私が楽器を買った時のことを書いてみます。
留学中に購入しようと思った
私は日本では他の人に楽器を借りたり、レソノサウンドに練習しに行ったりしていて、楽器を持っていませんでした。
留学中も、最初は学校の楽器を借りようと思っていたのですが、最終的に知り合いの方が楽器を貸してくれるという話になり、その楽器を借りて留学生活を送っていました。
自分の楽器はずっと持っていなかったんですね。
で、留学中にやっと楽器を注文しようと思い、どうしたら良いかを先生に相談したら、
「○○さん(有名な製作家さん)に希望の価格帯などを伝えて、そのくらいの価格で作ってくれそうな人の連絡先を教えてもらうと良いよ」とのこと。
○○さんは少し知り合いだったので(学校にも授業しに来たこともあったので)、そこで○○さんにメールをしました。
結局、○○さんもそれぞれの製作家さんの販売価格はあまり把握していないとのことだったのですが、良さそうな人たちのリストをくれて、5人くらいの製作家さんの名前がそこに載っていたんです。
(当時はよくわかっていなかったのですが、今考えるとそのリストに載っていた製作家さんたちは、どの製作家さんも良い製作をする人たちでした。どの人の楽器でも良かっただろうなと思っています)
そこから1人1人に会いに行ったり調べても良かったのですが、私はそこで引っ込み思案を発動させてしまったので、その5人くらいのうち「ちょうど最近話したことがある」1人にメールをして、そこから楽器の購入が決まりました。
購入前に見に行った
と言っても、いきなり購入を決めたわけではなくて、その人が学校からわりと近く(電車で2~3時間くらい?)の所に住んでいたので、その人の家に話を聞きに行きました。
そこで過去に作った楽器を弾かせてもらったり、色々話をしたり(今作っているものに注文が入っているのか、納期はいつくらいになりそうかとか)、作業場を見せてもらったりして、購入を決めたんですよね。
購入というか、注文ですね。
楽器は基本的に、その場ですぐに買うというよりは、注文して作ってもらう形になります。
注文してからどれくらいでできあがるかは、製作家さんや注文のタイミングによって変わります。
たとえばすでに注文がたくさん入っていたり、1台に時間をかけるタイプの製作家さんだと、注文してから5~6年以上待つというのも普通にありますので。
もしも2台目以降だったら、5年とか10年とか待つもの全然ありかなと思いますが、
私の場合は1台目だったので、5年とか待つのはちょっと無理だなあと思っていて、製作家さんにも「できれば留学から帰る時に持って帰りたい」というのをお伝えしたんですよね。
(ちなみに、友達(スウェーデン人)はその時すでに別の製作家さんの楽器を5年以上待っている状態で、待っている間はその製作家さんから、別の楽器(これまた違う製作家さんの楽器)を借りていました。スウェーデン人どうしだと、そういうことが気軽にできて良いなと思いました)
で、納期についても大丈夫、とのことだったので、注文をしました。
連絡をとりあう→完成
注文してからは、連絡をとりあいながら、楽器製作の進捗状況をメールで教えてもらっていました。
これは製作家さんにもよると思います。
私が注文した人は、年齢のわりにメールを気軽にするタイプの人だったので、製作状況の写真をよく送ってくれたのですが、ご高齢でメールとかがあまり得意ではない人もいると思いますので。
そうしてやり取りしながら、楽器の色や装飾の有無などを決めていき、実際に完成した際には、楽器を取りにまたその人の家まで行きました。
(もちろんお金も支払いました)
私が注文した製作家さんは、海外の人にも楽器を作っているということで、「この前はどこどこの国の人に楽器を作ったよ」みたいなことをよく話してくれました。
と、細かい部分はかなり割愛しましたが…こんな感じで私は楽器を購入しました。
日本から注文したことは無いのでよくわからないのですが、基本的には同じなのでしょうかね。
(海外の人とよくやり取りしている製作家さんなら、慣れていそうな感じもしますが)
この情報があまり参考になるかどうかわかりませんが、何かの参考になりましたら幸いです。
おそらく製作家さんや自分の状況によって、楽器の購入状況ってかなり変わってしまうと思うので、ケースバイケースだととらえていただければと思います。
楽器は、購入するのが目的というよりは、弾くのが大事だと私は思っているので、購入するのをゴールにしなくて良いんじゃないかな~と個人的には思っています。買わずに弾いて楽しんでいる方も何人もいらっしゃるので。
楽しく弾いていきたいです。