峰村茜のホームページへようこそ!どうぞごゆっくりご覧ください。

曲名について

曲名について

スウェーデン民族音楽は誰が作曲したのかわからないような古い曲が多く、曲名が無いものがほとんどです。

(「通称」として「曲名っぽい名前」で呼ばれている古い曲はあります。また、近年作曲された曲は曲名がつけられているものが多いです)

 

ではどのように曲を呼び分けているかというと、以下のようなものが代表的です。

①曲の種類 + efter + 曲を伝えた人の名前

②曲の種類 + från + 地名

③曲の種類 + av + 作曲者の名前

 

①曲の種類 + efter +  曲を伝えた人の名前

スウェーデン語の単語「efter(エフテル)」は、英語の「after」に当たります。

曲の種類(PolskaやValsなど)の後ろに「efter」がついている場合、その後にくるのは「その曲を伝えた人やその曲を教えてくれた人の名前」です。

これは「○○さんが伝えた曲」「○○さんに教わった曲」「○○伝承の曲」という意味があります。

例:Polska efter Byss-Calle(=ビスカッレが伝えたポルスカ)

この「人名」部分には、原則的にはその曲を一番古く弾いていた人の名前を入れることが多いです。

もしくは、あえて自分が誰に教わったのかを明確に示したい場合だけ、教えてくれた人の名前を入れたりします。

多くの曲を伝えた奏者もいるので、その場合はその人が伝えた曲が基本全て同じ曲名になっています。

 

②曲の種類 + från + 地名

スウェーデン語の単語「från(フロン)」は、英語の「from」に当たります。

「från + 地名」で「○○という地域で伝えられてきた曲」という意味があります。

例:Schottis frrån Härjedalen(ヘリエダーレン地方のショッティス)

③曲の種類(曲名) + av + 作曲者の名前

スウェーデン語の単語「av(アヴ)」は英語の「of」に当たります。

曲の種類の後ろに「av」がついている場合、その後にくるのは「作曲者の名前」です。

これは文字通り「○○さんが作った曲」という意味があります。

例:Karolinermarschen av Eric Sahlström(エリック・サールストルム作曲のカロリーネルマルシェン)

作曲者がわかる場合は固有の曲名もつけられている曲が多いので、曲の種類ではなくて「曲名(固有名詞) + av + 作曲者名」となっていることが多いです。

外国語の曲名は呪文みたい思えますが、少しでも意味がわかると少し違って見えてきます。

ぜひ活用してください!

2020年9月更新