「ブログに何を書くか?」というのを私は毎日考えているのですが、テーマがパッと思いつく時もあれば、「あれについて書きたいけど、たぶん今の私には(スウェーデン語の能力的に)無理だろうな…」とか「そもそも情報が無いだろうな…」みたいに思う時もしょっちゅうなんですね。
あとは単純に「これについて書いてもつまらないかな…?」とか、「時間がない」とかもよくあります。
そんな、ブログを書く上で考えているあれこれを今回はさらしてみたいと思います。
調べる&調べる&調べる
ニッケルハルパやスウェーデンの伝統音楽について紹介している時点で、もう必ずこうなる運命だと思うのですが、とにかく「調べる」ことに時間が費やされます。
調べないとわからないんですね。ほとんど何も(笑)
まず、テーマを思いつくために調べます。なんでも良いので、自分の興味をひくテーマとか、読んでくださる方にとって興味のわきそうなテーマとか。
あとは、伝統音楽の話をする際に紹介しておいた方が良い単語や話題についてとか。
調べながら、考えながら、調べます。
うーん…って感じで。
YouTube上でも、誰か「伝統音楽の奏者が答えているインタビュー」とか、「昔のTV映像」とか、「誰かの演奏」とか、見かけたらとりあえず見るようにしています。使うかどうかは見てみないとわからないので、使わないことも多いのですが。
(「使わない」というのは、内容がだめというのではなくて、たとえば昔の奏者のインタビューで「スウェーデン語が方言すぎて私に理解できない」とか、「インタビュー映像が短すぎて(もしくは長すぎて)どうやってブログに取り入れたら良いかわからない」とか、そういう理由であることが多いです)
で、いざテーマを思いついて、それを紹介しようとなった場合も、やはりそれについて調べることが出てくるので、最初から最後まで調べっぱなしですね。
スウェーデン語の意味、風習、地名、など。調べるさきの文章もスウェーデン語なので、そのスウェーデン語のだいたいの意味など。
(と言っても、全部をきちんと調べると終わらないので、普段は感覚でスウェーデン語を聞いたり読んだりしていて、大事なところだけ調べるようにしています)
私の場合は、テーマを思いついて、ある程度「信頼できそうな情報源がある」と確信できたり、自分の知らないことが出てきて「へえ~」と思ったりすると、紹介することに火がつきやすいのですが、何も情報が出てこないと「もう時間がないのに、どうしよう~」と焦ります。
それでもやるしかないわけですが。
スウェーデンの伝統音楽に限らず、何か発信とかアウトプット系のことをされている方は、皆さん多かれ少なかれこういう経験をされているのだと思います。
「間違い」だらけになったとしても、それを受け入れる
これも調べることと関連していますが、どうしても「間違えたことを発信してしまう」ことってあると思うんです。
自分の勘違いだったとか、調べた先の情報が違っていたとか。
(ニッケルハルパやスウェーデンの伝統音楽に関しては、正直なところ、間違えずに完璧に発信する方が無理だと思います。言語が「外国語」というのが結構大きいです)
間違えないようになるべく事前に努力したり準備することは大事なのですが、間違えること自体を怖れていると、結局「何もしない」ってなってしまって、それってやっぱりもったいないんですね。
私も放っておくとすぐそうなってしまうのですが。
なので、「間違えてしまうこともある」ということを受け入れるしかないと思っています。
そして、「気づいた時に訂正すれば良い」です。
それしかないですね。
(伝統音楽自体は、「情報が錯そうしている世界」(人によって言うことが違う世界)なので、そういう意味では「間違った情報」というのは無いのですが、やっぱり「言語」ですね。言語の解釈として、「明らかに間違った訳」というのは出てきてしまいますし、その他単純に年代の表記ミスとか、勘違いによる書き間違いとかは発生しますので、そういう意味での間違いの話です)
私は、基本的にブログを夜書いて、だいたい寝る時間までに書き終わらないので、朝起きてから続きを書いてそのまま公開(予約投稿)にしているのですが、いつも寝る時に「あれって合ってるよな…?」「あれ、やっぱり間違ってるかも」とよく思いますし、公開にした後でも「あ…あれちょっと不安だから調べ直しておくか」と思って調べたら普通に間違えていた、なんてことがあります。
配信コンサートの訳もいくつか書いていますが、見直したら自分の間違いに気づきそうで怖くて読みなおせなかったりします。
(本当に必要があれば読み直しますが)
全部の記事を見返して直すとかは無理なので、気づいた時に訂正するだけで充分、と思うことにしています。
「時間で区切る」は良い解決法の一つ
私は完璧主義なので、とにかくなんでも完璧にやろうとしてだいたい時間切れになって終わるのですが、最近思うのです。
「時間で区切る」というのは、完璧主義者にとってはとても良い解決方法の1つなのではないか?と。
私の場合は、とにかく「寝る時間をできるだけ削らない」ことと、「その日の朝にブログを公開する」ことを基本としていまして(その日の昼間や夜まで公開を持ち越さない)、
「寝る時間」は実はつい最近まで削ってしまっていたのですが、やっぱり良くないなと思うので、あまり削らずにできる範囲でやろう、と思っています。
時間で区切ると、もうクオリティがなんだとか四の五の言ってられないので、とにかくなんでも良いから発信じゃ!となり、そうなると実際のところ火事場の馬鹿力みたいな感じになるのですが、そういうドタバタの中で発信したものも、後から見返すと悪くないかもしれない、と思うんですね。
そういうのを積み重ねていくと、いつかそのうち何かになるんじゃないかとか、誰かの役に立てるかもしれない、と思うわけです。
なので、「時間で区切ってとりあえずやる」というのは、私のようなタイプの人にとってはかなり苦しいかと思いますが、その方法に慣れた時、きっと気分が良いし、自分の成長を感じられるのではないかな?と思っています。
最終的にはなんでも良い
最終的には、「なんでも良い」と思っています。
発信するテーマも、発信の仕方も。
(※炎上や、個人情報漏洩や、犯罪に関するものでなければ)
「なんでも良いから、とりあえず行動したもん勝ちだ」という、半ば自分の願望のような気持ちを胸に抱いて、私はとりあえず今日も発信をしよう、と思っています。
(なんでも良いとは思いつつ、私の場合は、やはり「伝統音楽やニッケルハルパ関係の話題」が中心になると思いますが)
数日前からちょっとずつ見ているYouTubeのインタビュー動画で、Väsen(ヴェーセン)というスウェーデンの伝統音楽バンドの元メンバーのRoger Tallroth(ローゲル・タルロート)がオンラインでインタビューに応えている動画があるのですが(長いのでまだ半分しか見ていません)、その中で「インスピレーションはどうやって得ているか?」と質問された時に、
「とりあえず楽器を持って、椅子に座って、時間を決めて、『何か』をやるよ」
(=インスピレーションが湧くまで何もせずに待つのではなく、とりあえず何かやる。やるとアイディアが出てくる)
と言っていて、「やっぱり。さすが」と思いました。
そういう答えを聞くと私は嬉しくなるんですね。
そのインタビューも、いつか簡単にブログで内容が紹介できたら良いなと思って見始めたのですが(Rogerのファンの方は日本にも多いと思うので)、動画が結構長いので、実現するかどうかはわかりませんが…。できればやりたいですね。とりあえず見終えてから考えたいと思います。
今回は、ブログや発信をするうえで私が考えているあれこれについて書いてみました。
もしも「何か発信したいけど何をしたら良いかわからない」と思っている方がいらっしゃれば、そういう方の背中を押せればと思っています。
参考にしていただけましたら幸いです。
