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スウェーデンの建物の窓の写真

/ ニッケルハルパ奏者

先日、スウェーデンハウスさんのモデルハウスでの演奏をさせていただいた時に

「スウェーデンの窓は本当に木製サッシなんですか?」という質問をいただきました。

(スウェーデンハウスの住宅は木製サッシを使用されているため)

それで気がついたのですが、よく考えてみれば、スウェーデンの建物の窓は、日本の家などの一般的な窓(引き戸みたいなタイプの窓)と違うなあ、と思いました。

ということで、今回はスウェーデンで私が撮った写真の中から、窓が写っている写真を集めてみました。

ご覧いただくとスウェーデンの窓の様子がよくわかるかなと思います。

サッシについて

写真の前に、まずさきほどの木製サッシの話に戻ります。

留学中は「窓のサッシ」には全く注目していなかったので、かなりうろ覚えの記憶にはなりますが、

私が知っている限りでは、スウェーデンでは木製サッシの窓を見ることが多かったかな、と思います。

少なくとも、私が留学していた学校や、滞在していた寮の窓は、すべて木製サッシだったような気がします。

(他の集合住宅や建物では、もしかしたら木製以外のサッシも存在するかもしれませんが、わかりません)

スウェーデンの窓の写真

実際に窓の写真を見ていきたいと思います。

まずは、窓の内側からの写真です。

内側からの写真は、すべて私が滞在した学校の寮の窓の写真になります。

窓の「下」か「横」に取っ手(レバー)がついていて、それで開けるようになっていました。

開け方は、くるんと上下が回転して表裏が裏返るタイプか、ドアのように横開きでぱかーんと開くタイプかのどちらかでした。

上の写真↑は裏返るタイプ、下の写真↓は横から外に向かって開けるタイプ

この窓↑は、外から見ると4つに(+の形に)仕切られている見た目の窓なのですが、仕切りは飾りで、内側から見ると一つの窓なのだとわかります。

外から見るとこうです↓

また内側の写真に戻ります。↓こちらは回転するタイプ。

ちなみに、どの窓の下にも白い機械が設置されていますが、これはセントラルヒーティングのヒーターです。冬だけ機能します。

↓これも回転するタイプ。こういう写真だと木のサッシに見えないかもしれませんが、どれも木材だったと思います。

「回転して裏返るタイプの窓」というのは、想像がつきにくいかもしれないのですが、開けているところを外から見るとこんな感じです↓下の写真の奥の建物に、開きかけの緑の窓が写っています。掃除する時は、これがほとんど180度くるんと回転するようになっていて、窓の外側も掃除できます(寮の退去時には必ず掃除しなくてはいけません)。

↑手前に写っているのは、農業高校から脱走してきた羊です。

また、外やベランダに出るような大きい窓(ドア)もこのような感じです↓奥に写っているので見にくいかもしれませんが、白いドアと窓ガラスが写っています。

↑この窓も、一見すると窓が上下で仕切られているように見えて、実は仕切りは飾りで、上下は繋がっています。

仕切りの飾りがある窓、結構多いなと思います。


さて、内側からの写真は以上になりますので、今度は外側から見た写真(外観の写真)を並べていきます。

外観の写真はたくさんあるので、ランダムにいくつか選びました。解説なしで載せていきます。

ちなみに、私が「いかにもスウェーデンっぽい窓の写真」を選んでいるわけではなくて、本当にどの写真を見てもこういう感じの窓だらけになっています。

↓このガラスはちょっと珍しいですね、きれいです。

いかがでしたでしょうか。

サッシの素材だけでなく、サッシの色や、家の壁の素材・色なども、見ているとおもしろいかなと思います。

壁の材質・色や、サッシの色というのは、場所によっては地域性が出ていたりもします。

その地域だからこその「色の特徴」や「材質の特徴」があったり、建てられた年代の特徴が出ている家々(その地域一帯の家が全体的にそうだったりする)もあるそうです。すべての家がそうというわけではありませんが。

私が好きなスウェーデンのTV番組で、古い家の歴史を調べる(+修復する)番組があり、その番組の中でそういう話をしていました。番組は「Det sitter i väggarna(SVT)」です。リンク先で番組が見られます(スウェーデン語)。


以上、スウェーデンの家の窓の写真をご紹介しました。

窓という観点で写真を見直してみると、とてもおもしろいなと思いました。

スウェーデンの風景を楽しんでいただけていましたら嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました。