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好きな理由は変わったり変わらなかったりする

/ ニッケルハルパ奏者

私が最初にスウェーデン民族音楽を知ったのは、Emilia Amperというニッケルハルパ奏者のワークショップみたいなものを受講した時でした。

Emiliaは体を揺らして優雅にカッコよく堂々と弾きます。だから私も、その躍動感やエネルギーにすごく惹かれました。

その頃の私は音楽を堂々とやることを自分に禁止していて、でも誰もいないところでは学校のピアノを毎朝弾きながら歌ったりしていて、音楽が好きだったし音楽に癒されていました。そんな私だったから、Emiliaの堂々とした姿と演奏を聴いて私自身も解放された気持ちになったのだと思います。

好きになったきっかけはそうなのですが、私が思うスウェーデン民族音楽やニッケルハルパの良さ・好きな理由は、常に少しずつ変わっていくようにも思います。躍動感はもちろんなのですが、今は音色のきれいさとか、良い感じの力の抜け具合・自然体でいる感じが好きです。

どの要素も嘘ではないので、好きな理由が変わっていくというよりも積み重ねていくみたいな感じかもしれません。意識するポイントが増えていって、推移する。

説明の度に毎回違うことを言ってしまうかもしれませんが、その時その時で本当に思っていることをお話ししようと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます!

77曲目は「”När jag dansar med min lilla brud”(私が私のかわいい(小さい)花嫁と踊る時)」です。