先日、上原ひろみさんと矢野顕子さんのコンサートに行きました。
チケット取れると思っていなかったのですが、去年の先行予約でたまたま運よく取れたので。ウキウキで出かけました。
(このお二人のコンサートは今までもチケットが取れなかったんです)
コンサートの感想は、たいしたことは書けないので書きませんが、とりあえず1曲目は泣いて(笑)(生きてて良かった、の泣きです。いつものことです)、帰る頃には元気100倍になって帰ってきました。
その日、考えていたことを書きます。
音楽が思考を黙らせてくれる
いつもではないのですが、私はたまに何かの準備や考え事をしていて、思考がうるさくなってしまう時があります。
頭の中で言葉が止まらないというか。
いつもではなくて、動画やイベントの準備などで、言うことを整理していたりすると起きる現象です。
(「悩みを考えている」というよりは、人に伝えたいことを整理している時に、「あれも」「これも」と思って思考が止まらなくなってしまうみたいです。どちらかというと興奮しているような感じでしょうか)
私はよく散歩するのですが、散歩中も、普段なら聞いている音楽(歌)に耳を傾けながら楽しく散歩できるのに、思考が止まらないと、音楽が全然耳に入らなくなってしまって。
散歩のリフレッシュ感がなくなってしまうんですよね。
心ここにあらず、になります。
冒頭のコンサートを見に行った日も、まさにその真っ只中でした。
頭で色々考えすぎて、頭痛までしていたのですが、せっかくのコンサートに行って、目の前で演奏が行われているのに、頭の中で何かを考えているのってもったいないじゃないですか。
なので、目の前の演奏に集中して音楽だけに耳を傾けて、頭を空っぽにしていたら、思考が止まって(休まって)、頭痛もちょっと消えたんですよね。ほっとしました。
音楽が思考を黙らせてくれた、と私は思っているのですが。
今回だけではなくて、何度か経験があるんです。
目の前のことに集中することで、思考が止まり、落ち着くんですね。
普段から、思考を落ち着ける何かを持つこと
今回はたまたまコンサートでしたが、普段から、もしも思考がワーッと盛り上がりすぎたり興奮しすぎたら、自分なりに何か心を落ち着ける方法を持っていると良いなと思いました。
音楽を集中して聞いたり、目の前で起きていることに集中したり。
マインドフルネス、みたいな感じですかね。
私が初めて、ニッケルハルパとスウェーデンの伝統音楽をちゃんと経験したのが、ブレーキンゲの学校で受講した音楽のサマーコースだったのですが、
そのサマーコースの中でもジャズピアニストのおじさん(ラーシュ・ヤンソン)がマインドフルネスについて教えてくれました。
当時は「マインドフルネス?なんでジャズでマインドフルネス?ていうかマインドフルネスって何?」と思いながら受講していましたが、今ならなんとなく、大事さがわかるような気がします。
目の前で起きていることに集中すること。
音楽を聞いたり、演奏したりするのもそう。
自分の練習でも、集中できていない時は、思考(練習中の曲とは別の事柄に関する思考)がわーっと変に活性化しているのかもしれないな、と。
興奮すること自体は悪いことではないんですけど、心ここにあらずになるとちょっと、落ち着かなくて。
目の前のことに集中できないと、もったいないなって思うので。
なんか落ち着かないなって時は、聞いている音楽に集中したり、何か1つのことに集中して、心をしずめてみようかなと思います。
音楽だけではなく、「旅行」とか、「スポーツ観戦」とか、「映画鑑賞」とか「読書」とか。
人によって、心をリフレッシュさせるための方法って色々なものがあると思います。
スポーツ観戦とかって、一見、興奮させるものでもありますが、「それに夢中になっている間は、余計なことを考えずにすむ」という意味では、今、ここで起きていることに集中する方法の1つになっていると思いますね。
私の場合、散歩中に「目の前の景色をよく見よう」と思うだけでも、心がここに戻ってくる感じがします。
考えたり、思考すること自体は私は良いことだと思っていて、特に創作系の仕事をする人の場合は思考の暴走が役に立つこともあるかもしれませんが(それを作品にぶつける的な)、
私は落ち着いている時の自分が、結構好きです。
(でもテンパっている時の自分も「しょうがないなあ」と受け入れるしかありませんが(笑))
心も頭も軽くして、楽しくいきたいと思います。