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動画レッスンで準備していること

/ ニッケルハルパ奏者

東京は毎日曇り空が続いてちょっとどんよりしますね。でも晴天で暑くなるよりはマシですかね。

冒頭の写真はスウェーデンのヘルシンボリの写真です。スウェーデンの景色を見ると癒されます。

さて、私は、「動画レッスン」という形態でもレッスンをさせていただいているのですが、今回は動画レッスンの準備方法について、簡単にご紹介したいと思います。

2カ月前に曲決め、1カ月前に撮影

動画は、リリースする月の前月に撮影しているので、約2カ月前に曲を決めて、約1カ月前に撮影をしています。

(ちょうどこの前、次の7月分の動画を撮影しました)

動画の撮影・編集、その他ポータルサイトの管理などの事務全般はレソノサウンドさんにお願いしていて、私は曲や内容を決めたり準備するのを担当しています。

曲や内容に関しては、私の方で本当に自由にやらせていただいているので、ありがたいです。

曲決めも、迷う時とすんなり決まる時とあるのですが、数か月分の曲の種類や雰囲気を見ながら、あまり同じようなものが並ばないように意識して決めています。

ちなみに次に撮る分(8月分)の曲もかなり迷いましたが、先日決めました。どうぞお楽しみに。

約2か月前に曲を決めたら、そこから撮影までの間に、準備をします。

準備

レッスン内容の準備ですが、こんなことをやっています。

  1. ホワイトボードに書く内容を決める・調べる
  2. メロディ(細かい部分の弾き方含む)を決める
  3. ボーイングを決める
  4. 教える時のフレーズの区切り方を考える
  5. 指使いを意識する(注意が必要なものなども)
  6. アンドラステンマ(ハモリのパート)を考える・決める
  7. 曲のポイントを考える

こんな感じです。決めることがたくさんあります(笑)

メロディやボーイングは、実際にはいくつもバリエーションがあるのですが、動画レッスン中は一つに絞るようにしているので、どのパターンでいこうか?というのを決めています。

その他の項目も含めて、他の人の演奏を色々見たり調べたりして参考にしながら、最終的には自分がその曲を練習して思ったこと・感じたこと・難しかったこと・伝えたいポイントなどを整理して(絞って)、レッスンに組み込んでいます。

「決める」と書いたのですが、実際には私の場合は、とにかく弾きます。

レッスンを念頭に置いたうえで、自分がその曲をたくさん弾いて、練習して、その中で「こうかな」と思うものを最終的に決めていく感じです。

私自身が納得していたいので、納得するためには時間をかけて実際に弾いていくしかないんですよね。

なので、基本的にはたくさん練習しながら、「こういう風にお伝えしようかな」というのを、イメージトレーニングして自分の中で作っていきます。

伝える順番などをメモ。悩むことは事前に悩んでおく

1~7について、実際に撮影中に言うべきことや流れが決まったら、それをスマホにメモしておいて、撮影の合間にそのメモをちょこちょこ確認しながらすすめるようにします。

内容だけではなくて、それを伝えるためにどういう順番で話そうとか、そういうことも考えています。

以前は「だいたいの内容を決めたら、あとは本番の流れで…」という感じでやっていたのですが、伝えることや順番を整理してから臨んだ方が良いな、ということに気づきました。

流れで話してしまうと、ダラダラ話してしまって無駄な言い回しが増えてしまうので、言いたいことや伝える順番をピンポイントで、事前に整理するようになりました。

どうせ悩むなら、本番中に悩むのではなくて、事前に悩んでおいた方が良いんですよね。

動画レッスンだけではなくて、演奏などでもそうなのですが、私は一人リハをよくやります。

本番のつもりで話しながらやってみると、案外、自分が迷う(話そうかどうか迷う)事柄がたくさん出てくることに気づくんですよね。

それを、事前にたくさん悩んでおくことで、本番中はすっきりと進行できます。

悩む事柄は事前にたくさん悩んでおいて、最終的には決めて、本番に臨みます。

大事なのは、自分がその曲と向き合っておくこと

準備で大事なのは、練習も含めて、自分がその曲と1カ月かけて向き合っておくことだと思っています。

動画レッスンって、相手の反応が見えない状態で、全部自分主導ですすめなければいけないので、自分の気を確かに持っていないと、動画のテンポが悪くなってしまったり、大事なところで説明不足になってしまうんですよね。

なので、だいたいここでこういう風にする、というのを、自分の中でシミュレーションしておくようにしています。

また、私は、何事もとにかく準備が大事だと思っているのですが、準備の際に「決める」ということも大切にしています。

決めるのって、勇気が要るし、ちょっと怖いので、避けたくなるんですけど、特に動画レッスンの場合は、「決めておく」ことから逃げない方が良いと思っています。

悩んだうえで、決めておくと、安心して進められるので。

決めたことを、本番中に変えるのは全然良いのですが、どうせ変えるからと思って決めないでやるとグダグダになってしまうんですよね。

「準備不足」であることと、「即興で何かをやる」ことは別物なので、自分なりにしっかり準備して臨みたいな、といつも思っています。


こんな感じで、私は普段動画レッスンを準備しています。

準備した後は、撮影して、編集してもらって、編集後の動画をチェックして、ブログを書いて、などがあります。

動画のチェックも、以前は自分の動画を見るのが死ぬほど恥ずかしかったので、かなり勇気を出してチェックしていたのですが、最近は少しは慣れてきた気がします。

先日、楽会にいらした方(動画レッスンを受講してくださっている方々)にもお伝えしたのですが、動画レッスンも、ぜひご自身のペースで楽しく使っていただけると嬉しいです。

好きな曲とか、できそうな曲などを選んで、つまみ食い的に楽しんでいただいて全然OKなので、好きに使ってくださいね。

音楽も、楽器も、ぜひ楽しんでいただけたら良いなと思っています!