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ハモリ(ステンマ)が思いつかない時は徹底的に弾きまくれ

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

人と合わせる時は事前にハモリ(ステンマと言う)を自分で考えていくのですが、それが全然思いつかない時があります。

思いつかない時に私がやることは、ずばり「納得がいくまで何回も弾く」です。

あとは気分転換に好きな曲を聴く(ジャンルはなんでもいいから脳をワクワクさせる)。

それくらいです。

以前は、何かハモリを思いつくための魔法の仕掛けがあるんじゃないかとか(コード進行を考えるとか)、楽な方法があるんじゃないかと思っていましたが、今のところ見つけていません。たぶん無いと思います(コツやヒントはあるだろうけど)。

方法とかではなく、とにかく音を出しながら自分の感覚を信じてやることにしています。

例えば3度や5度でハモる(つまりド←ミかソでハモるとか)ことも手段の一つですが、全部それだとハモリの流れが無くなってしまいます。

私はハモリ自体の流れや盛り上がり、メロディとのシンクロ具合と独立具合のバランスが大事だと思っていて、良いハモリというのはそのバランスが絶妙です。

そのバランスをどうやって見るのかというと、それが自分の感覚に従うということです。ここで上がりたいのか、下がりたいのか?ここはメロディに寄り添いたいのか、それとも独自路線で別ルートを迂回して最終的にメロディと合流するのか、もしくは合流すらしないのか?息をひそめたいのか、がちゃがちゃ動きたいのか?おしとやかにいくのか、それとも愉快なおじさん風にいくのか?などなど。

音が変でなくても自分自身で微妙だなあと思っているものはやっぱり微妙なんだろうし、違うなあと思うものはきっと違うのです。そこは自分の感覚を信じます。

何も思いつかない時というのはそもそも流れや方向性が全然見えていません。しかし、その微妙だなと思うものをやり直しながら何回も何回もやっていると、「ハモリの流れ」の破片みたいなものがきらりと見えてくる時があります。あ、そうそうこういう感じ、と思ったらそこから繋げる先(もしくはそこに繋げるための道すじ)を地道に探していきます。そうやってちょっとずつ形にしていきます(私の場合。人によって違うと思う)。

曲を作る時もハモリを作る時も、私はあまり「作る」と思ってはおらず、「掘り出す」という感覚に近いです。それは既にそこにある。あとは私が見つけられるかどうか。

あ、あともう一つ大事なことがありました。「自分を良い状態にする」です。

自分にはできないんじゃないか?という思考を一旦停止する。不安を手放す。そして身体の緊張に気付いてあげる。特に煮詰まっている時はだいたい身体も緊張状態にあるので、そこに気付いてあげるだけでも結構良くなります。

そのような感じで今日も弾いております。良いハモリが思い浮かぶと本当にテンションあがります。

97曲目は「Vals efter Gås-Anders」です。Gås-Andersは19世紀のフィドル奏者。Uppland(ウップランド地方)の人でとても有名な人です。Björklingeという地域の教会の外に彼の銅像があり、その銅像の前を通る時には挨拶をしなければいけないと言われています。(今日のブログの写真がGås-Andersの像です)

この曲も、いかにもGås-Andersという感じのワルツです。明るくて速め。

今日もお読みいただきありがとうございます!