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YouTubeについて。人と話していて気づいたこと

/ ニッケルハルパ奏者

ここ数年、YouTubeの方を全然更新していなかったのですが、昨日、知り合いの方に相談(=私の今後に関する相談)をしていて気づいたことがあったので、書いてみたいと思います。

YouTubeの使い方

YouTubeって皆さんはどんな使い方をされているでしょうか?

私は、正直ほとんどスウェーデンの伝統音楽系を調べることに使うか、あとは趣味のチャンネルを見るくらいなんですね。

趣味のチャンネルも、決まっているものが2~3個くらい。週1で必ず更新とかではないので、更新されてたら見る、されていなれば特に見るものなし、みたいな感じです。

見ている時間としては平均的か、わりと長いかもしれないのですが、そこまで色々と見ているわけではなくて、限られたものを繰り返し見ています。

特に、スウェーデンの伝統音楽に関しては、「その地方の演奏家がどういう演奏の仕方をしているか」とか、「ボーイングの仕方」とか、「インタビュー」とか。そういう勉強や資料的な感じで使うことがほとんどでした。

自分がそういう使い方をしているから

なので、自分がそういう風にYouTubeを使っているからか、他の人もてっきりそういう風に使っていると思っていました。

というか、私の周りの人たち(日本の)が、わりと皆さんそんな感じに使っているんですよね。

伝統音楽の資料としてYouTubeを使う、曲を覚えるために演奏家の動画を見る、文化を学ぶために見る…。

で、こういう使い方が「普通」だと思っていました。

そしてその分、自分がいざYouTubeで動画を提供する側に立って、スウェーデンの伝統曲をYouTubeをアップロードすること等に関しては、かなりのハードルがあったわけです。

「だって、スウェーデン人が見るかもしれない」

「変な動画載せられない」

「そんなに節操も無く色々な地方の曲をバンバンあげたとして、『あいつ、どの地方の曲もろくに弾けてねーな』とか思われるのが怖い」

そんな感じでしょうか。

(あと、自分の家や部屋を映すのに抵抗があるとか(もう映していますけど)、そういうのもありますが…)

今、私、Instagramで毎日動画をあげているのですが、そちらはハードルが少し低いんですよね。

YouTubeよりも「検索にひっかからない」感があって、それが安心できるんです。限られた人しか見ない、くらいがちょうどいい、みたいな。

その点、「YouTube=曲名ですぐに検索にひっかかって、世界の人が見られる=ちゃんとしたものを載せなきゃいけない」となぜか思っていたし、そう思っていることが当たり前というか、「皆そう思っているよね」と思っていました。

(以前、知り合いの音楽家(スウェーデンとは関係のない音楽)の方が、「YouTubeには良いやつしかあげたくない」と言っていて、「あ、そういうものなのか」と思って影響されてしまったのもあると思います)

それ以外にも使い方がある

でも、「その使い方ってかなりマニアックじゃない?」と人に指摘していただいて、「…ああ、そうなのかな?」と思ったんですよね。

言われた時は、「え?全然マニアックじゃないと思う…皆やってるし…」と思ってかなり混乱しましたが、私が思う「皆」って、そう言われてみるとスウェーデンの伝統音楽をかなり真面目にやっている人達の話で、

YouTube自体は、自分が知らない分野の情報収集とか、娯楽の意味合いも強いよね、と。

ああ、その発想はなかったかも…と思ったんですよね。

だから、「きちんとした演奏動画」以外に、YouTubeにアップロードする動画が思い浮かばなかったのですが、「きちんとした演奏動画」って、かなりハードルが高いので、結果的に何もしないのが正解、みたいになってしまう。

その話をしている最中も、私自身は「でもきちんとした演奏動画以外には載せることはできない!」みたいな固定観念があったのですが、

そもそもYouTubeにあげる動画は、演奏動画でなくても良いし、「日本人の方向け」に載せるなら、もっと違うアプローチがあるのだということに気づきました。

たとえば、日本語をばんばん使う、とか(すでにInstagramはそうしていますが)。

(日本で演奏活動をし、日本でニッケルハルパやスウェーデンの伝統音楽の魅力を伝えたいと思っているのに、YouTubeとかではスウェーデン人のことをすごく意識してしまって動けなかったことに気づきました)

演奏動画だと、確かにきちんとしたものを作りたい気持ちになりますが、演奏では無くて私の「話」(ニッケルハルパに関するもの)はどうか、とか。

(楽器について話すこと自体はそんなに苦じゃないのと、日本語だと見る人が限られるので、ハードルが下がります)

ニッケルハルパを紹介するにしても、きちんとしたものを作ろうとすると私はやっぱり尻込みしてしまうし、機材も無いし、他の方がもう作ってくださっているものもあると思うので、私なりにゆるい感じでできないだろうか?とか。

私自身はといえば、ゆるい動画が決して嫌いではなく、昔の「画質も音質も悪い」「編集もしていない」ような動画も全く嫌いではなく、むしろ結構好きです。

(あと、誰かが何かを作業しているのをひたすら長時間載せている動画もありますね。私はあまり見ませんが、ああいうのも良いなと思います)

必ずしも華美な編集のきちんとした動画でなくても、良いんだな、と思ったんですね。

あと、Instagramの動画をたとえばそのままYouTubeのショート動画などに載せれば、そんなに手間はかからずに発信できるね、とも言われて、それも確かに…と。

私は、まだ、自分からバンバン動画を出すことに、遠慮もあるし、抵抗もあるのですが、見る側の立場に立ったら、そんなに深く考えて見ていないことが多いし、どんな動画があっても別に良いのかな、と。

…そんな感じで、どういうことができるかわからないのですが、色々考えてみよう、と思いました。

自分で自分に制限をかけていることに、全然気づいていなかったので、かなり発見でした。


今回は、YouTubeについて思ったことを書いてみました。

本当に、「演奏動画以外の動画」って、思いつかなかったんですよね。なんで思いつかなかったんだろうか、逆に不思議なくらいに。

他の人がそういった動画を作っているのは見ていたと思うのですが、「自分」がそういうのをやることに結びついていなかったです。

「ちゃんとしたものでなくちゃいけないけど、私は編集ソフトやカメラは持っていないから、私にはできない」と思っていた、とか?

あとは、「一人ではできない」と思っていた、とか?

私はニッケルハルパとスウェーデンの伝統音楽の魅力を日本で伝えられれば、と思っているので、そのためにできることをしていきたいなとあらためて思いました。

あと、ブログのメニューやカテゴリ分けも最近色々変えたりして、工夫しようとはしているのですが、ちょっと記事が多すぎて自分でもよくわからなくなっています(笑)でも、削除依頼などがなければ、記事はなるべく消さないようにして、今後も試行錯誤しながら発信していきます。

気楽にやっていきたいと思います。いつも読んでくださりありがとうございます。