先月から、スウェーデンのブレーキンゲ地方の写真を紹介してきました。
私がブレーキンゲにいたのは2013年8月~2015年6月の2年間です。
最初の年(2013年8月)、学校の始業式があってすぐに、クラスで1泊2日くらいの旅行があり、Aspö(アスプー)という島に行きました。
その時の写真をご紹介していきたいと思います。
全部だと多すぎるので、ちょっとずつ分けまして、今回は「Aspöに到着する前の、港とフェリーの写真」をご紹介します。
ほとんどが同じような海の写真なのですが、私のとりとめのない留学エピソードとともに、のんびりとご覧いただけましたら嬉しいです。
過去の写真紹介(ブレーキンゲ)の記事はこちら↓
ブレーキンゲ地方の写真(その1)ブレークネ・ホビーの紹介、駅から学校までの道
ブレーキンゲ地方の写真(その5)ロンネビーの写真、住宅地・公園・秋の市
Aspö
まず、Aspöは地図ではこちらです。
地図上の「+」で拡大していただくと見えてきます。
Karlskrona(カールスクローナ)という港町からフェリーでたしか数十分くらいの、小さな島です。
地名についている「ö」というのは「島」という意味があります。
(島の名前には「ö」がついていることが多いです)
öはカタカナでの発音表記が難しく、ウーとエーとオーの中間くらいの発音になります。
Aspöも「アスプー」と「アスペー」と「アスポー」の間くらいの発音になります。
クラス旅行について
写真の前に少しだけ説明を書きます。
私がいた学校では、おそらくどの学科でも「クラス旅行」のようなものがありました。
(時期などは学科によって違ったと思います)
これは観光旅行というよりも、クラスの親睦を深めたり、旅行先で何かのアクティビティにふれたり、何かのイベントに参加するなどの目的で行くことが多かったです。
費用もなるべくおさえるために、ホテルなどではなくユースホステルに滞在し、食事も場合によっては自分たちで作ったりします。
私達が泊まったところ↓
ユースホステルは、スウェーデン語では「vandrarhem(ヴァンドラヘム)」です。
クラス旅行に限らず、スウェーデンでは、このユースホステルを積極的に使う人が多かったです。
キッチンやシャワーなどはシェアで、部屋だけ個室(グループでの個室)となっています。
クラス旅行で使ったところは、建物一件貸し切り(田舎なので、広い庭つき)で、別荘のようなところに滞在しました。
写真
では写真を載せていきたいと思います。
港でフェリーを待つ
まず、Karlskrona(カールスクローナ)の港でフェリーを待っていた時の写真です。
Karlskronaは軍港が世界遺産に登録されている町です。
私がいた学校から、たしか電車で30分くらい(2~3駅くらい)行ったところにあったと思います。
学校から近い、一番大きな町がこのKarlskronaでした。
逆光ですが、下の写真に写っている建物↓が、世界遺産のことなどを紹介しているミュージアムだったと思います。ここのランチビュッフェが、アイス付きでおいしかったのを覚えています(展示品よりも食べ物のことを覚えています)。
フェリーを待っている間、Fika(フィーカ)というスウェーデンのコーヒーブレイクをしていました。
平日のFikaのパンやコーヒー代は学校の食費に含まれているので、クラス旅行の時も、学校の食堂からパンやコーヒーなどのセットをもらうことができます。
港の石に腰かけて、Fikaをしていました。
↓私達が落としたパンの食べかすを目当てに、集まってきたすずめたち。
ちなみに私はこの時点ではスウェーデン語がほぼわかっていないので、クラス旅行に行くこと以外は、「今何が起きているのか」・「これから何が起きるのか」・「皆が何を話しているのか」全くわかっていませんでした。
かなりスリリングな状況です。
皆優しいので聞けば教えてくれるのですが、雑談中にいちいち全部を聞くのも申し訳ないし、英語で説明されてもますますよくわからなくなるので(簡単なスウェーデン語の方がわかりやすかったので)、どうしても困った時だけ聞いていました。
あとは状況を見ながら、ひたすら流されるままについていきました。
スウェーデン人の中にも、人と打ち解けるのが速い社交的なタイプの人もいれば、内気な人もいます。
この時はまだ学校が始まってすぐだったので、皆お互いのことをよく知りません。
社交的なタイプの人達は、その人達同士でさっそく盛り上がって話をしていましたが、内気な人達は静かにしていました。
私は内気な人達に交じって、たまに話をしながら、のんびりと海やすずめを見ていました。
そうこうしている間に、フェリーがやってきました。黄色いフェリーです。
フェリーに乗りました。フェリーからの眺めです↓
平日だったこともあり、ひたすらのどかです。
確かこのフェリー(Vägfärja)は、国道扱いのようになっていて、乗船運賃のかからないフェリーだったと思います。
スウェーデンには島がたくさんあるので、そういうフェリーが結構あります(ただし、場所によっては同じVägfärjaでも運賃がかかるそうです)
橋などの代わりとして使われているそうで。橋ができれば運航はなくなるのだそうです。
参考:「Vägfärja」Wikipediaスウェーデン語ページ
フェリーからの海の景色↓。周りに見えるのはKarlskronaの町、もしくは小さい島などです。
スウェーデンでは地震が無く、津波の心配がほとんどありません。そのせいか、海と陸がそのまま続いているような感じで建物が建っているので、景色としてはとてもおもしろいなと思います。
↓こちらは建物などはほとんど無い島です。こういう小さい島が多く、個人が所有している島もたくさんあります。
↓これはたまたま海が光っていたのが、知らないおじさんの「おでこ」と重なってしまっただけなので、おじさんの頭が光っているわけではありません。
そうこうしている間にあっという間にAspöに着きました。フェリーを降ります。
Aspö到着です。Aspöは避暑地のような感じなので、8月後半のこの時期はがらんとしていました。
Aspöに着いてからの様子は、また次回以降の写真紹介の記事で紹介したいと思います。
以上、Aspöに行くまでの港とフェリーでの写真をご紹介しました。
スウェーデンの、のどかな海の風景をお楽しみいただけていたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。