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メールは連絡手段でしかないので(相手のことを知るために)

/ ニッケルハルパ奏者

演奏活動を始めてから、メールで、まだお会いしたことの無い方とやりとりを重ねる機会が増えました。

ここまでの経験で思ったこと(学んだこと)を書きたいと思います。

メールは難しい

メールって難しいんだな、というのを実感しています。

以前は、「いや、難しくないはずだ!」みたいな、「いけるはずだ!」みたいな、謎の気合と思い込みでなんとか乗り切ろうとしていました(笑)

「メールくらいスマートに、スムーズにできるのが大人だ」と思っていたところがあったし、「演奏していきたいなら、このくらいサッとできなきゃダメだ」と思っていたところがあったんですよね。

でも自分に正直になってみたら、「やっぱり難しいな」と思って。

最近は難しいと思うことを自分に許しています。

難しいから、悩んでも良いし、時間がかかってしまっても良いよ、と自分に対して思うことにしています。

難しいポイント:相手のことがわからない

難しいなと感じる一番のポイントは、相手の方の顔や表情が見えないことですね。

顔や表情がわからないだけで、伝わらないことがたくさんあるんだなと感じています。

反対に、表情とか声とか仕草だけで伝わる情報ってすごく多いんだな、とも思います。

勝手に悪意を作り上げてしまうことがあった

私の場合、なぜか、相手のことをよく知らないだけで、悪意の無いメールに悪意があるように感じてしまったり、責められているように感じたり、要求されているように感じることが多かったんです。

で、そのことを最近自覚してきて、自覚するようになったら、メールのやりとりが少し楽になりました。

あれはなんなんですかね。

自分が普段、自分のことを責めているから、それをメールの相手に投影しているんでしょうか。

ちょっと自分が怖いなって思います。

相手はそういうつもりは一切ないのに、勝手に「責められている」と思ってしまうと、やりとりが色々おかしくなってしまうんですよね。

「自分が勝手にそう思っているだけだよ~、気を付けて~」と、自分に常に言うように心がけています。

また、もしかしたら相手にもそういうことが起きているかもしれないので、相手から何か過剰な反応があった場合でも、「まあ、そういうこともありますよね」くらいに思っていたいなと思っています。

メールは連絡手段でしかない

特にビジネスでやりとりするメールは、結局、連絡手段でしかないんですよね。

基本はテンプレ通りのやりとりというか、形式にのっとったやりとりをするので(それが適していて、スムーズなので)、自分の人間性とか相手の人間性を伝えるための手段では無いなと思います。

(たまたま人柄が伝わることもあると思いますが、基本的には伝わらないものだと思うので)

メールってそういうものだよね、っていうのを自分でわかっておくのが結構大事だと思っています。

会う機会を作れるならなるべく作る

そして、もし機会を作れるなら、できるだけお会いした方が良いなと今は思っています。

以前はそれがわからなくて、「効率を重視した方が良いのかな?(会わずに済むならその方が相手にとって良いのかな?)」と思って、会わずに済ませようとしていた時期もありました。

効率的でない自分をダメだと思ってしまう

話は少しそれるのですが、私、全然効率的な人間ではないんですよ。

「非効率なやり方で、地道にやっていって、手当たり次第やって、コツをつかむ」というのが好きなんです。足でかせぐというか。

無駄が好きというか、無駄を愛しているというか。

人生のキーワードは「地道」。

自分がそういう人間なので、非効率であることや、無駄があることを、反射的に「ダメ」だと思ってしまう癖があって。

つい、「効率的にならなきゃ!」って無意識に思ってしまうことが多かったんです。

それで、メールもできるだけ効率的に、会わなくて済むならそれで済ませた方が相手にとっても良いはずだ、と思っていたのですが、

やっぱりそれだと相手の意図を誤解してしまったり、スムーズにいくはずのことに自分で勝手に波風立ててしまうことがあって、逆なんだな、と思うようになりました。

効率的でない方がむしろ良い場合があって、たとえば、信頼関係を築くための行為(会話とか)って、無駄なことが多い方が相手に情報量が多く伝わるし、私も相手のことを知ることができて、結果的にその方が良かったりするんだな、って思います。

と言っても、できることや使える時間には限りがあるので、関係を築こうと思ってもあまり大したことはできないかもしれませんが、その方法の一つに「会う」というのがあり、一度お会いするだけでも全然違う、というのを感じているんです。

もしくは、電話とかZoomとかだけでも良いので。できるならした方が良いなと今は思っています。

相手のことを曲解してしまう自分を自覚する

とりあえず、最初にも書いた通り、「相手のことを曲解してしまいがちな自分」は確かにいる気がするので、それを自覚することも、大事だなと思っています。

全然だめなんですけどね(笑)できれば曲解したくないんですけど。

無意識にしちゃう時があるので、しょうがないですね。

自覚するだけでも、全然違うと思うので、これは意識していきたいです。

勝手に敵を作り上げるのをやめたいです。


過去に一度でもお会いしたことのある方とのやり取りだと、こういうことって起きにくいと思うのですが。

私の中では、メールでのやり取りって常に課題でもあったので、書いてみました。

つくづく、信頼関係ってすごく大きなテーマなんだと思っています。私にとってもですが、多くの人にとって。

私は、人に対して警戒心をすごく持っているし、面倒くさい人間関係を「嫌だ~!」と思っている一方で、人が好きなんだなとも感じています。

音楽やスウェーデンのことを通じて、たくさんの人に出会っていきたいです。