Anna Ekborgのソロコンサートの和訳③です。
動画
前回の続きから(20:48~)の再生です。
ありがとうございます。
私はこのBror Hjorths Husで、2020年の秋、10月に演奏しました。
弦楽器のトリオ「Northern Resonance」で。
その頃は、ちょうど音大(ストックホルムの王立音大)での卒業試験コンサートがあったばかりで、その数日前には音大(略称KMH)のスタジオに行き、「スタジオ・デイ」(スタジオでの一日)を過ごしていました。
その日一日は、スタジオを自由に使うことができるという日でした。
そこで、私はたくさんの曲を録音しました。
一日を使って、好きな曲全部をひたすら録音しました。
とても疲れました。
私はポルスカが大好きですが、10時間というのは…(笑)
Rättvikのポルスカだけを10時間弾き続けたら、その後で少し疲れてしまいました。
また、私はその録音をどうしたいのかについて、全く考えていませんでした。
それらをCDにしてリリースして、人々に聴いてもらうというのは、とても怖いことだと思いました。
一人で演奏するというのは、すべてが見られている(誤魔化せない・隠せない)感じがしますから。
しかし、最終的にはCD(※「SOLO」というCD)になりました。
欲しいという方は、ご購入いただけます。今日ここで、入り口のそばでも販売していますし、注文もできます。
CDには、Petters Erikが伝えた曲などがたくさん入っています。
そして、次に演奏する2曲もそうです。
最初に弾くのは「Karlströms Kalles polska(カールストルムス・カッレのポルスカ)」です。
この曲はPetters Erikが自身のおじ(父の兄弟)から教わったものです。
そしてその次に、「Polska efter Karls Anders(カールス・アンダーシュ伝承のポルスカ)」を演奏します。
KarlとかKarlsとかいう名前がたくさん出てきますが(笑)
Petters Erikの演奏するこのポルスカこそが、私は本当に大好き(魅了されている)なんです。
では演奏します。
⑤(22:29~)Karlströms Kalles polska(カールストルムス・カッレのポルスカ)& Polska efter Karls Anders(カールス・アンダーシュ伝承のポルスカ)
この後にさらに2曲続くのですが、ここから続きはまた明日にします。
今日も少し短めですが、一気に訳してしまうと曲を聴くのに私が追いつかないので(笑)、ゆっくり進みながら曲を聴きたいと思います。
知らない曲って、一気に聴いても1曲1曲が頭に入ってこないので、ちょっとずつ聴くのが好きだなと思います。
ストックホルムの音大は、頭文字をとって「KMH(コーエムホー)」と呼ばれています。
私も、留学していた時のクラスメイト(スウェーデン人)が、ESI(私の留学先)を卒業した後、そのままKMHに行きましたが、やっぱり音大に入れる人は選ばれた人というイメージで、狭き門という感じでした。
そのクラスメイトも、受験にすごく気をつかっていました。
そして、そんな音大生(選ばれた人)であっても、「一人でスタジオで録音したものをそのままCDにするのは怖い」って、思ったりするんだなと、今回訳していて「へえ~」と思いました。
こういう時、訳していて良かったなと思います。親近感でしょうか。
私はAnnaのことはあまりよく知らなかったのですが、このコンサートをじっくり訳していて、彼女のこと(演奏の雰囲気など)がとても好きになりました。
明日の分もお楽しみに。
お読みいただき、ありがとうございました。