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楽器に自分の身体を合わせるではなく、自分の身体に楽器の角度を合わせる。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

楽器を中心に自分の身体(構え)を調整するのではなく、身体を中心にして楽器の位置を調整しよう、が今日の私のテーマでした。

ニッケルハルパは斜めの角度と三角形の位置関係ばかりなので、まっすぐに構えたい人にとってはなんじゃこりゃ?な角度が多いと思います。例えば楽器と身体の位置関係は平行ではありませんし、楽器自体も水平でも垂直でもなく地面からだいたい45度の角度、右と左もまっすぐではなく左(向かって右)が下がって斜めになっています。

でも、どんなに斜めでも、自分の身体自体を不自然に斜めに曲げたり傾けたり、無理なところに手や腕を持ってこようとはしなくて大丈夫なはずなんです。例えば上半身が右か左のどちらかに傾いていたり、どちらかの肩が異様に下がっていたりするのは、何かが不自然で上手くいっていない証拠です。

身体を斜めにする部位も無くはないのですが、それは例えば股関節をちょっと屈曲させて上半身を前傾させたり(それも人によります)左手を楽器に沿わせる際に腕を楽器に対して垂直にするのではなく斜めにさしこむ(文字だと良く伝わらないかもしれませんが)、など、不自然でないような動きのみになります。

私は動画を撮る際になるべく楽器をカメラに向けるようにするのですが(そうしないと楽器が斜めになってしまってあまり映らないので)、そうすると自分の身体全体が左斜め前を向く必要があります。なのに、それをせずに身体も無理やり正面を向こうとして、ちょっと変な感じになっていたなあということに最近気が付いたのです。

昨日書いた左肩もそうだし、左の股関節もそうで、楽器の角度に自分の身体を合わせて、左足を前に出して右足を退くというような感じで斜めにしていました。そうすると何がまずいかというと、身体が痛くなるだけでなく、楽器と自分の上半身が平行になり距離が近すぎてしまいます。すると、例えば左の指が高い音まで届かなかったり(楽器に自分の身体がぴったりくっついてしまって自分の身体が邪魔で指がいかない)、低音の弦を弾く際に弓が身体につきささる事態が起きます。

反対に、これが起きる人はもしかしたら私と同じことが起きているかもしれません。

具体的にどうしたら良いかというと、やっぱりまずは楽器を構えずに普通に立った状態をしっかり意識する。そのうえで楽器を持つ。その時に楽器に自分を合わせようとしすぎない(特に自分の身体の軸を意識する。軸が変にねじれているのは何かがうまくいっていないかも。あと、その状態で左右で足踏みしてみて身体がふらふらするならそれも一つの目安かも)。もし無理な態勢になりそうな時は断固拒否してもう一度楽器を持たない状態に戻ってみる。自分の身体が自然であり、楽器にも普通に指が届き、弓の先が身体にぶつからない、この角度を研究してみる。

(ちなみに私の場合は左と右の肩関節の具合と、股関節の感じが結構重要だと感じました)

と、ここまでさんざん書いておいてなんですが、一番大事なのは「あまり研究熱心になりすぎないこと」です。疲れちゃいますので。私、何度も疲れました。疲れすぎて楽器とともに眠りました(弾きながら)。


あとかなり大事だと思うのが、身体だけではなく精神的にも、「あまり楽器を中心に考えない」ことをおすすめします。楽器は大事です。でも一番大事なのは自分です。自分が弾きたいから楽器を弾くのです。自分の感情より楽器優先にして何かを我慢したり、練習のために何かを犠牲にするのはやめた方が良いです。自分を優先して、そのうえで、自分の楽しみのために楽器を弾くのです。より楽に、より自然に、より美しく。

今日は3曲撮りました。153曲目はクリスマスなので定番の「Julottan」、154曲目は「Vals efter Soling Anders (snyftvalsen)」、155曲目は「Randig kjortel」です!

今日もお読みいただき、ありがとうございます!