ手に取ってみてください。

いつもお読み頂き、ありがとうございます!