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頭の中で歌うことの重要性。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

一昨日書いた「一つ一つの音を、一歩一歩足を踏み出すようにしっかり弾く」ことと「常に今踏み出している一歩(一音)の先に次の一歩(一音)がある」というのと、それから昨日書いた「遠慮しない」というのは演奏する上でとても大事なことだと思います。

スウェーデン民族音楽だけでなく、どの音楽をやるにしても大事なことなのではないかなと思っています。少なくとも私はそれを意識するかしないかで結構変わります。

あともう一つ最近思うのが、手や指は脳の指令を受けて動いているにすぎないのだなあということです。

弾けないところやいつも間違えるところって、どうしても手や指のせいにしがちなのですが、もっと根本的な部分として「その音をちゃんとイメージしきれていない」という問題があると思います。

私はあります。

だから、指と指(キーとキー)の間隔を掴んだり目で見ることも良いのですが、まず何よりも大事なのは「その音を頭の中でちゃんと歌ってイメージすること」だと思います。

間違えやすいところはそれができていないことが多いな、と感じています。

頭の中でイメージしたり歌うだけなら簡単な気がするのに、それでもイメージしきれていない時は、だいたい音が飛ぶところや速い箇所、まぎらわしい指づかいのところであることが多いのですが。はっきり言って「怖くてイメージできない」のだと思います。その音まで飛ぶのが怖いとか、そんなに速いフレーズを弾くのが怖いとか、そういう感じです。

あと怖いのと同じですが、「自分を信じられない」というのもあると思います。「そんなフレーズ、私にきれいに弾けるわけない。絶対に間違えるだろう」というものです。

そういう気持ちになった時は、とにかくその音をイメージして、弾けると信じて弾きます。頭の中でその音を歌います。指の位置や間隔を考えることも大事ですが、それよりもまず願います。飛べ。いけ!って感じです。

結局は頭(心)でイメージしたものが手や指に伝わるので、手や指はなるべく自由にさせておきます。その分、頭(心)で歌って指令を伝えます。技術的に優れている人はもしかしたら手や指が勝手に動くのに任せるという方法もあると思いますが、そうすると最終的に音がなあなあになるので、手や指がどうなっても気持ちは音に寄り添い続けます。

頭の中で歌うことって、楽器を弾いたり実際に人前で歌うよりも格段に簡単に思えます。でもそれを演奏している時にやっているか?というと、やっていない場合も多いと思います。

やってみた方が良いです。

なぜなら、やった方が格段に楽しいからです。

やった方が上手くなれるとか、より思い通りに弾けるというのもありますが、何よりもまず楽しいです。

弾いているのは私の手や指ではありません。私自身です。で、そもそもなんのために弾くのか?というと、それは「楽しい」からです。誰だってそうです。プロもアマチュアも関係ありません。

誰かや何かのためではなく、「まずは自分の楽しみのために弾いて良いのだ」という許可を、自分に出し続けます。その一環として、歌います。結果的に弾けなくても構いません。一つ一つの音を楽しむことです。

今日の動画はMP3(エム・ペー・トレー)の「Rosa kvint」です。爽やかな朝、感が溢れていると思います。MP3の演奏はあまり紹介してこなかったかもしれません。私は留学先で全く接点がなかった方達なのですが、有名なので音源は聴いていました。ベテラン3人の、安定感とグルーブ感です。

あと私の方の動画は232曲目「Polkett från Lövstabruk」です。ちょっと画面が暗くてすみません。今日少しまとめて撮ったので、しばらくこの感じの動画が続きます。部屋自体はそんなに暗いわけではないのですが、何かあかりが必要かもしれませんね。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!次のコンサートまであと9日!

 



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