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日々の練習方法について。その2

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

練習中や練習の合間に私がよく使うのが、「Amazing Slow Downer(アメージング・スロー・ダウナー)」というアプリです。曲の音程を変えたり、スピードを変えたり、範囲を指定してループしたり、右と左の音量バランスを変えたりできます。Spotifyの音楽も再生できます。

私は趣味で弾く曲以外は、練習する時にまずゆっくりで練習し、納得のいく音色やニュアンスや感触になったら少し速くする、という方法をとることが多いため、速さが変えられるのはとても便利です。あと、留学先での先生の録音がゆっくりバージョンしか録れていないものもあるので、その場合はテンポを速めて、インテンポにして聴いてます。あと私はあまり使いませんが、曲のキーを変えられるのもすごいと思います。

速度を変えると音質はぼわぼわしたりしますが、それを差し引いてもとても役立つアプリです。

練習している時以外はインテンポで曲を聴いて、練習する時はそのインテンポでのニュアンスを再現できるように気をつけながら、ゆっくりからスタートします。その際、練習の成果がわかりやすいように、1回目だけあえてインテンポで弾いてみて今の自分の弾き方(だめなところなど)を一度知っておく、というのもします。

留学中の先生(奏者達)の録音を聴いていて「おぉ」と思うのが、ゆっくりな録音をそのまま速く再生しても、ちゃんと曲になっているということです。つまり生徒に見せるためにゆっくり弾いている時でも、インテンポの時と弾き方をあまり変えていないということになります。

ゆっくり練習する場合は、それがとても大事なことだと思います。「インテンポの時に弾きたい方法で」練習します。

また、ゆっくりの時もインテンポの時も、拍はあくまでも目安的に考えます。拍は確かに存在しているのですが、「拍に合わせる」という考え方ではなく、音楽を作っていけば結果的にそれが拍と合う(拍を生み出す)という感じです。(これは私が考えたわけではなく、人の意見を聞いて「なるほど」と思いました)

拍を生み出すような弾き方というのも、ニュアンス作りの一部になるし、それをやるためには基本的な音の出し方も一つ一つ確認する必要があります。

上達具合は階段状になっていて、しかも「次の段しか見えない階段」になっていると思います。今見えている課題をクリアすると、次に出てくるのは「さきほどまでの自分には見えていなかった課題」であることが多いと感じます。

一つ一つの段は反対向きになっていることも多く、昨日まで考えていた課題と今日見えてくる課題は全然別方向な時もあります。でも目の前のそれをこなしていくと少しずつ両方の(相反するように思える技術)を共存させて使い分けることができるようになる、という気がします。その変化がおもしろいと思います。

今日の動画は「Väsen with Chris Thile」で「Flippen」です!Chris Thileという方(アメリカのミュージシャンだそうです)を私はあまり存じていなかったのですが、動画を見てすごく良いなと思いました。好きです。

私の動画は270曲目「Polska efter Kus-Erik」です!これもHälsingland(ヘルシングランド地方)の曲です!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

 



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