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ニッケルハルパを弾いていて、実は対応に悩んでいること2つ

/ ニッケルハルパ奏者

今回は、「ニッケルハルパを弾いていてよく起きるけど、実は対応方法について真剣に悩んでいること」について2つ書きたいと思います。

他の人にとってはささいなことかもしれないのですが、私は悩んでしまっているんです。

①「この楽器っていくらするの?」に対する答え

ニッケルハルパを弾いていると、「この楽器っていくらするんですか?」と訊かれることがとてもよくあります。

これは楽器を買いたいというよりは、単純に好奇心というか、野次馬精神で訊いていることがほとんどだと思うのですが、私は楽器の値段を答えるのが非常に苦手なんです…。

正直言うと、毎回困ってしまいます。

ニッケルハルパの楽器の値段って、物によって違うんです。

購入する状況によっても違うし、「あまりいい加減なことを言いたくないな」と、つい思ってしまうのです。

以前は、こういう時に自分の楽器の値段を話していたのですが、実は自分の楽器の値段を人前で発表するのも、私めちゃくちゃ嫌なんですよね…。すみません。

自分の着ている服の値段を、公衆の面前で発表させられる(本当は言いたくないのに)、みたいな気持ち…。

「でもしょうがない、言わないと空気が悪くなるから答えなくちゃ」と思っていたのですが、そんなに身を削ってまで詳細に言わなくても良いのかな?と最近思ったりしています。

(今ちょっとネットで調べてみたら、他の人が値段を書いたりもしてくれているので、「調べてみてください~」くらいでも良いのかもしれませんね。責任転嫁みたいな感じですけど。それか、私も過去のブログや解説で値段を書いている記事があるかもしれません)

訊かれたことって、つい「期待に応えて答えなくちゃ」って思ってしまうんですけど、はぐらかすことは必ずしも悪いことではないし、必要なスキルでもあるのかなって思います。

次回訊かれたら、ちょっと頑張って自分の心を守りながら対応してみたいと思います。

②楽器を触られるのが嫌なのに、断りきれない時がある

これも、私の中ではとても重要でデリケートな問題なのですが。

私は、自分の楽器が触られるのがすごく苦手というか、嫌なんです…。

正直に言うと、楽器に触られると、「痴漢されている気持ちになる」んですよね。

演奏先でも、スタッフさんが理解のある場合とか、事前の打ち合わせでスタッフの方とそういう認識のすり合わせができている時は非常に安心なのですが、

以前、ある演奏先で、スタッフさん(かわいらしい女性の方)が、私の前を通った時に、無言で私の楽器のキーの部分をいきなり指ですーっと撫でながら通って行ったことがあって、本当にびっくりしました。

こういうタイプの痴漢っているよね、と思ってしまったし、化け物に背中を舐められたみたいな気持ちになって、ぞっとしました。

私は子どもがいないのでわかりませんが、もしかしたら「赤ちゃんを勝手に触られる親の気持ち」にも似ているのかもしれません。

あと、演奏先のスタッフさん主導で「ぜひ触らせてもらってくださいね~」とか言われてしまうと、「あ、触るのはNGで」とか後から言いにくいなあ~…と思います。

私が断れば良いんですけど、なんか断りにくいんですよね…。

私の周りのニッケルハルパを弾いている人は、こういうのが平気な方が多いので、私は「皆と同じようにできない私はなんて心が狭いんだ~!!」と思っていたのですが、しょうがない。

楽器に何かあってからだと、誰も幸せにならないので。

(触りたかったら、体験教室へいらしていただければ良いかなと思いますし…)

どこまでサービスするのか?というのは、人によって答えが違うと思いますが、私は私にできる範囲でやっていこうと思うし、断った方が良いことはきちんと断ろう、と思っています。


という感じで、私の悩みについて書いてみました。

ニッケルハルパはどうかわかりませんが、もしかしたら別の楽器で同じような悩みを持つ方がいらっしゃるかもと思ったので、今回ちょっと書いてみました。

①も②も状況や相手によっても少し変わるので、嫌じゃない時もあるんですけどね。

「本当は嫌なのに断れない」というのって、あまり良くないなと思うので、頑張って断ったり、上手くはぐらかせるようになろう、と思っています。