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ニッケルハルパの本を読んで考えたことなど

/ ニッケルハルパ奏者

今年はニッケルハルパや、ニッケルハルパが伝わるウップランド地方のことをもっと知りたいと思って、この前、シェッルンゲ教会のレリーフ(「ニッケルハルパに似ている楽器が見てとれる最古の例」と言われるもの)についてブログに書きました。

Källunge(シェッルンゲ)教会のレリーフについて①

Källunge(シェッルンゲ)教会のレリーフについて②

その記事でも書きましたが、このレリーフの存在、私の中では数年間ずっと闇に葬っていたというか、「なんか有名だけど、放置!」と思っていたものだったので、調べることができてすっきりしました。

本の中の世界ではなくて、現実に存在しているものなんだなと、実感できた気がします。

ニッケルハルパの有名な本を読み始めたけれど…

さて、その流れで次は何について調べようかな?と思って、「ちゃんと読もう」と思って読んでいなかった、ニッケルハルパの有名な本を読むことにしました。

厚さ的にはとても薄い本なので、読むの自体はそこまで時間はかからないはずですが、これがまた…。

読むのと理解するのは全然別で、読んでも読んでも「うん…?つまりどういうこと…?」となっています(笑)

仕組みや構造を理解(想像)するのが難しい

特に難しいのが、昔のニッケルハルパを含む、様々なモデルの「仕組み」や「構造」ですね。

これが、わかるようで全然わかりません。

単語は理解できるんだけど、つまりチューニングがどうなって、どういう音階の音が出て、どういう風に弾くんだ…?と。

そもそもチューニングは、(当時のチューニング音が)判明していないものも多いみたいですが、わからないとしても、たとえばもしその楽器が目の前にあって実際に弾くなら、どういうチューニングで弾くことが可能なのだろうか?とか。その場合どういう響きになるんだろう?とか。

「現実にその楽器が自分の目の前に出てくる…」みたいな感じで、理解できたら良いな~と思うのです。

ブログに書くためというよりは、ただ私自身が知りたいだけなのですが。

大きな分類のもとで、細かく枝分かれしている

また、昔のニッケルハルパの様々なモデルについて、「それぞれの分類を理解したい!」と思ってその本を読み始めたのですが…

結果的に、厳密な分類は難しいというか。

大きな分類(楽器のモデル名)のもとで、かなり細かく条件が異なっていて、枝分かれしているんだなと思いました。

なので、「分類自体を把握すること・覚えること」にそこまで意味は無くて、「それぞれの楽器がどういう風に具体的に違うのか」をもっと知りたいな、と感じています。

たとえばシンプルなタイプの昔のニッケルハルパ(Enkelharpa)の話が出てくるんですけど、シンプルなタイプというくらいだから、共鳴弦が無いのだと思っていたら、「共鳴弦は、無いものとあるものと、両方ある」と書いてあり、「あるんかい!」と(笑)単純に、共鳴弦の有無だけで判断している分類じゃないんだな、と。

じゃあ逆に、他の楽器と何が違うのかな?と。

他にも、私がイメージしていたものと違う部分があったり、よくわからない単語(単語の意味はわかるけど構造として他との区別がつかないもの)が出てきます。

自分は全然知らないのだ、ということを知る

一応、有名なタイプの楽器分類名と、だいたいどんな楽器か?というのは把握していたつもりでしたが、これは知れば知るほど…「無知の知」というやつですね。

私は全然知らないんだなあ、というのをあらためて知ることができました(笑)

でもあと3年くらいこの本を繰り返し読んだら、もしかしたらそれぞれの楽器の特徴がなんとなく見えてくるのかもしれないなと思っているので、気長に繰り返し読んでみたいと思います。

本に書いていることがすべてではないし、「誰にもわかっていない」みたいな事柄が非常に多い楽器なので、この本の内容も間違っているかもしれません。本自体が少し古いですし。

それでも、「何が書いてあるのか」くらいは理解したいなと思っていて、言葉だけじゃなくて実感として、本の内容を想像して受け取れたら良いなと思っています。

「3年後くらいにわかるかも」と書きましたが、3年って意外とあっという間ですよね。頑張らなくちゃ。

ニッケルハルパの歴史だけではなく…

また、ニッケルハルパの歴史について調べていて思うのは、やっぱり「スウェーデン全体の歴史の流れ」もある程度把握しておいた方が良いのかな、ということです。

たとえば、ニッケルハルパの歴史の話でよく出てくる「ウップランド地方の教会の壁画に描かれた、ニッケルハルパ(らしき楽器)や、その楽器を演奏する天使たち」に関しても、結局はスウェーデン全体の歴史と、そこにまつわる宗教の流れを知っておかないと、「ものすごく広い全体の中から、ニッケルハルパに関する部分だけ取り出して並べて見ている」みたいな感覚がするんですよね。

そうすると、偏った見方をしてしまったり、違う意味のつけ方をしてしまう気がするな、と。

なので、ある程度全体を知ることをとりあえずの目標にしようかなと思っています。

スウェーデンの歴史を学んでみよう。


…というようなことを今週考えていました。

わからないと思うことや、知りたいと思うことって、自分からそこに飛び込んで行くことで、はじめてその先の扉が開かれる気がするので。

飛び込みながら色々学んでいきたいと思います!