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Anna Ekborg i Bror Hjorths ateljé(2022.1)コンサート和訳④

/ ニッケルハルパ奏者

Anna Ekborgのソロコンサートの和訳④です。

動画

前回の続きから(28:22~)の再生です。

⑥(28:22~)Skänklåt av Påhl Olle(Påhl Astrids skänklåt)(ポール・オッレが妻アストリッドのために書いたフェンクロート)& Polska efter Höök Olle(フーク・オッレ伝承のポルスカ)

(36:02~)

ありがとうございます。

ちょうど今お聴きいただきました曲(※2曲目)は、「Polska efter Höök Olle(フーク・オッレ伝承のポルスカ)」です。

この曲とは長い付き合いになります。

いつ弾いても楽しく、そしてより良く弾く余地のある曲、そんな曲の1つです。

終わりがありません。

そして、その前の曲(※1曲目)はPåhl Olle(ポール・オッレ)が妻Astrid(アストリッド)のために書いたSkänklåt(フェンクロート)です。

(※Påhl OlleはPål Olleとも書かれます。私は記事によって両方混ぜて書いてしまっているのですが、どちらでも大丈夫みたいです)

では続いて、「Polska efter Anders Forsman(アンダーシュ・フォシュマン伝承のポルスカ)」を演奏したいと思います。

私は曲に関してちょっとしたメモを書いています。なぜなら、どの曲も似たようなタイトルで「Polska efter Anders Forsman」とか「Polska efter Anders Lust」とか「Polska efter Petters Erik」とか、そういうものばかりだからです。

ですので、どれがどの曲かをちゃんと思い出せるように、小さなメモを書いているのです。

次の曲に関しては、「Ores stil(オーレの様式、オーレのスタイル)」と書いています。

これは、この曲が私にOrepolska(オーレという地域のポルスカ)の様式をちょっと連想させるからです。

私は、去年の夏にAnders Jakobsson(アンダーシュ・ヤコブソン)と一緒に弾いていました。ショッペ(Andersのあだ名)です。(※地名も言っていると思います。聴き取れませんでしたが→地名だと思っていたものは、Andersのあだ名(ショッペ)でした。2023/9/5

その時私たちは、たしかOreの「○○(※曲名)」を弾いていて、(その曲が)「何か別の曲を連想させるなあ」と思って長いこと考えていました。どの曲だろう?と。

思い出せなかったんです。

でもそれが、今から演奏するこの曲でした。

本当に、Oreの影響を受けているような曲です。

では、「Polska efter Anders Forsman」です。

※参考:Pål OlleのWikipediaページ(スウェーデン語)

※参考:Höök Olle(Höök Olof Andersson)のWikipediaページ(スウェーデン語)

※参考:Anders JakobssonのWikipediaページ(スウェーデン語)

⑦(37:18~)Polska efter Anders Forsman(アンダーシュ・フォシュマン伝承のポルスカ)

(続きはまた明日)


「Skänklåt(フェンクロート)」の説明がいつも難しいなと思って、最近はもう説明は省略しているのですが…。

skänkaというのは、「寄付する」というような意味がある言葉で、kåt(ロート)は「曲」という意味があります。

Skänklåtは、昔は演奏の終わり頃などに演奏家がチップや演奏代をもらうために歩いて弾いた曲で、今現在はただ演奏曲として弾かれる曲、という風に私は解釈しているのですが、「そもそもこの解釈が間違っていたらどうしよう(だったら書かない方が良いかも)」とか「チップをもらう曲って書くと、なんか曲のイメージが変わってしまうかも(スウェーデンでのSkänklåtのイメージとしては、「素敵な曲」というイメージも多い気がするので)」と思ってしまいます。

外国の文化を紹介するって難しいですよね、発信者側が誤解していることもしょっちゅうですから。

という言い訳を書きながら、今回は終えたいと思います。

とりあえずSkänklåtは2拍子の曲です。歩きながら弾く系の曲は2拍子です。

(あと「ショッティス」という曲も、よく4拍子だと思われていますが、2拍子です)

明日の分もお楽しみに。

お読みいただき、ありがとうございました。