昨日に続き、留学先の先生の演奏動画紹介です!今日はお二人です。
昨日の記事→留学先の先生の演奏動画紹介①
(ゲスト講師の方もいらっしゃったのですが、今回は私の時のレギュラー講師陣だけ、ご紹介したいと思います)
Jeanette Evansson(ファネット・エーヴァンソン)
ファネットの話は、以前、新しい音源紹介の記事で書きましたので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
ウップランド地方出身のフィドル奏者です。
ファネットが子どもの頃、近所に住んでいた演奏家が、イェストリークランド地方を中心としたレパートリーを持つ演奏家だったため、ファネット自身はイェストリークランド地方の曲のレパートリーもたくさん持っています。
その近所の演奏家がかなり有名な人だったので、一時期は「自分は『伝統を担う者』(その演奏家の弾き方を継承する人)として音楽をやらなくちゃいけないんだろうか(自分のボーイングをしてはいけないのか・伝統曲を弾く際に自分の弾き方を取り入れてはいけないのだろうか)」と悩み、それから、自分なりのボーイング方法を確立していった、とよくお話しされていました。
★そのことを書いた記事→語られていることがすべてじゃない、という視点を持つこと(記事ではファネットの話だとは書いていませんが、これはファネットのことです)
Anna Mårtensson(アンナ・モルテンソン)というウップランド地方の女性奏者(メイドとして働きながら、周りの演奏家たちが演奏する曲をキッチンで覚えた人)が伝えた曲↓
前も書きましたが、ファネットの弾き方って柔らかい感じがして、そこが私はとても好きです。演奏の音だけ聴くと色々やっている感じがするのに、演奏姿を見ると(音だけで想像していた時よりも)あっさり弾いている感じの見た目で、それがすごいな~と思います。
ファネットはSven Ahlbäck(スヴェン・アールベック)とレパートリーが重なっているので(同字演奏家から教わっている)、一緒に演奏しています↓
David Eriksson(ダーヴィッド・エリクソン)
さて、レギュラー講師陣の最後はダーヴィッドです。
ダーヴィッドはニッケルハルパ奏者で、コントラバスハルパの製作もしています。北の方のヴェステルボッテン地方(Västerbotten)出身なので、そちらの曲も中心に演奏されています。
動画ではダーヴィッドは向かって左側の方です。右側のMagnus Holmström(マグヌス)も同じヴェステルボッテン地方出身で、お二人とも私が留学していた学校の卒業生(同期)なので、とても仲が良く、演奏も息ピッタリです。
デュオ(以上)で弾く時には、ダーヴィッドは毎回ステンマ(ハモリのパート)を弾いている印象で、アレンジを色々考えたり、試したりするのが好きなのかな、と思っています。
ダーヴィッドの演奏もまた他の方と全然違っていて、なんと言ったら良いのか私にはよくわからないのですが、「音の鋭さ」をとても大事にされています。
あと、細かいところ・精密さ…みたいなところにすごくこだわりがあるような感じがします。なので、精密さが必要とされる曲とか、もしくは大雑把な感じの曲にも精密なアレンジを入れたりするのが得意な印象で、すごいです。
また、重音やコード・和音みたいなものをたくさん使うのですが、昨日の記事のニクラスのように理論に基づいてやっているというよりは、「感覚的に色々試して遊んで入れている」みたいな感じが強い気がします。授業でも、「理論的に説明しようとしてホワイトボードに書き始めるんだけど、よくわからなくなって結局途中で説明するのをやめる」みたいな場面が何度かあったので。
ダーヴィッドは、物忘れが多くて(もしかしたら物忘れではなくて特性かもしれませんが)、曲のアレンジ(何回弾くかとか)も忘れてステージ上で他の共演者と確認していたり、授業があるのを忘れて来なかったりした時もあって、そういう面だけ見ていると「ちゃらんぽらんな人」「大雑把な人」みたいな印象になると思うのですが(実際、本人もそんな感じで振舞っていたりする)、演奏や音色に対してはむしろ逆で、非常にこだわりがあり、その両面が表裏一体なのかもしれないな、と私は勝手に思っています。
デュオ・トリオ・バンドなどでご活躍されているので、もしよかったらぜひ聴いてみてください!
ということで、留学先の先生の動画を紹介してみました。
うまく紹介できているかわかりませんが、興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ動画や音源など、聴いてみてください♪
