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部屋を暗くして練習する

/ ニッケルハルパ奏者

去年、五反田プラネタリウムでの演奏をさせていただいたのですが、本番が暗いところでの演奏なので、練習時も部屋を暗くするようにしていたんですね。

そしたらそれ以来、部屋を暗くして練習するのが好きになってしまいました。

部屋を暗くして練習するのが好き

部屋を暗くして練習するって、ちょっと変なんですけど(笑)

どれくらい暗いのかなんですけど、スマホの録音画面だけ点灯させています。

それ以外は真っ暗です。

スマホの録音画面というのは、私は普段、練習している音を全部録音しているので、その画面のことです。

画面だけつけておいて、録音時間(=練習時間)をたまにチェックしながら、あとは暗い中で耳を澄ませながら弾いています。

(画面が最長10分で消灯してしまうので、10分経つ前に一度触らないといけないのですが)

時間ですが、だいたい25~30分前後くらい弾いて、その後少し休憩して、また25~30分くらい弾いて…というのを繰り返しています。

暗くするのが好きな理由

1,集中できる

部屋が暗いと、集中できるんですよね。

明るいと色々気になっちゃって(スマホの画面とか、自分の演奏姿とか)、気が散ってしまったりするのですが、暗いと弾く以外に何もできないので、結果的にすごく集中できます。

2,音(聴覚)に意識が向く

暗いと音(聴覚)に意識が向くので、音や、弾き心地にフォーカスした練習ができるなと思います。

反対に、明るいと、どうしても視覚情報に頼ってしまうんですよね。自分の腕の向きとか。変に気になってしまいます。

視覚情報も演奏のヒントにはなるのですが、音よりもそっちが気になってしまうと意味がないかな、と。

音が良いと、結果的に見た目も良い演奏姿になっていることが多いので、音を優先的に意識した方が良いなと思っています。

あと弾き心地ですね。腕の感じ、手の感じなど。見た目ではなくて、弾いている時の感触です。

弾き心地も音と連動しているので、どちらかが良いともう片方も良くなることが多いですし、

本番で緊張している時も、練習時の弾き心地を意識すると上手くいきやすいかなと思うので、練習中に上手くいった時の弾き心地をなるべく覚えて、再現できるようにと思っています。

3,癒される

これは単純に私の趣味ですが、暗い部屋ってなんか癒されるんですよね~。

非日常感、みたいな。

プラネタリウムもそうですね。

暗い部屋でニッケルハルパの音色をずっと聞いていると、なんかここ、本当にうちだっけ?みたいな(笑)

すごい癒されます。楽しいです。

あとこれはたぶん気持ちの問題だと思うんですけど、なんか暗いと眼が休まる気がして。

スマホの影響で視力が落ちているので、眼が休まるの嬉しいな~って感じです。気のせいかもですが。

気を付けた方がいいこと

ただ、なにせ部屋が暗いので、楽器をどこかにぶつけたり、自分が転んだりしないようにというのはとても気をつけています。

ニッケルハルパの場合は、左の先端の部分を特にぶつけやすいので、注意ですね。

私の部屋の電気はリモコンで切り替えられるタイプなので、リモコンを手元に置いて操作していますが、それでも急に動いたりはしないようにしています。

(もし壁のスイッチまで行かなくてはいけない場合は、楽器を持ったままスイッチまで行くと危険かもしれないので、楽器を一回置いてから移動した方がいいかもしれません)

あと、私、漫画を読むのが好きなのですが、怖いシーンを読んだ後とかだと暗い部屋がちょっと怖く感じられる時があるので(笑)

そういう時は頻繁に明るくしたりしています。

臨機応変です。

また、動画レッスンのリハをする時とかは(自分で一人でリハをするのですが)、話す内容や順番を色々メモしたりしながら弾くので、そういう時は明るくして弾いています。


部屋を暗くして弾くとか、ちょっと謎な行為かもしれませんが(笑)私的には好きなので。

試してみたいなという方がいらっしゃいましたら、ぜひどうぞ。

楽しいし、癒されるし、本当に集中できます。

楽器をぶつけないようにというのと、自分が転んだり、どこかに足の小指をぶつけたりしないようにだけ、くれぐれもお気をつけください。

ちなみに私は、普段寝る時も真っ暗派で、常夜灯みたいなのは絶対点けないので、そういう趣向も影響しているかもしれません。

暗いとほっとするんです。

皆さんの好きな練習方法はありますか?

自分の好きな練習方法で、ぜひ、楽器を弾くのをお楽しみください。