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3.演奏動画

演奏動画紹介

『スウェーデンの楽器、ニッケルハルパ』。

『弓で弾いて音を出し、キーで音を変える』。

『弦は16本あるけど弾くのは4本だけ』。

 

「…一体どんな音がして、どんな曲を演奏するんだろう?」

と、お思いではありませんか?

ニッケルハルパの演奏動画を見てみましょう。

有名な奏者2人をご紹介します。

2020年4月執筆

Eric Sahlström

・Eric Sahlström(エリック・サールストルム、1912-1986)

とても優しい性格で、人として、また奏者として多くの人から愛されていたEric。

私の留学先の学校「Eric Sahlström Institut」は、Ericが亡くなった後、彼の存在を大切に思う人々によって作られました。

演奏している曲は「Spelmansglädje(シュペールマンス・グレーディエ)」。直訳すると「奏者の歓び」。

演奏が終わった後、何度もお辞儀する姿がいかにもEricらしいです。

 

Olov Johansson

・Olov Johansson(オーロヴ・ヨーワンソン)

「現代のニッケルハルパ界を牽引する人物」と言える人です。

Olovの世代はニッケルハルパ奏者の黄金期。

ロックやポップスなど全く新しい音楽ジャンルに挑む奏者がいた一方で、Olovは「伝統的な民族音楽=カッコいい」の構図を世の中に示し、民族音楽の魅力を若い世代へと伝えてきました。

動画はVäsen(ヴェーセン)という、30年以上続いているトリオでの演奏です。

Väsenの演奏は伝統曲に現代的なアレンジを加えたものやオリジナル曲が多いです。現代的なアレンジと、3人がそれぞれ大切にしてきた音色や奏法、その融合です。

 

EricもOlovも、ニッケルハルパを弾いている人で知らない人はいない、というくらいの人物です。

2つ目の動画は15分と長めですが、ニッケルハルパの音色と雰囲気だけでも感じてもらえたらと思っています。

 

いかがですか?

ニッケルハルパの音色と、音楽。

 

私が初めて聴いた時は、「線みたいな音色の細さとふわっと広がる響きが同居していて不思議な音だな」と思いました。

あまり聴いたことがなくて、少し独特。

また、動画では聴こえないかもしれませんが、キーの音がカチャカチャと鳴っているのがとても印象的でした。

 

演奏している曲自体、あまり聴き慣れなくて最初はよくわからないかもしれません。

それで大丈夫なんです。

私も、スウェーデンの民族音楽に最初の瞬間から「ピンと」きた訳ではなく

「よくわからないなあ…」というところからじわじわと気になり始め、気付いたら癖になっていたという感じでした。

そんなに好きじゃなかった曲もだんだん好きになっていき、

もともと良いなと思っていた曲は更に良いなと思うようになりました。

(もちろん、最初から一目惚れで好きになる方もいます)

 

ニッケルハルパの音色もスウェーデンの民族音楽も、聴けば聴くほど好きになるものだと思います。

これは音楽全般に対して言えることかもしれません。

 

ニッケルハルパ奏者の動画については、「スウェーデンの奏者の動画集1」「動画集2」「動画集3」でもご紹介しています。

そちらもぜひご覧ください!

独特なニッケルハルパの音色。

この音色を生み出しているものは、何なのでしょうか。

 

次は、音色作りにも関係している、楽器の構造としての特徴的な点をご説明します。

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