昨日はスウェーデンの伝統音楽バンドVästanå band(ヴェスタノー・バンド)のコンサートに行ったのですが、めちゃめちゃ楽しかったです。
北欧のミュージシャンのコンサートが日本(東京とか)で見られるのはとても嬉しいので、ぜひまた来てくれたら良いなと思います。
色々なミュージシャンの方に日本に来てもらいたいです。
さて、話は全然変わるのですが、今日は身体のことについて書きたいと思います。
私と身体のことについて
身体のことについて最近書いていなかったな、と思ったので、自己紹介(?)がてら、私と身体のことについて書いてみます。
私はスウェーデンの留学中にニッケルハルパを練習していて顎関節症になったり(自然と治りましたが)、もともとあった肩こりがさらに悪化したような感じになったので、日本に帰ってきてから1~2年間くらい、「音楽家のための身体の使い方のレッスン」に通っていました。
(そういうレッスンは、調べるとおそらくやっている方が何人かいらっしゃると思うので、興味のある方はぜひ調べてみてください。私は通っていて良かったと思うことがたくさんあり、とても有益だと思いました)
身体の使い方にはもともと興味があったので、身体の痛みを治すだけではなく、自分の演奏のポテンシャルを引き出すための方法を学ぶ場として、とても興味を持ちながら通っていました。
今は、その先生が個人レッスンをやめてしまったこともあり、私は特にそういったレッスンには通ってはいないのですが、基本的なことはそれまでにたくさん教えていただいたので、それらを使って自分なりに毎日身体感覚を意識しながら生活しています。
(睡眠中の本当に意識を失っている時以外は、私はわりといつも身体のことを意識はしています。意識しているだけなので、別に常に姿勢が良いとかそういうわけではないのですが。今どうなっているか、くらいはいつも考えています)
そういえば最近左肩の痛みが少し消えてきたかも、と思っている
で、人によって身体の痛みが出る部位が違うと思うのですが、私の場合は、たとえば肩こりを感じやすく、左右差で言えば右よりも左肩により痛みが出やすいんですね。
ニッケルハルパを弾いていると、わりと右肩が痛くなるという人が多い気がするのですが(生徒さんや周りの人の反応から)、私はその反対で、「左」なんです。
これはニッケルハルパを始める前からの身体の癖だと思います。
その左肩が数年間ずっと痛くて、「もうこれはしょうがないのかな~」と思っていたのですが、最近少しずつ良くなってきたんですよね。
完全に痛みが無くなったわけではなくて、状況によってこりやすかったり、こる日とこらない日があったりするのですが、私なりに1つ、「これは意識すると良いかも」と思ったことを書いてみます。
胸椎(きょうつい)を意識する
左肩が痛くなると書きましたが、実は左とか右とかにあまり関係なく、「胸椎(きょうつい)」を意識するようにしたら、肩こりが全体的に良くなるし、自分の身体のバランスが良くなるなと思いました。
胸椎というのは、背骨の中の、胸のあたりの部分を指しています。
(首のあたりが頸椎、腰のあたりが腰椎なので、その間です)
猫背になった時、ちょうど丸まってしまうあたりですね。
猫背の感じで丸まってしまうと肩がこる
私はそこが、本当に「ザ・猫背」の感じで丸まってしまって、胸椎が「後ろ・奥」にいく感じになりやすいんです。
と言っても、実際には身体の中の胸椎の位置は変わらないですし、胸椎自体が本来後ろにカーブしているような形なんですけど、感覚として、「みぞおちの辺りや胸がかなり丸まって後ろに引っ込んで、首が前に出ている感じ」と言えば良いでしょうか。背骨全体が丸まっている感じ。
胸をはる、の反対バージョンです。
私はそういう姿勢になりやすいのですが、これをやると肩こりがひどくなるんですよね。
みぞおちのあたりを意識する感じ
なので、「胸をはる」の、胸ではなくて「みぞおち」の部分をはるような感じというか。
みそおちを、背中側から「トン」と誰かに少し指で前に押されている感じ?みたいなのを意識すると、私の場合は胸椎のバランスが良くなるんですよね。
バストの下、「みぞおちのあたり」が少し前に出る感じ、そして同時に、肘が自然と後ろにいく感じ、ですかね。胸も自然とひらきます。
おそらく腹筋や背筋がちゃんとある方はこの点大丈夫なのかもしれないのですが、私は腹筋も背筋も残念ながらあまり無い(たまにちょっと筋トレするくらい…)ので、そういう人はちょっとこの辺を意識すると肩こりが楽になる、かもしれません。
(言葉で書くと難しいのと、変な情報を与えてかえって痛くさせてしまうと申し訳ないのですが)
私はこの感じを意識すると、普段から生活しやすくなるなと感じています。
「胸をはる」と思うと、私は胸とか首とかあごに力が入ってしまうので。
胸をはるよりは、この「みぞおちの辺りがきゅっとなる(ちょっと力が入る、ちょっと引き上げられる)感じ」を意識するのが良いかな、と思っています。
身体のことは急には変えられませんが、ちょっと意識して「良くなったかも」と思えたらそれはすごく良いことなので、ゆるいペースで少しずつ楽にしていけたら良いと思っています。
身体のことについてでした。
私は身体のことの専門家ではないので、わかりやすく専門的に説明するまでは難しいかもしれませんが、レッスンの時などに気になることがあればご相談ください。
私も色々な痛みに悩んできたので、即解決は難しいかもしれませんが、何かお役に立てるかもしれません。
実は身体のレッスンでは、自分の身体の解決だけではなくて、「(身体のことについて)レッスンをする/教える人」用のグループレッスンの講座も受けていたんですよね。お互いに相手の痛みを解決し合う(それを先生がさらに見ていてアドバイスされる)という。
身体のことも意識しつつ、楽しく弾いていきたいと思います。