2010年8月から2011年7月まで、私はスウェーデン南部のルンド大学に留学していました。

ルンド（Lund）は大学関係者が多く住む大学街として知られているのですが、そのルンドのすぐ近くに、マルメ（Malmö）という都市があります。

マルメは、スウェーデンの中でも三番目に人口が多いところです。

（一番はストックホルム、二番はヨーテボリです）

有名な、高いタワーもあります。今回はそのタワー周辺に行った時に撮った写真を、一部ご紹介したいと思います。

これが、マルメのタワー（Turning Torsoターニング・トルソ）です。ねじれています。

約190メートルで、2022年まではスウェーデンとスカンジナビアの国々の中で最も高い建物でした。2022年にヨーテボリに建設中の別の建物に高さを追い抜かれたそうですが、スウェーデンでは高層ビルはほとんどないので、この高さで充分目立ちます。

中は、高級マンションやオフィスなどで使われているそうです。観光では中には入れません。

別の角度から。

↑上の写真は、窓掃除のためか、真ん中に人がいるのが見えます。

↓タワーの足元の公園（遊具）。

そしてここからは、タワー周辺のマンション（おそらくこちらも高級な）の写真です。

住宅（やオフィスの建物）ですが、いかにもスカンジナビアの現代的な建物という雰囲気がして、素敵だと思います。

スウェーデンの人は、大きな窓が好きな人が多いです。私も好きです。スウェーデンは地震や津波のような災害がほとんど無いので、そういう心配をすることなく、デザイン性の高い建物を造ることができるのかなと思います。

上の方の写真にも写っていますが、建物群の目の前がすぐ海になっているので、夏は人であふれるそうです。

マルメ出身の知人に案内してもらい、散歩しました。

スウェーデンのほとんどの町はこういう都会的な感じではなく、もっと田舎の風景（野原、森、湖）という感じなのですが、都市部の建物や風景もまたおもしろいと思います。

古い物や古い家を好む人の中には、こういう現代的な建物群をあまり好まない人もいますが（好みの問題と、環境への配慮からだと思いますが）、私自身は眺める分にはどちらも素敵だし、インスピレーションをもらえるように感じます。

現代的な建物であっても、住む人や使う人の居心地の良さ、周辺環境との調和を意識して建てられているものも多く、見ていてほっとしたりします。

スウェーデンの写真を見ると、スウェーデンの音楽がより身近に感じられるかなと思い、今回ご紹介しました。

スウェーデンの雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました。