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調子が良い時と悪い時の差を考えてみる。

/ ニッケルハルパ奏者

昨日思ったのですが、私は腹筋が結構弱くて、腹筋を意識しているかいないかで楽器を持った時の感じが違います。

腹筋が意識できると上半身全体が引き上げられる(という言い方が正確かどうかわかりませんが)し、しっかりとするので、楽器も弾きやすくなります。意識していないと上半身全体がたるんで下がってしまい、楽器も安定せず、首から楽器をぶら下げている感じになります。指も届きにくくなる気がします。

以前も書きましたが、何かうまくいかない時は「力が余計に入っている」時もあるのですが、反対に「きちんと力が入るべきところに入らなさ過ぎて、別の箇所に負担がかかっている」場合もあると思います。私は後者の方を特に感じます。普段意識しないと上半身はすぐ下がるし、下半身は上がってしまいます。

その状態で本人が「楽」なら良いのですが、実際には腹筋が支えられていない分肩や首に負担がかかったり、下半身が踏ん張れていない分、足の裏や足の甲などが痛くなったりします。上半身をあるべき位置に引き上げて、下半身を安定させて地面に足をつける。そこを基本として色々自由に動き回れるとかなり弾きやすいなと思いますし、普段の生活も過ごしやすいなと思います。

(良い姿勢で固定するとそれはそれで弾きにくいので、常にちょっとずつ動きたいです。曲の展開に合わせて)

あと力が伝わるべきところに伝わると、音もそれだけ力強くなると感じています。

日々練習していても日によって調子が良い日と悪い日がありますが、私の場合は調子が悪い時はたいてい「守り」に入っていて音の力強さが無いです。汚い音を出すのが怖かったり、自信が無い時がそうなりがちなのですが、それは調子が悪いから自信が無いのか、それとも自信が無いから調子が悪くなるのか、どちらが先なのかはよくわかりません。

ただそういう時、自信が無かったり音が汚いと思っても(そういう時は自分の音を否定しがちなのでテンション下がりますが)とりあえず思いきってやってみる!自分の中の制限を外してみる!というのが現状打破の一歩かなと思います。なかなか難しいのですけど…。

実は一昨日はあまり調子が良くないなと思って(人とセッションをして少し気分が変わりましたが)、それで昨日・今日は復活したので、何が違うのかを自分なりに考えてみました。結局は思い切りかな、と思ったんです。

今日の動画は先日見つけたものです。スウェーデンで大変有名な歌い手Lena Willemark(レーナ・ヴィッレマルク。民族音楽を中心に、様々な歌唱法で色々なジャンルの歌を歌う)が、ベース奏者の方と、あと日本人のお箏奏者の方(中川かりんさんという方)と一緒にコラボした時のものだそうです。曲全部は映っていませんが、すごくカッコいいです!

Lenaは少しハスキーがかった声で堂々と力強く、そして優しく語りかける(呼びかける)ように歌うのが私はとても好きです(すごくカッコいい)。また、お箏の演奏も素晴らしいです。すごく合っています。お箏もベースも、「こういう音が出るんだな~」と思います。3人で世界観がぴったりです。Lenaで検索してたまたま出てきた動画なのですが、初めて知りました。

知らないことがたくさんあります。

私の動画は237曲目「Hökpers vals」です!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!