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Anna Ekborg i Bror Hjorths ateljé(2022.1)コンサート和訳①

/ ニッケルハルパ奏者

今日からまた違うコンサートの和訳を始めます。

Bror Hjorths atelijéで開催された、Anna Ekborg(フィドル)のソロコンサートです。

Anna Ekborg(アンナ・エークボリィ)

Anna Ekborgはダーラナ地方のFalun(ファールン)出身の若いフィドル奏者です。フィドル以外にも演奏されていますが、今回のコンサートではフィドルを使っています。

彼女はRättvik(レットヴィーク※という地名)の伝統曲に詳しいそうで、コンサートでもそういった曲を中心に演奏してくれます。

ソロでは、2021年にCDアルバム「SOLO」を出しています。ソロとしての活動の他には、「Northern Resonance」というトリオでも活動しています。

今回も、コンサートが行われているのはBror Hjorths Hus(芸術家Bror Hjorthの家。現在はミュージアムになっている)のアトリエです。


前回のBosseの和訳が終わり、どのコンサートを和訳しようか考えていたのですが、私の趣味で、「伝統曲が多めのもの」「ソロの演奏(もしくはソロ多めの落ち着いている演奏)」が良いなと思ったのと、Annaの話す曲紹介が簡潔で良いなと思ったのでこちらにしました。

曲をたっぷり、じっくり聴けるコンサートです。

動画

最初は職員のMattiasによる説明です。

いつも、この最初の紹介は訳したり訳さなかったりですが、今回の説明はあまりコンサートの内容には関係の無いもの(協力機関の紹介、Bror Hjorths Husの会員特典についてなど)が多いので、和訳は割愛します。

(Mattias):(※色々と説明した後に)では、Anna Ekborgです、どうぞ!

①(1:30~)Vallåt efter Långlars Lisbeth Olsdotter(ロングラーシュ・リズベツ・オールスドッテル伝承のヴァルロート)& Polska efter Lassas Hans(ラッサス・ハンス伝承のポルスカ)

(4:38~)

ありがとうございます。

こちらにお越しの皆さんとこうしてお会いできたこと、そしておそらくご自宅でご覧くださっている皆さんもいらっしゃることを、嬉しく思います。

今日は私の、2022年最初のコンサートになります。

このウプサラの素敵なアトリエで(今年の演奏を)始められることを光栄に思います。

ただ今お聴きいただきましたのは、「Vallåt efter Långlars Lisbeth Olsdotter(ロングラーシュ・リズベツ・オールスドッテル伝承のvallåt(ヴァルロート=家畜を呼ぶ歌))」です。

角笛(horn)で演奏されていた曲ですが、彼女の息子のHjort Anders(ヨット・アンダーシュ)が、(古い曲の中から)拾い上げて弾いていた曲で、Hjort Anders自身の録音と楽譜が残っています。

そういう意味では、「Hjort Andersのお母さんが伝えたvallåt」という印象ですね。

そのvallåtに続けて、「Polska efter Lassas Hans(ラッサス・ハンス伝承のポルスカ)」を演奏しました。

今日はRättvik(レットヴィーク※地名)のポルスカをたくさん演奏する予定です。

私が一番好きな曲達ですので。

続いて演奏するのは、私の好きな奏者、Petters Erik(ペッテシュ・エーリック)が伝えたポルスカです。

これは、「Vårvindar friska」(※という有名な曲)のバリエーションの1つになります。

そしてその後に、「Vispolska efter Anders Lust(アンダーシュ・ルスト伝承の歌のポルスカ)」を演奏します。

Boda(ボーダ※ダーラナ地方の地名)の曲のバリエーションの1つになりますが、こちらはRättvikのバージョンです。

②(5:55~)Polska efter Petters Erik(ペッテシュ・エーリック伝承のポルスカ)& Vispolska efter Anders Lust(アンダーシュ・ルスト伝承の歌のポルスカ)

(続きはまた明日)

※①のVallåtは以前の和訳の記事にも出てきました→「Bingsjölåtar i Uppland Erika/Robert/Örjan」(2022)コンサート和訳①

※参考:Petter ErikのWikipediaページ(スウェーデン語)


ちょっと短めですが、続きはまた明日にします。

若い人のスウェーデン語は聞き取りやすくて、話も脱線しないのでとても訳しやすいです。

コンサートを聴く側としては脱線する話もとてもおもしろいのですが…訳すとなるとそういうのは一気にハードルが高くなるので(文脈も飛ぶし、語順も入れ替えなくちゃいけなくて面倒なので)。

私は訳す作業が楽しいというよりも、ただ内容が知りたいから訳しているのだなあ、とあらためて思います。なので、私のスウェーデン語のレベルがもしも上がれば、脱線しまくりの話も訳せるかも…。

ブログを書き始めてから、最初の頃は「伝統音楽に興味の無い人にもとっつきやすいようなアレンジの曲やグループ」を紹介するようにしていたのですが、最近はあまりそういうことを考えずに、自分が好きなものを扱うようにしようと思いました。

もちろん、最初の頃に扱っていたものも今も大好きなのですが、最初の頃は紹介するのを「あえて省いていた(一般受けしないだろうと思う)」曲や動画というのがあり、最近はそれらを省かないようにしよう、と。

それで「つまらない」「ついていけない」と思われてもまあいいか、と思って(笑)

今回のようなソロのコンサートというのも、聴く人を選ぶかと思いますが、それで良いのかもと思って選んでみました。

明日の分もお楽しみに。

お読みいただき、ありがとうございました。