今日は本当にちょっとした話題で、とても短いのですが、書いてみたいと思います。
CDジャケットの文字の大きさについてです。
意外と小さくても良いんだ、という発見
自分のCDを作っている関係で他の色々なCDを見ているのですが、市販のCDって意外と字が小さいんですよね。
自分で素人ながらにデザインしていると、どうしても視力が悪い人や老眼の方のことを気にしてしまって、字を大きくしなければいけないような気がするのですが…
小さめの字のジャケットを見ると、これが意外と、結構見やすいんです。
小さい字が意外と読みやすい…
むしろ、(中ぐらいの字のものよりも)小さい字のデザインの方が、読みやすい…。
これは結構衝撃的な発見でした。
字って、大きければ大きいほど読みやすいというわけでも無いんだな~、と。
チラシなどもそうですが、「大きい字」と「小さい字」のメリハリがついている方が読みやすかったりするんですね。
メリハリ、余白
「中ぐらいの字」でバーッとすき間なく文章が埋めてあるより、「タイトルはでかく!説明は小さめの字でこじんまりと!」みたいな方が、情報が整理されて入ってくるんだと思いました。
「ああ、こっちは重要な情報で、こっちは詳細な情報なのね」と脳が勝手に処理してくれる感じです。
人の視覚的に、広範囲にわたって均等に情報が書いてあるよりも、情報の「重要度のカテゴリ分け」がされている状態で、かつ「同じタイプの情報」がまとまって書いてある方が、読みやすいんですね。
全員に読んで欲しい回覧板とかだったら、全部大きい字で書いてある方が良いのかもしれませんが、「とりあえずタイトルだけ見てもらえればOK」「知りたい人だけ細かい字も読んでもらえればOK」みたいな感じなら、むしろ文字の大きさのメリハリをつけて「余白」を作った方が良いんだな、と感じています。
(小さい字が読みやすいと言っても、全部の文章を小さい字で埋めつくすのは普通に読みにくいので、小さい字も上手く使う、という感じですね)
色々試すと印象が変わる
字を小さくするのってちょっと勇気が要るな~と思うのですが、字の大きさを色々と試してみると印象が大きく変わるので、おもしろいです。
(メリハリがつくと全体的にすっきりします)
印刷の関係で、あまりにも小さい字は印刷できないと思いますし、市販のCDのように権利関係のことをあまりたくさん書く必要は無いかなと思っているので、適度な大きさに留めますが。
自分が「こうした方が良い」と思っているものが、意外と良くなかったり、「こうしてはいけない」と思っているものが、意外と結果的には良かったりするのって、おもしろいですよね。
演奏もそうなんですけど、観察して発見して、自分のことに活かすのって楽しいなと思います。
そういう風にやっているからいつまでも時間がかかってしまうのですが…。
気長に頑張りたいと思います。
というわけで、今回は短いですが、CDの文字の大きさなどについて思ったことを書いてみました。
何かの参考にしていただけたら嬉しいです。
