峰村茜のホームページへようこそ!どうぞごゆっくりご覧ください。

ルンド大学の学生寮での洗濯のエピソード

/ ニッケルハルパ奏者

以前、スウェーデンの学生寮のことをブログで少しご紹介しました。

その記事の中で、洗濯室(洗濯機がたくさん並んでいる部屋)のことも紹介しましたが、今回は、この洗濯室関連のエピソードを1つ書きたいと思います。

音楽とは関係ない話なのですが、お楽しみいただけましたら嬉しいです。

学生寮の洗濯室

学生寮について、以前書いた記事はこちらです↓

スウェーデンの学生寮について(寮の作り、個室、キッチン、洗濯、掃除当番)

スウェーデンの学生寮では洗濯機は共用です。

特に、私が2010~2011年に滞在していたルンド大学は学生寮が大きかったので、何棟もある寮の建物のうち、いくつかの棟にだけ、地下に洗濯室が並んでいました。

私の部屋があった棟(たしかU棟)には洗濯室は無かったので、一番近い隣の棟(X棟)へ行って洗濯をしていました。

ちなみに、私がいた寮はこんな感じです↓こういう建物が10~15棟くらい?寮の敷地内に並んでいました。写真に写っているのは、私が住んでいた棟の向かいの棟です。

さて、洗濯室と洗濯機ですが、それぞれに番号がふられていて、ネットで予約することができました。

予約の時間になると、ICチップのキー(自分の学生寮のキー)を使って、地下に入室可能(時間外は入室不可)という仕組みになっていました。

このICチップのキーは、普段は自分の部屋のある「棟の入り口」と、その棟の中の自分の部屋がある「セクション(1つの階にセクションが2つある)の入り口」で、かざす仕組みになっていたと思います。

寮は、自分の部屋以外はオートロックになっていたので(自分の部屋だけは普通の鍵)、普段はこのICチップをかざしてオートロックを解除していました。

休日の朝に洗濯していた私

そんな洗濯室ですが、時間帯によっては予約がいっぱいでなかなかとれません。

また、予約時間をオーバーすると洗濯室に入れなくなってしまうので、「確実に家にいる時間」内に洗濯を終えないといけません(洗濯物を取りに行けなくなるので)。

ということで、私はなるべく「休日の朝」に洗濯するようにしていました。

また、洗濯はあまり頻繁にはできないので(洗濯機を予約できる時間のコマ数に限りがあるので)1週間分くらいの洗濯物をまとめて洗濯することにしていました。

洗濯物は、私はIKEAの青いバッグか、TIGER(フライング・タイガー・コペンハーゲン。北欧の300円ショップみたいなところ、最近日本にも進出している)で買った大きめのビニールバッグにためておいて、洗濯当日はその袋と寮の鍵だけ持って、身軽な状態で洗濯室に向かっていました。

スウェーデンでは洗濯物はあまり外に干さないので、洗濯の時は乾燥機も必ず使います。

寮の洗濯機は乾燥機と一緒のタイプではなかったので、洗濯が終わった頃に一度洗濯室へ行き、乾燥機(日本では見ないタイプの物干し型の乾燥機)に洗濯物を並べ、スイッチをONにし、しばらく経った頃に洗濯物を取りに行く、という感じでした。

いつも通り洗濯に行った

その日もいつも通り、朝ごはんを食べ、朝8時頃に洗濯をしに行きました。

洗濯機をセットし、さあ帰ろうと思って自分の寮の建物に入ろうと思ったら…寮の入り口のICチップが反応しませんでした。

いくらかざしても、オートロックのキーが開かないのです。開かないというか、一切反応しません。

「もしかしてキーが壊れた?最悪だ…」と思い、試しにまた洗濯室の建物に戻ってみたところ、洗濯室には入れました。

つまり、私のキーが壊れていたのではなく、私の住んでいた建物の「ICチップの読み取り部分」が壊れていたのです。

私のキーが壊れているわけではないのだ、と知って一瞬ほっとしましたが、それにしても「どうしよう…」と思いました。

その日は外はもう結構寒くて、私は部屋着にユニクロのフリースを1枚羽織ったような状態だったので、誰かが出てくるまで外に居続けるのには厳しい気温でした。

しかも不幸なことに、ここは「スウェーデンの学生寮」で、今日は「休日」、時間は「朝」。

つまり「ほとんど誰も起きていないし、出入りもしない」ということです。

休日の朝は基本的にみんな遅いです。

同じ寮の誰かの部屋のピンポンを鳴らして、事情を説明すれば入口を開けに来てもらえるかもと思いましたが、当時の私には休日の朝に隣人をピンポンで起こす勇気がありませんでした。

(私のいた寮のメンバーはほとんどが男性だったので、遅くまで寝ていただろうし、私自身もそんなに親しかったわけでもなく…。皆親切な人達でしたが、起こすのは申し訳ないと思いました)

とりあえず、洗濯室には入れるので、洗濯と乾燥が終わるまでは洗濯室の中でぼーっとしながら待つことにしました。

洗濯室の中で2~3時間待つ

洗濯室は地下でしたが、一応あかりとりの窓はついていましたので、そこからの光を浴びながら、ひたすら2~3時間待ちました。

外と違ってあたたかかったのが救いでした。

ポケットを探ったら、ちょうど以前折っていた小さい鶴が出てきたので、それを解体してもう1回折ってみたり、ガムの包み紙を使ってまた鶴を折ったり、ということをしました。

暇でした。携帯電話も持っていませんでしたしね。

どうやって時間をつぶしたのかは実はほとんど覚えていませんが、そんなこんなでようやく2~3時間が過ぎ、洗濯も乾燥も終わり、また寮に戻ってみました。

相変わらずICチップは反応しません。

ただ、もうさすがに11時近くになっていたので、誰かが起きていることを期待して、寮のキッチン(共用キッチン)のピンポンを鳴らしてみました。

すると、たまたま寮のメンバーが1人起きていたらしく、事情を説明して入口まで開けに来てもらいました。

こうして私は無事、自分の部屋に戻ることができました。良かったです。

寮の鍵はいつ直ったのか全く覚えていませんが、翌日以降に修理業者が来て直していたと思います。

洗濯室の話になると、いつもこのエピソードを思い出します。


ちなみに上の話とは別の話になりますが、同じルンド大学の寮にて、冬休み中、確か1月1日の朝に洗濯をしに外に出た時、空が晴れていました。

新年早々、爽やかだなあと思い、「わー、晴れてる~」と思って空を見上げながら一歩を踏み出したら、玄関前の地面(スロープ)があたりいったい凍っていたようで、空を見上げた体勢のまますべっておしりから落ちたこともありました。

痛かったです。

洗濯と言うと、この時のこともなぜか思い出します。

また、洗濯とは違う話ですが、私は昨年、エレベーターに閉じ込められました(日本で)。

地震などではなくて、単に整備不良だったそうですが、だいたいそういう時に限ってスマホも持っていないし薄着なんですよね。

気をつけよう、と思いました。

以上、「ルンド大学の学生寮での、洗濯のエピソード」をご紹介しました。

お読みいただき、ありがとうございました。