最近、自分のことをブログに書いていなかったので書きたいと思います。
スウェーデンのTV番組について、自由に書いてみました。
スウェーデンのTV番組を見る
6月末からブログで和訳をして載せるようにしてきました。
そのおかげかどうかわかりませんが、今まではスウェーデン語のTV番組などを見る時に「ふわっと聴いていた(意味は半分理解しているくらい)」感じだったのが、最近は少しはっきりと、一語一語を聴き取るような意識になってきた気がします。
スウェーデンのTV番組は、「Svt play」というスウェーデンの国営放送のHP(私はアプリ)で無料で誰でも見られます。
外国で視聴可能なものとそうでないものがあるため、スウェーデン国内でしか見られないものもありますが、有名な番組は外国でも視聴が可能なものが多い気がします。
私が見ているのはこちらの番組です。
- Trädgårdstider(庭作りをはじめとするDIY+料理の番組)
- Det sitter i väggarna(家(建物)の歴史を調べる+ちょっとしたリノベーションや修復)
- Vem bor här?(5人の一般参加者がそれぞれの家をまわり、誰がどこの家に住んでいるかを当てる)
- Husdrömmar(マイホームを建てる人達のドキュメンタリー)
- Husdrömmar i Sicilien(Husdrömmarに出てきた一家がシチリア島でセカンドハウスを持つ)
この他にも見ていた番組があるのですが、今現在、シリーズが続いているのはこちらの番組かなと思います。
スウェーデンのTV番組は、それぞれ、毎年1クール分(10話前後くらい)放送して、それでその年のシーズンは終わりです。翌年に新シーズンが始まり、また1クール分放送します。
私が見ている番組はどれも人気のある番組なので、放送時期がばらしてあるみたいで、ちょうどバラバラです。
2月くらいにHusdrömmarが始まり、それが終わった頃、春にTrädgådstiderが始まります。その後は夏休みで、しばらく見たい番組が無いのですが、今週からDet sitter i väggarnaが始まり、少しテンションが上がりました。
Vem bor här?は、去年は確か冬頃にやっていたと思うのですが、番組進行のMalinという女性が産休や育休に入っているので、若干不定期になっていて、今年はやるのかよくわかりません。去年のアーカイブももう消えてしまったみたいです。
どの番組も、見ていてスウェーデン語の勉強になるだけではなく、インテリアやライフスタイルのインスピレーションになるし、歴史的なものにふれたりできて、心が落ち着きます。
スウェーデンの古い町並みや、家の壁紙、それを修復するところ。
マイホームを建てる人達の悲喜こもごも。
花や草の育て方など。
もちろん私は意味がわからずに見ている部分も多いのですが、元気が無い時や疲れている時、こういった番組を見るだけで本当に癒されます。
癒されるために見ていると言っても良いと思います(笑)
また、特に歴史的な話などは、伝統音楽の文脈と重なる時もあり、良い勉強になります。
Det sitter i väggarna
「最近新シーズンが始まった」と書いたDet sitter i väggarnaは、直訳すると「それは壁の中にある」という意味の番組名ですが、この番組は、歴史家の男性と、古い家の修復やインテリア関係に詳しい家の修復家の女性の2人によって進行されています。
古い家(建物)の歴史を歴史家が調べ、調べあげた歴史を家の持ち主に語るのと同時に、修復家が家の修復を手伝います。修復は、家の持ち主たちとともに(修復家が教えたりサポートしながら)やることが多いです。
調べる「家」というのは、視聴者による応募の中から選ばれます。古い家に最近引っ越してきた人、古い家に長く住んでいる人など、様々です。
スウェーデンでは古い建物がたくさん残っていて、引っ越しも(おそらく日本よりも)気軽に行われているので、1つの建物に、何組もの家族が今までに住んできた、ということがよくあるのです。
自分の知らない、その家の歴史というのが、たくさん残っています。
家の修復に関しては、たとえば屋根の修復、壁紙の張替え、暖炉の修復など様々なものが出てきますが、おもしろいのは、可能な限り昔のスタイルや昔の建築方法にならった修復をしていることです。
昔からある材料や、昔の手作業で使っていたような機材などが出てきて、おもしろいです。こういうものは、今となっては、逆に高級感があると思います。
職人さんたちもよく出てきます。
番組を何度も見ていると、だいたい同じような建築方法や修復方法、材料が出てくるので、私自身たいして理解していないにも関わらず「あ、いつものこの塗料を使うんだな」と、材料の単語だけ覚えていたりします(日本語の名前は知らないのに)。
また、昔の人たちの写真、地図、住民票や火災保険(火災保険の記録を調べることで、当時のその人達が持っていた財産や家の広さや間取りがわかったりする)など、当時の人達の様子や家の様子がわかる昔の書類も頻繁に出てくるので、ちょっとしたファンタジーの世界のようです。
ある時には、「村」のそういう古い書類を入れた金庫の鍵を過去に誰かがなくしてしまっていて、ずーっと「開かずの金庫」になっていたものを、番組で調べるのを良い機会に、村の男性たち皆で金庫をこじ開けた、という回もありました。
また、この番組だけではなく、私が見ている番組全部に共通して言えるのが、映像と音楽の具合がとても良い感じだ、ということです。
癒される景色、元気になるような色彩のバランス、音楽のチョイスなどがあって、見ているとエネルギーがチャージできるような気がします(音楽では、伝統音楽が使われている時もあります)。
また、疲れている時は見ながら寝てしまうことも多く(笑)、それくらいほっとできる雰囲気の番組になっているのだと思います(Vem bor här?は割と元気な感じですが)。
以上、スウェーデンのTV番組についてつらつらと書いてみました。
Svt playではスウェーデン語字幕もつけることができるので、スウェーデン語の勉強に使いたい方は、字幕を「på(on)」にして見ることもできます。
ぜひ活用してみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。