Johan Nylanderのソロコンサートの和訳④です。
①~③はこちら↓
Johan Nylander(Boda, 2021)のコンサート和訳①
Johan Nylander(Boda, 2021)のコンサート和訳②
Johan Nylander(Boda, 2021)のコンサート和訳③
動画
前回の続きから(32:33~)の再生です。
Johan:ありがとうございます(を色々な言語で言う※配信用に)。
楽しい曲でした。と、少なくとも私は思います。
ええ…原稿を見る必要がありますね…曲目リストです。
(リストを見て)…そうだ。
次の曲は、私たちがよく「Brudmarsch i C-dur efter Junkas Jonas(ユンカス・ヨーナス伝承のCメジャーの結婚行進曲)」と呼んでいる曲です。
Nils Agenmark(ニルス・アーゲンマルク)はこの曲を「Hornlåt efter Pekkos Per(ペッコス・ペール伝承の角笛の曲)」と言っていました。そういう曲名でもあるのでしょう。
この曲は、私の心をあたためてくれる曲です。
なぜなら、Gustaf(Päkkos Gustaf)と一緒に弾いた最後の曲だからです。
私と、Jonas ○○(ヨーナス・○○※名字聴き取れませんでした)はPekkosgården(ペッコス・ゴーデン)で会い、Gustafと一緒に弾いていました。
それで、この曲を最後に弾いたことをとてもよく覚えているんです。
Gustafは残念ながら、その数週間後に亡くなりました。
私がその知らせを聞いたのは、Storån(シュトーローン※川の名前)に魚釣りに行こうとしていた時でした。
では、この曲を演奏します。
C-dur(Cメジャー)のとても美しい曲です。
⑧(34:14~)Brudmarsch i C-dur efter Junkas Jonas(ユンカス・ヨーナス伝承のCメジャーの結婚行進曲)
(37:21~)
Johan:ありがとうございます。
美しい思い出です。
では…。
次は速い曲(力強い曲)を弾きたいと思います。
「Polska i moll och dur, efter Pekkos Per(ペッコス・ペール伝承のマイナーとメジャーのポルスカ)」です。
Päkkos Gustafと一緒に弾くと、この曲の2番目のパート(Bパート)が典型的なBingsjöらしい荒々しさを持っているのを感じます。
「Polska i moll och dur」です。
⑨(38:12~)Polska i moll och dur, efter Pekkos Per(ペッコス・ペール伝承のマイナーとメジャーのポルスカ) & (40:21~)Djävulspolska(悪魔のポルスカ)
(41:58~)
Johan:耳の良い皆さんは、私がつい違う曲を弾いてしまったのがわかったと思います。
「Djävulspolskan(悪魔のポルスカ)」でした。
「moll och dur」は「Djävulspolskan」にとてもよく似ています。少なくとも最初の部分は。
さて。
今何時でしょう…。
なるほど、そろそろこの小さなコンサートも、終わりに近づいているようですね。
では、古典的なBingsjöの曲で終わりたいと思います。
「Pekkos Pers brudmarsch(ペッコス・ペール伝承の結婚行進曲)」です。
Pekkos Pers brudmarschはいくらでも色々なバリエーションがあります。
色々な地域全体で演奏されています、Boda、Rättvik、Bingsjöなど。
たくさんの様々な演奏家によって、もちろん今でもずっと。
全員が違う風に演奏しますから、大人数で弾くのはほとんど不可能になります。2人が最大人数でしょう(笑)
私は以前、別のバージョンを弾く人と一緒に弾いたことがあります。
彼は(そのバージョンが)骨まで染み込んでいて、そして私のメロディにステンマ(※セカンドメロディ、ハモリのパート)を弾いてくれることになっていました。
彼は、自分のバージョンだけが弾ける人で、私はそのバージョンは弾いたことがありませんでした。
なので、あまり上手くはいきませんでした。
もしも一緒に演奏するなら、この曲は、ちょっと一緒に練習する必要がありますね。
今から演奏するのは私のバージョンです。
他の人がそれぞれ自分のバージョンを持っているなら、私も自分のバージョンを持たなければいけませんからね。
ただしこの今から弾くバージョンは、Ole Hjorth、Hjort Anders、Päkkos Gustafらの演奏によってすでに知られているバージョンを使っています。
彼ら3人をミックスしたものです。
彼らは、私の音楽人生、曲の演奏において大きな影響を与えた人たちです。
ですので、この偉大なmarsch(行進曲)で、この場を終えたいと思います。ありがとうございました。楽しかったです。
では演奏します。
⑩(44:23~)Pekkos Pers brudmarsch(ペッコス・ペール伝承の結婚行進曲)
(続きは明日)
⑨の曲は、私はたまたま両方とも知っていたので、2曲とも聴けてお得だったなあと思いました(笑)
スウェーデンのセッションだと、誰かが弾き出した曲を、(曲名もよくわからないまま)そのまま皆で弾くことが多いのですが、この2曲は2小節目まで聞かないとどちらの曲なのか判別できないので、たまに出てくると「どっちかな?」と思っていました。
明日でこのコンサートの訳も最後です。
お読みいただき、ありがとうございました。