昨日書いたことに引き続き最近ずっと思っていることなのですが、弾いている時のアウトプット(表現)を細かく繊細にすることと、でもその内側にある気持ちやエネルギーは大きく持ち続ける、というのをもっとうまくミックスできると良いな、と思います。
アウトプットがうまくいかない(=技術が粗い)と、気持ちがあっても空回りしていたり、せっかくあるエネルギーを音に乗せきれずにこぼし続けてしまうなあと感じます。それは悪くはないのですが、「もったいない」という気がします。
自分の気持ちを全部音にぶつけようとすると、音がすごく雑になったり、変にうるさくなったり、粗くなったり、押し付けるような音になるように感じます。
大きくて強い気持ちがあっても、それを全部音にそのままのかたちでぶつけるのではなくて、ぎゅっと凝縮させたり、その強いエネルギーを優しく表現したり、小さく絞り出したり、なめらかに表現したりできると良いかなと思うし、
それと同じで、小さくて細かい部分を丁寧に弾くことだけにかかりきりになるのではなく、「これは結局のところ曲全体のうねりや流れを表現するためにやっているんだ」と、あくまでも全体の流れの中でその細かい部分を丁寧に弾けたら良いなと思います。
今日の動画はKjell-Erik Eriksson(シェル・エリック・エリクソン)というフィドル奏者と、彼と同じバンドのJens Comén(イェンス・コメーン)の動画です。私は自分がニッケルハルパだけ弾いているせいか、フィドル奏者の好み(というか苦手な奏者)は特に無く、どの人も良いなと思うのですが、Kjell-Erikの弾き方は特に好きな弾き方の一つです。何が好きかと聞かれても説明できないのですが…。動画では2曲演奏していて、2曲目は私も知っている、有名な曲です。2曲目は音と画がかなりずれていますが、この動画を参考に練習しようと思います。
268曲目は「Polska från Forsa」です!Hälsingland(ヘルシングランド地方)の曲です!
今日もお読みいただき、ありがとうございました!