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2015年8月~12月、ストックホルムに滞在した時は辛かった。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

ブレーキンゲでの2年間が終わり、私は「アマチュアの劇団を立ち上げる」というクラスメイトに誘われてストックホルムに半年間滞在しました(その前に一度日本に一時帰国しています。あと、ビザは通信教育の授業を受講して学生ビザで滞在しました)。

結局その劇団はあまり活動できず、私も自分がスウェーデンでできることに限界を感じ、2015年12月に日本に完全に帰国しました。

ストックホルムに滞在していた間、私は自分が「スウェーデンにいたいな~」となんとなく思っていたその気持ちと、本格的に向き合うことになりました。

そこで気が付いたのは、留学で学生としてスウェーデンにいることと、実際に住むことでは事情が違うということでした。スウェーデンでの就職先が既にある人なら別だと思いますが、私には仕事のあてもなく生活していく術がありませんでした。学生の頃は、学校に国や自治体から補助が出ているせいか寮費もとても安く、食費もあまりかかりませんでしたが、自分で間借りするとなると結構お金がかかりました(ストックホルムでは住宅不足なので、自分でアパートを1室借りるといったことはできません。誰かの家に住まわせてもらって家賃を払うというかたちになります)。

学生だというだけで、自分がいかに守られていたのかがよくわかりました。

また、働くことができない(労働許可がおりるような就職先を見つけられない)ということは、お金の問題だけではなく、「社会と自分との繋がりが絶たれてしまう」ことのようにも感じられました。苦痛でした。私は大好きなスウェーデンにはいましたが、とても孤独を感じました。

(労働許可は、就職先を見つけ、その就職先との間で自活できるだけの給料が支払われることを約束した契約書を提出しないと、そもそも申請することができません。また、飲食や清掃といった比較的見つかりやすそうな仕事は、労働許可がおりる条件が厳しくなります。外国人が労働許可を取るには、「その人でないと務まらない業務」であることが前提となるからです。結婚相手やパートナーがスウェーデン人である場合はまた条件が変わってきます)

以前も書きましたが、もしも本当に何が何でもスウェーデンにいたいなら、働くチャンスはあったのかもしれません。でも私には挑戦する行動力も気力もありませんでした。単純に疲れていました。スウェーデンにいることよりも、自分がやりたいことができる、その方が自分にとっては大事なのだと気が付きました。何がやりたいのかはまだわかりませんでしたが。

あの半年間は、とても辛く長い半年間でした。


ただ、学んだこともあります。

それは「例え結果を出せない時期が続いても、そこで腐らずに前を向き続けること」です。

ストックホルムにいた間、私は何もできていない(ように見える)自分を責め続けました。そして、諸々の事情や何よりも、まず「私が私を責めていたことが自分自身を苦しめていたのだ」ということが後からわかりました。

人生は長く、短期的には結果が出ないことがたくさんあります。そこで自分を責めずに、今やっていることが意味があるんだと信じて続けていくこと。そこで信じられないなら、引き返す勇気を持つことも必要だし、そもそも信じられるようなことを自分自身で見つけていくことが、大切。

そう思えるようになったのは、あの苦しい期間があったからです。


それに、一度自分の本当にダメな部分を知ると、後で似たような状況になった時に「あの時よりはマシかも!」って思えます。ある意味心強いです。

傍から見たらどうだかわからないけど、あの時よりは全然いけてるから、私、成長してる。まだいける。

そう思えるようになったのも、あの期間のおかげです。

5年後はちゃんと笑えてるから、だから安心して今は思いっきり泣いとけ!ってあの頃の自分にバシッと言えるように、私もまだまだ頑張ります!

今日もお読みいただき、ありがとうございます!