峰村茜のホームページへようこそ!どうぞごゆっくりご覧ください。

アウトプットについてー「今の自分には早い」と思っても、今アウトプットすることに意味がある

/ ニッケルハルパ奏者

今回は「アウトプット」について、思ったことを書きます。

ブログ

3月のブログの振り返りの中で、私は「2月はブログに何を書くか考えてしまって、時間がだらだらと過ぎてしまった」ということを書きました。

3月のブログの振り返り(時間のかけ方、校正、テーマについて)

そこで気がついたのですが、「何を書くか考えてしまって時間が過ぎてしまう」時というのは、私の場合、実は「書こうと思っていることは複数思い浮かんでいる」ことが多いのです。

複数思い浮かんではいるけど、どれも「今書くには自分の考えが足りない」とか、「知識や経験が足りない」と思ってしまっていて、

「もうちょっと時間を置いてから書こう」と考えているうちに、だんだんと「どれも書けない」ような気がしてきて、新しいテーマを探そうとして時間が過ぎ、

そのうちにタイムリミットが近づいてきて、結局は最初から思い浮かんでいるテーマの1つを書くことになる…

というパターンが多かったです。

「書こう」と思いついたものは、今書く方が良い

このことを自覚してから、私はこう考えるようになりました。

「書こうと思っていることを書かないと、頭の中で渋滞が起きる」

今思いついたものを、「もうちょっと時間を置いてからやろう」と思うと、そういう「待ち」の事柄で頭の中が渋滞してしまい、新しいテーマ自体も思い浮かばなくなり、前にも後ろにも進めなくなります。

今書こうと思ったものは、たとえ「今の自分にはまだ早い」と思っても、書いてしまった方が良いのだ、と気がつきました。

自分のアウトプットしたものが、流れを作っていく

思い浮かんだテーマを、今の自分に書ける範囲で書いてみると、自分で想像していたよりもよく書けることが多いし、一度何かを書くと、それに付随してまた新しいテーマや補足のテーマが次々と思い浮かんできます。

すると、自分で上に投げたボールを、ただ打ち返し続ければどんどん先に進むので、楽だと思いました。

「今はまだだ」と思ってしまうと、ボールを抱え込んで流れを止めてしまうことになるので、打ち返すこともできなくなり、後がつまってしまいます。

古いテーマを自分の中であたため続けても、意外と発展はなく、アウトプットしてしまった方が先に進めます。

「明日のためにとっておこう」としない方が、明日の自分を助けることになる

また、思い浮かんだテーマを書かずにいる理由の1つに、「明日以降のためにとっておこう」という気持ちがあります。

「今日はとりあえずなんとかするとして、明日以降、本当に書くことが無くて困った時のために、このテーマはとっておこう」と思っているのです。

しかし、むしろそうやって「とっておこう」とすること自体が、自分のアウトプットを停滞させているのだ、と気がつきました。

将来のために「とっておき」を作るのではなく、今自分が持っている手札を今出すことが、結果的に「明日の自分を助ける」ことになるのだ、と思いました。

音楽というアウトプット

ここまで、ブログについて思ったことを書きましたが、音楽もそうだと思います。

音楽は自己表現であり、アウトプットの一つです。

挑戦したい曲、とっておきのフレーズ、ここぞというような演奏など、「将来上手くなった時のためにとっておく」のではなく、「今挑戦する」ことが、自分を成長させてくれるのだと思います。

私にとっては、それは伝統音楽であり、留学先で教わったものを中心とした素朴な曲たち、楽器の響きで、それらを自分の演奏を通じて、目の前の方に届けたいと思っています。

これ(やりたいこと)は、人によって全く違います。

やりたいことに、実際に挑戦してみて「ああ、やはり今はまだまだだ。全然だめだ」と思うこともあるかもしれません。

それでも、今経験すると、それを起点として明日の行動を考えられるようになります。

「次はこうしてみよう」と。

そして、実際に少しでも自分の演奏が変化していくのを実感すると、演奏がより楽しくなっていきます。

上達することがすべてではありませんが、変化する自分を見るのは楽しいです。

「今の自分にはまだ早い」と思っても、今、アウトプットすることに意味があります。

今自分が作り出した流れが、明日以降の自分を助け、変化と成長をもたらしてくれるからです。


以上、アウトプットについて、思ったことを書きました。

もしよければ、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました。