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私が楽器を弾き比べた際に注目したポイント

「ニッケルハルパを始めたい人へ」の記事内で、ニッケルハルパの購入に関する情報をご紹介しました。

ニッケルハルパは注文での購入が多いので、楽器を弾き比べる機会は少なく出逢いは一期一会です。

弾き比べられる状況でも、販売されている楽器のタイミングには偶然の要素が大きいと思います。

ですが、購入を検討している場合もしていない場合も、楽器を見る際に役立つ基本的なポイントがあります。

これらのちょっとしたポイントを頭に入れておくだけで、楽器を見る際の目安になるかと思います。

「自分にとって最重要の決め手は何なのか?」を考えながら、参考にしていただければ幸いです。

2020年9月更新

ポイント1.楽器の重さ

ニッケルハルパは基本的に首からストラップをかけて演奏しますので、楽器の重量が軽ければ軽いほど身体への負担が少ないです。

私の思う目安としては、重さが2kgを切るものは最軽量。一般的には2~3kgのものが多く、3kgを超えると重く感じます。

特に女性には軽い楽器が好まれることが多いです。

ただし、重い楽器が一概に悪いともいえません

なぜなら、重くてサイズも大きめの楽器は音が大きく音色も響く場合があるからです。

また、立って演奏する場合には首からストラップをかけないと演奏できませんが、座った時にはストラップを使用せずに膝の上に置いて演奏する人もいます。

つまり「立って演奏せずに、座って膝の上に楽器を置いて演奏する」ことが多い人、また「徒歩や電車移動での楽器の持ち運びがあまり無く、車移動が多い人」であれば、重さは気にならないかもしれません。

軽い楽器=身体への負担が少ない。持ち運びしやすい。

重い楽器=身体への負担はあるが奏法次第で軽減できる。音が良い場合がある。

ポイント2.楽器の幅・大きさ

幅も楽器によって少しずつ違うのですが、楽器の幅や楽器の厚みが違う=高音のキーへの距離感が違うと考えて良いと思います。

私が「楽器の幅」といっているのはここです。

この幅や楽器の厚みが結構あると、高音のキーへの距離が少し長くなりますので、左手の指がキーまで届きにくく感じることがあります。

これは特に体格が小さめの人(腕が短めの人も)に関係してきます。

もちろん奏法を改善していくと自然と指が届きやすくなるものではありますが、改善するよりも前に弾く気がそがれてしまうと勿体ないので、弾き比べることができるのならぜひこの点にも注目してみてください。

見た目で少しでも幅が違うと、弾いた感じがかなり違うと思います。

反対に、身長が高かったり体格が大きめの人、腕が長い人にはどちらでも問題ないかなと思います。

 

また、「楽器自体の大きさがどうしても大きすぎる」という人向けに3/4(4分の3)サイズというものも存在しています

このサイズの楽器、スウェーデンでは私は見かけなかったのですが、ちゃんと通常サイズの楽器を作っているスウェーデン人製作家が作っていて、日本でも取り扱いがあるようです。

「通常サイズのものだと大きすぎて弾きにくい」という方は3/4サイズも検討してみても良いかもしれません。

体格が小さい人は、楽器の幅が太いと高音に指が届きにくい場合がある。

楽器が大きすぎて弾きにくいという人は、3/4サイズも検討してみても良いかも。

ポイント3.キーの大きさと間隔

キーの大きさ(キーの横幅)も楽器それぞれに違います。

一般的に、指が細めの人にはキーの大きさが大きめの楽器の方が弾きやすく、指が太めの人にはキーの大きさが小さめの楽器の方が弾きやすいと言われる傾向があります。

これはなぜかというと、キーの大きさがキーの間隔(キーの間のすきま)とも関係しているからです。

 

キーが小さくても大きくても楽器の長さは変わらないので、キーが大きいとキーの間隔が狭くなり、キーが小さいとキーの間隔が広くなります。

キーの間隔の違いが弾く際にどう影響するかというと、このような感じです。

【キーの間隔が広い(キーが小さい)場合】

指が細い人は、キーの間に指が入ってしまい弾きにくいことがある。

【キーの間隔が狭い(キーが大きい)場合】

指が太い人は、一つのキーを押した際に隣のキーにも指が触れてしまい弾きにくい

このことから、指の細い人にとってはキーがある程度大きめ(キー同士の間隔が狭め)の方が弾きやすく、指の太い人にとってはキーがある程度小さめ(キー同士の間隔が広め)の方が弾きやすい傾向にあるというわけです。

(写真の楽器は私のもので、キーはやや大きめのタイプになっています)

 

ただし、これも先ほどの話と同様慣れれば問題ないこともありますので、必ずしもこういうものを選ぶべき!という訳ではありません。が、わかったうえで選ぶのと何も知らずに選ぶのとでは心持ちが変わってきますので、お伝えしておきます。

「指が細い人・太い人」という表現で書きましたが、指の太さというよりは「自分にとってはどういうものの方が弾きやすいかな?」と考えながら弾いてみると良いです。

指が細めの人→キーがある程度大きめ(キー同士の間隔が狭め)の方が弾きやすいかも

指が太めの人→キーがある程度小さめ(キー同士の間隔が広め)の方が弾きやすいかも

ポイント4.音色

最後は音色です。

音色が気に入るかどうかはやはり大切です。

音の柔らかさや鋭さ、響き方、音量の大きさなど。古き良きみたいな感じの音色の楽器もあるし、現代的な感じの音色の楽器もあります。

音色に関しては感覚と好みです。

 

ただ注意してほしいのは、出来立ての新しい楽器を弾く時

楽器は基本的に年数を経るごとに音色が良くなる傾向にありますので、新しい出来立ての楽器はその楽器本来の音色をまだ全く発揮できていません

なので、新しい楽器は「来年、再来年にはもっと良い音色になる可能性がある」ということを念頭に置いて弾いてみると良いかなと思います。

私の楽器も出来てすぐの頃は音が若く、キンキンしていて音も小さめでした。でもその状態がすぐに変わることはわかっていたので、気にしていませんでした。自分の技術の問題もありましたし。

新しい楽器を弾く時は長い目で見ると良いです。

自分で選ぶのが大事

以上4点のポイントをご説明しましたが、一番大事なのは自分にとっての優先順位を考え、自分で選ぶということです。

「何よりもまず軽い楽器が良い」とか、「音色が気に入るものが一番」とか。

もちろん「値段」もとても大切ですし、「この製作家のデザインが好きだから」とかでも良いと思います。色とか。

一般的に良い楽器/悪い楽器というのはありますが、ひどい粗悪品はそもそも日本に輸入されてくる機会もありませんので、自分がその楽器に愛着を持てるかどうかが大事かなと私は思います。

あとは楽器との出逢いのタイミングです。

「私が楽器を弾き比べた際に注目したポイント」の記事は以上です。

これは私自身が楽器の購入を決める前に、友人・知人の楽器を弾き比べさせてもらった際に見たポイントです。人によってはまた違った視点をお持ちかもしれません。

楽器の購入を検討されている方や、購入するつもりは無いけれど弾き比べる際のポイントを知りたい、という方のお役に立てていましたら幸いです。

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