今日は、私が最近新しく聴いているスウェーデンのアーティストを一組、ご紹介します。
「232 Strängar」というデュオです。
232 Strängar
フィドル・角笛(kohorn)等を演奏するFrida Höflingと、ピアノのEmma Engströmによるデュオです。
デュオの名前の意味は、「232本の弦」。自分たちが使っている楽器の弦の数を名前にしたそうです。
読み方は「232」は「tvåhundra trettiotvå(トゥヴォー・フンドラ・トレッティ・トゥヴォー)」、「Strängar」は「ストレンガル」です。(ライブ配信を参考に、読み方追記しました。1/31)
ピアノ、フィドル(おそらくハーディンフェーレも)、角笛、歌などを使い、スウェーデンのフォークミュージックを演奏しています。
”トラディショナルな曲とオリジナル曲の両方を、少し奇妙(curious)でメランコリックでリズミカルなアレンジで演奏している”とのことです。(YouTubeの英語での紹介動画の概要欄より)
代表的な曲が、おそらくたとえばこちら↑の「December」や、
こちら↑の「Lilla Grå / Prinsessan」など。
1曲がどれも5分超と、フォークミュージックの曲としては少し長めにも感じますが、それぞれにインプロヴィゼーション的要素をところどころ入れているように思います。
CDで同じバージョンを何回も聴くだけではなくて、生で聴くと演奏に毎回違いがあって、よりおもしろいのだろうな、という感じです。
現時点(2023年時点)でアルバムが2つほど出ているようですが、
- 「Spunnet」2016
- 「Svunnet」2020(→こちらはYouTubeのトピックの再生リストから聴けるみたいです)
どれも曲の展開がドラマチックな雰囲気のものが多いような印象を受けます。
また、上述の本人による紹介にもある通り、メランコリックな感じもあります。
↓こちらは、 「Polska efter Ola Persson i Tolånga(Trad.)」の特別動画だそうです。
2020年(色々自粛中の頃)に、この曲を使って、家で踊る人たちの様子を集めて動画にしたものだそうです。それぞれ好きな方法で踊っていて、スウェーデン式のダンスを踊る人もいれば、別のスタイルで踊っている人もいます。
私が普段よく聴くのはこちらです。
「Köksvalsen」(キッチンのワルツ)。
↓クリスマスの時期に、この曲に合わせてキッチンで踊る人達の様子を写した動画がこちらだそうです。演奏は上の動画と全く同じものですが、スウェーデンのクリスマスの時期のキッチンの様子が垣間見えて、心地よい感じがします。
ちなみにこのワルツの動画、2人が演奏している方の動画撮影・編集は、Bäckafallのニッケルハルパ奏者Samuel Lundhによるものだそうです。なんとなくそんな感じがします。
参考:Bäckafallの動画はこちらで少しご紹介しています→スウェーデンのニッケルハルパ奏者、動画紹介のページ(その3)
以上、私が最近聴いているアーティストを一組ご紹介しました。
ブログで書くにあたり、本当は色々な人を次々に紹介できたらいいなと思うのですが、私はどうやら新しく知った人や曲を何回もじっくり繰り返し聴くのが好きなようで、スローペースです。
色々な人に興味を向けつつ、一つ一つじっくり聴きながら、できる範囲でまたご紹介したいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。