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今までに留学した町の紹介。Lund、Blekinge、Toboについて

/ ニッケルハルパ奏者

私はこれまでに、スウェーデンのLund(ルンド)に1年間、Blekinge(ブレーキンゲ)に2年間、Tobo(トーボー)に1年間滞在していました。

それぞれの町について、別々の記事で軽く紹介してはいるのですが、あらためてまとめて比較しながら、簡単に紹介したいと思います。

こちらはスウェーデン全体の地図です。

私が行っていたのは、左下の端Skåne(スコーネ地方)、その右隣のBlekinge(ブレーキンゲ地方)、そしてこの地図だとオレンジ色の右側のエリアのUppland(ウップランド地方)です。

こうして見てみると、私が行ったことがあるエリアは海に面しているところばかりでした。山間部(ノルウェー側など)にはあまり滞在していません。

では、それぞれの町について紹介します。

Lund(ルンド)2010年8月~2011年7月

ルンド大学に交換留学をしていた関係で、Lundに1年間(11カ月)滞在していました。

Lundは地図でいうとこちらです。地図の右下の「-」を押していただけると、より大きい範囲で見られます。

スウェーデン南部のSkåne(スコーネ地方)にあります。

Skåneといえば、先日の16-delspolskaの記事で少しだけふれた地域ですが、Lundに留学していた頃はニッケルハルパや伝統音楽のことは全く知らなかったので、ふれる機会もほとんどありませんでした(博物館の夏至祭のイベントで見たくらい)。

地図で見るとわかるのですが、近くにMalmö(マルメ)という大きい町(スウェーデンで第三番目の都市)があるのと、海をはさんですぐのところに、隣国デンマークの首都コペンハーゲンがあります。

Hesingborg(ヘルシンボリ)という海辺の町もわりと近くにありました。

Lundは大聖堂が有名で、また大学町としても非常に有名です。大学生や大学関係者がたくさん住んでいる町で、とてもにぎわっていました。お店やカフェも(今思えば)たくさんありました。

 

このようなところでした。

Lundの写真や、マルメ、ヘルシンボリ、デンマークのヘルシンオアの写真などはこちらの記事で紹介しています↓ぜひご覧ください。

《Lundや周辺の町の関連記事》

ルンド→ルンド大学の写真(2010~2011年)ルンドの町の写真(2010~2011年)大聖堂、教会、町並みなど

マルメの紹介→スウェーデンのマルメの写真~タワーとその周辺のマンション~

デンマークなど→デンマークのHelsingørからスウェーデンのHelsingborgまで、フェリーで行った時の写真

Blekinge(ブレーキンゲ地方)2013年8月~2015年6月(+α)

私はいつも「Blekinge(ブレーキンゲ)にいました」と言っていますが、正確にはBlekinge(ブレーキンゲ地方)の中の、「Bräkne-Hoby(ブレークネ・ホビー)」という所にいました。

略して「ホビー(ホッビー)」。

地図でいうとこちらです。さきほどのルンドよりももっと右側(東側)です。

Blekinge(ブレーキンゲ地方)はスウェーデンの地方の中でもかなり小さい方の地方に入ると思います。

(もしかしたら一番小さいかもしれませんが、違うかもしれません)

学校に飾ってあったブレーキンゲ地方のタペストリーです↓こういう形の地方です。

青くなっているところは海です。

Blekingeでは、私は「Blekinge folkhögskola(ブレーキンゲ・フォルクヘーグスコーラ)」(国民高等学校)に2年間滞在し、スウェーデン人たちと演劇をやっていました。

たまに歌ったり、余興でクラリネットを演奏したりもしました。

2013~2015年頃のことです。そのあとストックホルムにも半年間滞在しました。

この2年間は、私の人生の中でも最も波乱万丈な時期だったかもしれません。色々ありました。音楽とは関係がないので、あまりブログには書いていないかもしれませんが。

Blekinge(ブレーキンゲ地方)は、『スウェーデンの庭』と呼ばれているそうで、緑や花が豊かなのだそうです。

私がよくブログや演奏会などでスライドに映している森の写真などは、Blekingeで撮ったものです。

買い物に行く時には、隣のKarlskrona(カールスクローナ)かKarlshamn(カールスハム)という町に行っていました。

中でもKarlskronaは、軍港が世界遺産に登録されているそうです。これは、留学中に(町に何度か行った後になってから)知って、びっくりしました。

まったくそんな風に思えないくらい、普通ののどかな海辺の町なので。

Karlskronaはこんな感じです↓

↓こちらはKarlshamn(カールスハム)。hamn(ハム(ハムン))は港という意味があります。

Bräkne-HobyやBlekingeに関しては、また機会があればご紹介したいと思います。

カールスクローナについて→Wikipedia(日本語)、カールスクローナの世界遺産の説明サイト→https://skyticket.jp/guide/110678

Tobo(トーボー)2018年8月~2019年6月頃

そして最後がTobo(トーボー)です。2018年8月~2019年6月頃に滞在していました。

ニッケルハルパの奏法と伝統音楽(とダンス)について学ぶため、Eric Sahlström Institutetという学校に留学していました。

ToboはUppland(ウップランド地方)にあります。

地図を「-」でしていただくと、過去のLundやBlekingeと比べて、かなり北の方だということがわかります。それでもスウェーデンの真ん中より南くらいですが。

(とはいえ、メルカトル図法の地図だと、北の国は実際よりも北端の地域が大きく(長く)表示されててしまうそうです→参考サイト

一番近くの大きな町はUppsala(ウプサラ)です。Uppsalaは大学で有名な、歴史のある町です。

ウプサラから電車(特急電車のような電車)で北に向かって30分くらいで、Toboに着きます。

電車に乗っていた時に、同じ車両に乗っていた知らない女の子が、お母さんに向かって「ここって人住んでるの?」と聞いていました。

Wikipediaによれば673人ほど住んでいるそうです(2020年の情報)。

ちなみにBräkne-Hobyは1,720人、Lundは94,393人だそうです。

Toboでは、ニッケルハルパや伝統音楽に関することばかりやっていました。

この時には、最初の留学に比べて多少語学力がついてきたのと、自分の中での方向性が少しずつ固まってきたのとあって、かなり落ち着いた留学生活になったと思っています。

日本で演奏するうえで、ここで学んだことを大切にしながら演奏していきたい、と私は考えています。

Toboに関してはこちらの記事もどうぞご覧ください↓

《Toboの町の関連記事》

Tobo(留学先)の学校周辺の雪景色(2018~2019年)

Toboの風景写真の紹介(野原を中心とした景色)


以上、今まで留学していた町の簡単な紹介をしました。

こうして並べてみると、一つ一つ紹介するのとはまた違う印象になるかなと思います。

スウェーデンのことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました。