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キーを押す力(左手の指)について考えました。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

今日は、キーを押さえる左手の指のことをとても意識して練習しました。

以前から「力が入りすぎているなあ」とは思っていたのですが、入りすぎているというかそもそも「力を入れる」という考え自体が違うよな、と思いました。

パソコンのキーボードなどと近いような気がしますが、かなり軽く触れるだけでニッケルハルパのキーは簡単に動きます。

にも関わらず力を入れてしまっていて。そこで「力を抜こう」と言うのは簡単ですが、それができないから悩んでいる人も多いと思うのでそこを掘り下げてみます。

まずどうして力が入っていまうのかですが、①間違えないようにと思って部分的に力む ②力を抜くと今度は加減がわからず雑音が入ってしまう ③そもそも腕全体に力が入っている くらいが今のところ思い浮かびます(私の場合)。

①と③は今までも意識してきたのに対し、②はあまり考えてこなかったので今日はこの②を考えてみました。「力を抜くと雑音が入ってしまうから、それを防ぐために力を入れてしまう」です。これはメンタル的な要素(思い込み)も大きいかもしれません。

ニッケルハルパのキーには小さい木片がついていて、その木片が弦に触れて音が変わります。その木片が中途半端に弦と接している時に雑音が入るので、弱すぎず強すぎず、キーの力加減と弓の感じとの絶妙なバランスが必要です。私はそのバランスを保つために、キーに「力を入れる」ことでコントロールしようとしてしまうのだと思います。

でもキーに力を入れると、音程も変わるし音色もキンキンするし音の移り変わりがなめらかでなくなるし響きが減って音量も落ちるように思うので、全く良いことがありません。だから変えたいです。

そこで私が思ったのは、そもそも「力を入れないと雑音が出る」という前提を書き換えることです。「力を入れないと雑音が出る」ではなく、「良いバランスを見つける」ことを目的とする。良いバランスを見つければ必然的に雑音はなくなりますし、良いバランスを探るためには指が軽やかにコントロールできる状態でなければいけません。そう考えるだけでも少し力が抜けます。

そしてそもそも「押す」というイメージがあまり良くないように思ったので、このイメージも書き換えようと思いました。押すというよりも指先を少しだけ曲げてキーに「触れる」ような感じでしょうか。あえてキーをどうにかしようとしなくても、普通に触れるだけでもキーは上がります。力加減で言えば、それくらいわずかな力しか必要ではありません。キーから指を離す時も「離す」というというよりはただ「次の音にいく」という感じで、動きを最小限に。離さなくても平気なキーはなるべく元の場所に置きっぱなしです。

また、「触れる」以外に言い換えると、手の形をちょっと変えるだけ、とも言えるかもしれません。

後は以前も書いた、「頭の中で歌う」です。雑音が入ってしまうかも…と思いながら演奏するのではなく、出したい音やなめらかな音の移り変わりを思い浮かべながら弾くと、頭の中のイメージに近づけようと身体が反応してくれます。だからここでは、いかに出したい音を思い浮かべるかが重要です。これが結構難しいです。「諦める」のが癖になっていて、つい頭の中でも妥協してしまうので…そうするとそういう音が出ます。

いずれにしても、左手の指のキーへの力加減と、右手の弓の力加減が上手く合うように。それぞれ個別の動きではありますが、一つのまとまったものみたいに捉えると良いのかなという気もしています。

キーを押す指の感じが変わると音色がかなり変わるし響きも良くなるしかなり弾きやすくなるので、ぜひとも改善していきたいポイントです。頑張ります。

今日の動画は以前もご紹介したこちらです。指の話になったので、やはりOlovの動画かなと思いました。大好きな曲です。

私の動画は244曲目「Polska efter Erlandsson」です!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!