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恐怖心について考える(自分が言われたら嫌な言葉をあえて考えてみた)

/ ニッケルハルパ奏者

前に出たり、目立ったり、矢面に立つことって、怖いなっていつも思っています。

演奏活動するためには前に出ることが必要なので、その恐怖心と折り合いをつけなきゃな、と思うんですけどね。

ということで、具体的に何が怖いのか、書いて、検証してみたいと思います。

批判されるのが怖い

やっぱり、批判されたりたたかれるのが怖いですね。

演奏活動をし始めたら、「これは自分が想像していた以上に怖いぞ」ということがわかりました。

ショック療法として、具体的に、今一番「言われたら嫌な言葉」を考えてみました。

言われたら一番嫌な言葉:「あの人(あの子)の演奏はスウェーデンの伝統音楽じゃない」

これが一番きついです(笑)

本当に、笑ってる場合じゃなく、ショックですね。

実際に面と向かって言われたことは無いのですが、想像はしちゃいますね…。

陰でこれを言われている想像を…。

もし言われたら、「お前に何がわかるんだよ」って思っちゃうと思います(笑)「じゃあお前やってみろよ」って(笑)ケンカ腰はいけませんね。

この自分の想像を分析してみるのですが、たぶん、言っているのはコンサートにいらしてくださったお客さんではなく、「お客さんとしては来ないけど、私の情報を知っている誰か(楽器経験者)」という設定の人物だと思います。誰だか知りませんが。謎の黒い人的な。

内容も抽象的なので、言い返せない感じがしますね。

もしも実際に言われたら、その後しばらく、演奏中ずっと手が震えるかもしれないです。演奏するのが怖くなりそうです。

練習中も泣くと思います。

言われた言葉も、脳内で繰り返し再生しちゃいそうです。

私、シンガーソングライターの高橋優さんが大好きなのですが、とりあえず高橋優さんを聞きまくって励まされまくるしかないですね。

あと、カッコ()で、「あの子」って書いたんですが、「あの子」って言われるのがすごく嫌なんですよね。

自分だけじゃなく、他の人が言われてるのを聞くのも苦手です。

「あの子」の後に続く文章って、たいていイジワルなやつじゃないですか(笑)OLの給湯室での会話的な。古いドラマに出てくる的な(笑)

もう「あの子」とか言われる年齢でもないのに、それでも「あの子」って言われる時って、相手が無意識に年上ムーブというか、マウントをしたい時なのかな、って思っています。

それ以外の言葉は?

それ以外に言われてへこむ言葉だと、「下手」「つまらない」「ダメ」「いつも同じ曲弾いてる」とかですかね。

「いつも同じ曲弾いてる」は地味にへこむと思います。私、1曲をすごく練習するので、結果的に同じ曲を弾くことも多いので。それで「同じ曲弾いて、ラクしてる」って言われたらへこみますね。

ただ、それでも最初の言葉がやっぱりダントツで傷つくかなとも思います。

「あの人(あの子)の演奏はスウェーデンの伝統音楽じゃない」

これのインパクトがすごいですね。

よっぽど嫌なんだろうなと思いました。

逆に、「下手」とかはそこまでへこまないような気がします。なんででしょうか。

根拠なく批判されるのが嫌なのかも?

私、「お客さんに、この音楽と楽器を楽しんでもらいたい」と思っていて、その際、自分の解釈を入れたり、自分のアレンジを入れたりして、曲を工夫するのも好きなんです。

そういう演奏家を私自身が大好きだし、そういう音楽を楽しんでいる人たちの姿を見てきたので。

で、そういったアレンジとか工夫を、「間違っている!」とか、「あなたの演奏は伝統音楽への理解が足りない!」とか色々言われたら、悲しい!悲しいはずだ!と、さっきまで思っていたんですが…

書いてたら違う気もしてきました(笑)

悲しい気持ちは確かにあるかもしれないけど、「良かれと思ってやったことが外れる(おもしろいと思ってやったら受け入れられなかった)」みたいなこと自体は全然普通にあるし、それは「へこむ」というよりは「次への一歩」という感じもしているので、

必ずしも「批判=へこむ」でも無いのかな、と。

じゃあ、なんなんだろうか。

根拠なく、「伝統音楽じゃない!」って抽象的なことだけ言われたり、反論できないところでコソコソ言われるのが嫌なだけかもしれませんね。

自分が「そうだな」って思うことは受け入れやすいのかも。だから、「下手」とかだと、そこまでへこまないのかもしれません。

内容よりも、「マウントをとるためだけの批判」とか、反論のしようがないものが嫌なだけかもしれませんね。

書いたらちょっと楽になった

でもこうして、「言われたら一番ショックな言葉」をここに書かせていただいたら、なんかちょっと楽になりました。

怖い言葉とかって、逃げている方が怖いのかもしれないですね。

ただ、たとえ誰かに何か言われたとしても、「私は、聞いている人に楽しんでもらいたいというポジティブな気持ちでやったんだ」という風に、自分の思いを自分でわかってさえいれば、胸をはれるかな、と思っていて。

胸をはれる仕事ができれば、それだけでも立ち直れるかなと思います。

あくまでも、ここに書いていることは全部自分の「想像」ですしね。


こんな感じで、恥ずかしながら私の胸の内を書いてみました。

参考になりましたら嬉しいです。

何か、怖いな~と思うことがある方、私も一緒です。応援しています。

怖さを乗り越えて、楽しく、頑張りたいと思います。