好きな本の一つである、『家守綺譚』(梨木香歩著)を少しずつ読み返しています。
この本は大学の卒論でも扱ったので、結構何度も読み返してきました。
おかげで内容はだいたい覚えているので、先を急がずにゆっくり少しずつ読むことができています。
(焦って読むのはあまり好きではないので1冊をなるべくゆっくり読みたいのですが、初めて読む時は先が気になって、つい急いでしまいます)
本自体は薄くて、内容も短編連作という感じなので気楽に読めます。1900年頃の琵琶湖の辺りを舞台としていて、売れない物書きである主人公の日常が描かれています。
河童とか鬼がその辺にいたり、竹の花に化かされそうになったり、亡くなった友人が床の間の掛け軸から出てくる話です。犬のゴローもいます。
もう何度も読み返しているはずなのに、昨日読んだ部分がとても新鮮でびっくりしました。考えてみれば確かにそういう話だったなあと思うし、別に忘れていたわけではないのですが、読んでいて「お!そうなんだ!」と思いました。
(以前はその部分は想像せずに読んでいて、結果的にスルーしていたのだと思います)
何度も読み返して全部わかっているつもりでいましたが、まだわかっていないところだらけなのかもなとあらためて感じました。発見があっておもしろいです。
まだまだ途中なので楽しみです。何日もかけてじっくり読み返してやろうと思っています。
今日もお読みいただきありがとうございました!
188曲目は「(Mats Edénに教わった不思議な曲)」です!曲名、メモしていなくてわからずすみません。Mats Edén(マッツ・エデーン)のCDの入っていますがその曲名で良いのかわからないので(曲名だけオリジナルにしている可能性もあるので)このままで。