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演奏する時は常にaktivでいろ。Emilia Amperの「Spelpuma」を見て思うこと。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

ニッケルハルパ奏者のEmilia Amper(エミリア)の「Spelpuma(演奏するプーマ)」という曲があります。

最新アルバム(2016年頃)に収録されている曲ですが、LIVEなどではその前から弾いている曲です。この動画はスウェーデンのナショナルデーのイベントの開会式の一部みたいな感じだと思います(王室の方々も映っていますね)。

この動画を見ていてすごいなと思うのは、Emiliaが常に”aktiv(アクティーブ)”であることです。

スウェーデン語のaktivは日本語の「アクティブ」と似ているけど、少し違います。日本語だと「(人の性質として)積極的である、活動的である」という意味で使われることが多いですが、スウェーデン語の場合は「(人の状態として)はたらきかけ続けている」という意味があります。日本語だと「あの人はアクティブだ」ですが、スウェーデン語だと「音楽を演奏する時は常にaktivの状態でいろ」といった使い方になります。

「音楽を演奏する時はaktivでいろ」というのは私自身がスウェーデンで色々な人から聞いた言葉ですが、Emiliaは本当にそれをやっていてすごいなと思います。演奏中常にon(スウェーデン語でpå)の状態です。子供たちが入ってくる直前も”come on”のスウェーデン語の「Kom igen(コムイゲン)!」と叫んでいます。

ピアノを弾いている女性(マリーカ)も、スウェーデンの長寿音楽番組「Så ska det låta(「そうそうこのメロディ」)」でよくピアノを弾いている女性だなと思います(たぶんそれ以外でも有名だと思います)。ちなみにこの音楽番組は、ミュージシャン達がチーム対抗でイントロクイズや、一つの言葉から連想させる曲を当てるゲームをするものです。この番組がおもしろいのは、思いついた曲は全部ミュージシャンが自分で「歌って」示さなければいけないので(もちろん他の人の歌であることがほとんど。バックバンドはいて、なんでも即興で演奏します)、歌詞がわからなくても回答として間違っていてもなんでも、とにかくその場で歌って、なんなら会場全体を盛り上げるところまでしちゃうところです。

Emiliaが歩きながら弾いているのとか、色々動き回っているのもすごいです。動き回ること自体がすごいというよりも、「演奏している手と、歩いたり走ったりしている足の動きがつられていない」のがすごいです。私は結構つられます。つられないようにできたら良いな、と最近思っています。

とにかくずっと能動的。「hela tiden med(the whole time “with”)」とか「 hela tiden på(the whole time “on”)」とか言ったりしますが、本当にカッコいいなーといつも思います。楽しませてくれます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

224曲目は「Mora långdans」です!以前、番外編として歌で投稿しました。前半は一般的なメロディ(Moraのメロディ)、後半はSmålandのメロディです。この歌の歌詞がもともとSmålandのもので、そこにもとからつけられていたオリジナルメロディがこの後半部分の方だそうです。(でも一般的なのは前半の方)

 



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