峰村茜のホームページへようこそ!どうぞごゆっくりご覧ください。

昨日の演奏で感じたこと(自分の変化・楽器の値段を訊かれた際の答え方)

/ ニッケルハルパ奏者

昨日、麹町長寿会で演奏させていただいたのですが、その時に思ったことを、今回は書いていきたいと思います。

自分の変化

以前もどこかで書いたと思うのですが、去年の年末か今年くらいから、毎回の演奏本番で、自分の成長を感じることが少し増えたかな…?と思っています。

なんとなく、「冷静に丁寧に弾く」ということが少しできてきたような気がして、自分としては嬉しく思っています。

本番って、(おそらく誰でも)どうしても力が入って、とても張り切って弾いてしまうと思うのですが、一生懸命やる中でどうしても空回りしたり、力んでしまうことがよくあります。

私は、普段から「1つ1つの音を丁寧に弾きたいな」と思っているのですが、緊張して空回りしたり力んでしまうと、弾くだけで精一杯になってしまって、「丁寧に弾く」ことってできないんですね。

(緊張すると身体に力が入ってしまうのですが、丁寧に弾くのって、「力を抜く」ことで成立すると思うので)

そういう時は、「無事に弾き終える」ことだけを目標にして弾きますが…。

そんな風に「弾くので精いっぱい」という状況から、演奏を重ねるにつれて、だんだんと「自分らしく丁寧に弾く」ことが少しでもできるようになってきたのは、大きな進歩だと感じています。

(ここ数カ月間、家で「自分の音を録音して聞く」というのを繰り返しているおかげもあるかもしれません。自分の調子の良い時の音と、調子の悪い時の音の違いを認識できるようになってきて、何が違うのか?を考えるようになったからかもしれません)

「楽器を響かせたい」「きれいな音を出したい」「芯のある音を出したい」と思っている時ほど、「力を入れて頑張って弾く」のとは違う方向性へ、自分の気持ちをシフトしていくことが重要だと感じています。

頑張りたい時ほど、身体は頑張らずに、力を抜く、という感じです。

(すると、音がキンキンした音から、スーンという奥に響く音・ハリのある音になります)

で、「力を抜く」と思うよりは、私の場合は「丁寧に弾く」と思った方が感覚がわかりやすいので、「丁寧に・大切に弾こう」と思うようにしています。

丁寧に弾けると、私はとても嬉しいし、演奏するのがより楽しくなるな~と思っています。

楽器の値段を訊かれた際の受け答え

以前、私はこちらの記事↓で、「ニッケルハルパの値段について訊かれた時の答え方、どうしたら良いんだ~」という悩みを書いたのですが、

ニッケルハルパを弾いていて、実は対応に悩んでいること2つ

とりあえず、対応を決めました。

「いくらぐらいするんですか?」と訊かれたら、無難に「日本だと、○○円くらい…かもしれません~」と、曖昧な感じで答えることにしました。

…普通の対応ですね。悩んで出したほどの答えではないのですが。

昨日もちょうどこのご質問が出たんです。

今までは、そういう時に「自分の楽器の値段」を言わなくちゃいけないと思って答えてきたのですが、自分の楽器の値段を公言するのはちょっと個人情報で嫌だと思うのと、日本で売られている楽器の相場と若干違うと思うので、それはとりあえず言わないことにしまして。

代わりに、「日本ではだいたいこれくらいじゃないかな~」と私が思う値段を言っています…

が!!

はっきり言って、適当なので、ちゃんと楽器を購入したい方は、ご自身で調べてくださいね、と思っています。

(皆さん「だいたいの相場」を知りたいだけだと思うので)

きちんと調べて、正確な個々の楽器の値段を言うこと自体は可能だと思うのですが、お金に関する話題って結構繊細なので…

良かれと思って、誰かが販売している楽器の値段などをもしも私がバンバン公言してしまった場合、もしかしたら誰かの迷惑になってしまうこともあるかもしれないな?と思ったんですね。

なので、私は慎重になっています。

かといって、そういう「質問」を受けた場合に、何も答えないというのもあれなので…「一応答えはするけど、正確ではありませんよ~」的なニュアンスをつけて、気楽に受け答えができれば良いな、と思っています。

(たぶん「車の値段」とかもそうですよね。変動があったり、売っている人によって違っていたりするけど、なんとなく皆訊きたくなっちゃう、みたいな?私は車に全然詳しくありませんが…)

でもこの話題について、こうしてブログで書けるのは私にとってはとてもありがたくて。

「こんな小さいことにいちいち悩んでいるのだ」ということを打ち明けられる場があるとほっとしますね。

昨日のご質問をいただいた時にも、こうして以前ブログにこの話題を書いていたからこそ、前のような嫌な気持ちはあまり感じませんでした。

むしろ、心の中で「値段質問きたーっ!」と思いながら、「さあ、私はなんて答えるんだ!?」って感じで自分で自分の動向を見守ることができて、興味深かったです。

こういう課題も1つ1つクリアしていきたいと思います。


こんな感じで、演奏後に思ったことを書いてみました。

前回の10月4日のライブに続き、昨日の演奏もとても楽しかったです。色々な方にお会いできるのも楽しいです。ありがとうございました。

では、今日は月曜日ですが、良い1週間をお過ごしください。