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演奏に下半身の安定はとても大切だと思う。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

最近、下半身のちょっとしたトレーニングを家でしています。

筋トレとまではいかないくらいのゆるやかでちょっとした運動です。

YouTubeでトレーナーさんやマッサージ師さんや色々なプロの方がトレーニングやストレッチの動画をあげてくださっているので、自分に合うものを継続してやってみています。

私が取り組んでいる動画の運動自体は全然激しくないのですが、普段使えていなかった(でも本来は使うべき)筋肉に働きかけることになるので、見た目や感覚として効果が感じられるのはもちろん、普段の身体の使い方も良くなってきた気がするのと、演奏中の身体が安定してきました。


ニッケルハルパの演奏に下半身はあまり関係ないように思えるかもしれませんが、ちゃんと関係しています。

(おそらくどの楽器でも、歌でも、身体全体が関係しています)

ここからは専門的なことではなく、私の経験したことを書くのですが…

ニッケルハルパは首から楽器をさげて肩・腕・肘etc…などを使って弾きますが、下半身がうまく使えていないと、身体の下の部分=土台にあたるような部分がしっかりしないので、背骨を中心とした上半身全体がバランスをとるために不自然な状態(不自然な方向に力の入った状態)になってしまいます。

下半身で支えきれていない分、上半身が無理をする感じです。

私の身体もそうで、下半身がかなりふにゃふにゃであったので、不安定な土台の上に背骨があるような状態(すると私の場合は安定させるために、背骨がたいてい丸まって、かつ力が入る)、さらにそこから鎖骨や肩や腕が伸びているので、それらの動きも自由でなく、変な方向に固めてしまっていました。

それは椅子に座っている時も同じで、簡単に言うと骨盤が寝てしまうので、それにともなって背骨も丸まる、手や肘や肩もなんとなく身体の内側に抑え込むような感じになる、力が入って音も悪くなる、響きもなくなる(楽器を抱え込んでしまうので響きを止めてしまう)、しかも背骨が丸まるから弓先が身体に当たる、それを避けるために(身体に弓が当たらないように弾こうとして)弓の軌道がずれる、ますます音が悪くなる…

といったことが起きていました。

でもそこで背骨をまっすぐにしようと思ってしまうと、おそらく下半身ではなく腰のあたりに力が入ってしまって、腰を痛めてしまうような気もします。

こういった一連のこと、一応なんとなくわかってはいたのですが、下半身の運動を続けていてやっと本当に気がついたことでもあるのです。

背骨をまっすぐにする(のももちろん重要だけど)だけでなく、下半身がそもそも安定していないと背骨周辺(特に背中側の、腰や背中)に負担ばかりかけるようになる。

反対に言えば、下半身を安定させることで上半身が楽になる。


楽器のこともそうだし、そもそも下半身が冷え気味な私なので、健康のためにも続けていこうと思います。

私は以前毎日走っていた時期もあったのですが、その頃も下半身だけは全然やせず、疲労や冷えやむくみが蓄積されていて、変だなあと思っていました。おそらく下半身の筋肉がうまく使えていなかったのだと思います。

最近クーラーを使ったり、どうしても身体を冷やす機会が多いので、自分の健康第一で頑張ります。

今日の動画は「Valbopolska (efter Skoglund)」です。Gästrikland(イェストリークランド地方)のポルスカです。途中テンポがゆっくりになったり、また少し速まったりします。この曲を教えてくれた奏者はよくそういう弾き方で教えてくれて、その奏者もまたそういう弾き方を特徴とする、とある有名な奏者にたくさん曲を教わっていたからだと思います。でもその(私が直接教わった)奏者から、「受け継いだことや習ったことを全部背負おうとするとつぶれるから、自分に合う方法を探していけば良い」と言われたこともまた、とても印象深いです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!