私は中学・高校時代に吹奏楽部だったのですが、人間関係でひと悶着あり、それを引きずっていました。

吹奏楽部経験者ならだいたいおわかりかと思いますが（笑）

今回はこのことについて、支障のない範囲で書きたいと思います。

同じパート内でのわだかまり→卒業式に呼び出される

私は中・高（同じ学校）の吹奏楽部でクラリネットを吹いていたのですが、同じパートが私の他に２人いました。

最初は仲良くやっていたのですが、ふとしたことからその２人と敵対しあう（２人v.s.私）関係になってしまったんですよね。中学３年くらいの時です。

それから、２人はあまり部活に来なくなりました（１人はもとからあまり来てませんでしたが）。

いないならいないで全然良いのですが、たまに来るし、２人の態度があからさまに私に反抗的なので（笑）、その２人に対して戦々恐々とする日々を過ごしました。

私は必然的にパートリーダーもしていたので、２人の楽譜とかも私が用意しないといけなくて、「嫌がらせしてくる人達の楽譜をなんで私が用意しなくちゃいけないんだ」って思ってましたね（笑）

で、高２の秋で部活は引退して、高３ではその２人とクラスも離れることができて（高２の時はクラスが一緒で地獄でした）、もう私の方では「何もないだろう」とほっとして油断していたのですが。

卒業式の日の朝に、その２人に急に呼び出されて、「謝れ」「お前のせいで自分たちは居場所を奪われたんだ」みたいなことを言われ、「えー…」って思いながら、とりあえず私は泣いて謝った記憶があります。

卒業式の日に呼び出されるとか、そんな漫画みたいな展開、本当にあるんだな～…って当時思いました（笑）

こういう話自体は、たぶん吹奏楽あるあるなんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

（ちなみに私の場合は、私が送ったメールをその２人に心理分析？されて笑われたり、ドアをバーン！って閉められたり、反抗的な態度をとられたり、そういうちょっとした嫌がらせで済んでいましたが）

自分が悪かった、とずっと思っていた

で、私はこのことがずっと頭にあって、「全部ではないけれど、たしかに自分も悪かったな」ってずっと思ってきたんですよね。この１５年くらい。

卒業式の日に言われたように、私が彼女たちの居場所を奪ったのだろうか、と。

でもこの前、ふいに「…別にそうじゃなくない！？」ってやっと思えたんですよね（笑）

私の中では、なぜか「私も悪かった」＝「私が２人の居場所を奪った」みたいな図に変換されていたのですが、

別に「相手も私もお互いに悪いところがあった」だけで、それぞれの結果は自己責任、自分のまいた種だよね、って。

ていうか私が居場所を奪ったんじゃなくて、そっちが勝手に部活休んでただけじゃん！？ってなりました（笑）

そう思ったらすごくほっとしたんですよね。

同じ間違いをおかしたくなくて引きずっていたけど、よく考えたら相手の問題だった

たぶん、私は当時「同じ間違いをおかしたくない」と強く思ってしまって、それで「自分が悪かったんだ」「自分の悪かったところを忘れないようにしよう」と思ったのだと思います。

その結果、２人のことをずっと引きずってしまったんですね。

「自分が悪かった」と思って引きずっていれば、次からは同じ間違いをせずに済むかもしれないから。

でも、もういいよね、って思いました。

だって普通に、私のことなんて気にせずに、２人が部活に来ていれば済む話ですもんね。

なんで私、引きずってたんだろう？って、今は思います。

私も悪いところはあったけど、これは相手の問題だったんですね。

今の自分に通じる人間関係と価値観

学生時代の部活の人間関係って、意外と引きずってしまうものなんだな、と思います。

私は音楽関係の部活だったし、自分が今も音楽をやっているから、より引きずってしまったのかもしれませんけど。

この頃のぐちゃぐちゃな人間関係って、私はわりと今の自分の人間関係にも通じているような気がするので、早いところ解放してあげたいな、と思っているんですよね。

過去のことをもう過去としてすっきりできれば、今の自分ももっと楽になるだろうなって思っています。

部活を引退して高３になった時、「もうこれからは自分の受験のことだけ考えれば良い」ってなった途端に、私、ものすごい解放感を味わったんです。

自分のことだけ考えれば良いのって、なんて楽なんだー！！と（笑）

それが勉強だろうがなんだろうが、個人プレー最高だよ！って。

それまでの私は、「自分は集団行動が好きだ」と思っていました。

でも、意外と個人プレーの方が好きなのかもなって、この頃初めて思いました。

（あとから冷静に考えれば、私はいつも個人プレーの方が好きだったのに、「集団でやるのが好きな自分」でいたかったのだと思います）

これは、大学のサークルをやめた時にも思いました。集団でわいわいするのは、私、そんなに好きじゃないんだな、と。

それが今の自分（集団で動くよりもソロでやる方が好き）の価値観に通じていると思います。

今回書いた経験自体はわりと大変でしたが、今の自分に通じる価値観とかを知る機会にはなったし、あそこまでの他人との衝突って、社会人になってからは経験していないので（笑）学生時代に経験しておいて良かったかもしれない、とも思います。

部活の人間関係も、かなり特殊な空間での関係性だったので、今あらためて当時を振り返ると違う見え方がしてくるような気がして、おもしろいと思っています。

という、私の吹奏楽部時代の話でした。

この前、吹奏楽の過去のコンクール定番曲などをYouTubeで聞いていたのですが、動画のコメント欄に「曲は好きだけど当時のことはトラウマ」って書いている人がいて、それに対して同意するコメントがたくさんついていて、

同じように思う人がたくさんいるんだな～と思い、ほっとしました（笑）

楽しかった思い出ももちろんたくさんあるし、どれも良い思い出ですけどね。

今はまた時代が変わって、部活のあり方も変わっているかもしれません。

私の、学生時代の話でした。