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私が初めてのスウェーデン留学を決めた経緯⑤

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

前回の続きです。


サークルを辞めた私は、腑抜けていました。

そりゃそうですよね。それまで頑張ってきたものをやめた訳ですから。クラリネットも一応続けていましたが、あまり一生懸命はやらなかったです。というかできなかったです。疲れていましたし。

また音楽に一生懸命になって辛くなっちゃったな、と思っていました。高校生の時のコンクールと一緒だな、同じことの繰り返しだな、と。そして私には何も残らない。もう一生懸命何かをやるのは怖い、と思いました。

その時に思ったんです。今の自分は、「こうあるべき自分の姿」や理想の姿にとらわれてしまっていて、自分がやりたいことや本来の自分とずれた生き方をしているんじゃないか?

例えば髪を染めるのも、化粧品にお金を使うのも、カッコ良さそうなサークルを選んだのも、なんか何もかも。違う気がしたんです。私が本当にやりたいことってなんだ?私が本当に好きなものってなんだ?

その頃から、私は自分がやりたいことや好きだと思うものに意識を向けるようになりました。と言っても、自分が好きなものって最初はなかなか見つからないので難しくて、好きなように思えても実は「好きだと思い込んでいた」だけだったりしました。見つけては「うーん」と思ってまた一から見つけ直し、の繰り返しでしたが。本当にそれが好きなのか、「それを好きだと言っていたい」だけなのかなんかもうよくわからなくなっていました。

とりあえず人にすすめられたことはやろうと思って、美術館とかにも行きまくっていました。学生だと少し安くなりますし。「良いものを今のうちにたくさん見ておけ」と書道の授業で少し(かなり)変わった教授に言われていたので。

で、決めたんです。留学先は自分が本当に行きたいと思えるところにしよう、と。

アメリカもイギリスも、考えてみれば全然興味ないや(良い国だと思いますけど、私の興味が無かっただけ)。もっと違う国に行きたい。過去に留学した人の留学体験記を読んで、色々なブログを読んで、たどり着いたのがスウェーデンのルンド大学でした。スウェーデンの公用語はスウェーデン語なのですが、英語が通じる国のようでしたし、幸い大学のプログラムは英語でした。それに、なんか直感で「良さそう」って思いました。それが決め手でした。

不思議なもので、あんなに腑抜けていた私ですが、留学先を決めた途端に一気にやる気が出てきたんです。やっぱり情熱の女なのでしょうがないですね笑。一生懸命になるのが怖い、とか言っていたのに結局何かに打ち込むのが大好きらしいです。留学の申請に向けて準備を始めました。

TOFELの結果はあまり良くありませんでしたが、大学の成績が良かったおかげで無事ルンド大学への交換留学が決まりました。それが2009年12月。そこからはやる気に満ち溢れた私が復活しました笑