宣言していた通り、昨日CD制作のデータをやっとプレス会社さんに入稿しまして、最終確認などもしたので、あとは待つのみかと思いきや…実はまだやることがあるのです。
それについて書いてみたいと思います。
現物ができる前にやることーオンライン販売の準備・試聴用トレーラーを作る
現物ができあがるのを待つ間に、やることがあります!
オンライン販売の準備と、試聴用トレーラーを作ることです。
オンライン販売は、私は経験が全く無いのでわからないのですが、最近は個人が手軽にちゃんとしたオンライン販売(ネットショップ)ができるサービスがいくつかあるそうです。
たとえば、「BASE」や「STORES」など。
私もお客さんとしては利用したことがありますが、とても手軽でした。
で、とりあえず私も一カ月前くらいに登録して、そこから(ページは非公開のまま)たまにいじっていたのですが、そろそろ本格的に準備しなくちゃなあと思ってやっています。
商品公開のページで、AIが勝手に商品紹介の文章を作って提案してくれる機能があり、試しに遊び気分で文章の作成をしてみたところ、すごく「それっぽい完成された文章」がでてきてびっくりしました。
私よりも宣伝文句が洗練されている…。商品を見せてすらいないのに、すごい…。
それでも私は自分の言葉で書くことにしましたが(AI関連ってやっぱりまだ怖いので)、感心してしまいました。
あと、CDの包材を揃えたりとか、そういうのも必要ですね。
経験が無いことをやるのは大変ですが、頑張ってみたいと思います。
試聴用トレーラー(動画)を作る
試聴用トレーラーも、最初はシンプルなものを作ろうと思ったのですが、「ただアルバムの紹介をするだけでは、よくわからないものになる…というか、誰にも見られないのでは…?」と思ってしまい(私自身のことも、楽器も、知らない方がほとんどだと思うので)、
「楽器紹介」や「伝統音楽の紹介」もかねた動画にしようかなと思っています。
そうすれば、アルバムを買う・買わないに関わらず、ニッケルハルパを知っていただく機会になりますもんね。
私の一番の目標としては、まずは「ニッケルハルパとスウェーデンの伝統音楽を知ってもらうこと」なので、アルバムが売れる売れないに関わらず、とりあえず「こういう楽器があるんだ」「こういう音楽があるんだ」「おもしろそう」「楽しそう」「良い感じ」と思っていただけたら良いなと。
(その結果、他の奏者の方のCD(スウェーデン人でも日本人でも)を聴いていただいたり、売れたりしたら良いなとも思います。動画やSNSは基本的に、業界全体に貢献できたら良いなと思って取り組んでいるので…)
動画作成ですが、実は最近、動画をいくつか編集する機会があり(12月に公開予定です)、素人なりに一応少し編集機能に使い慣れてきたところだったので、動画作成自体は楽しく取り組めそうな気がしています。
(もちろん、動画ソフトは特別なものではなくて、PCに最初から入っている無料版のソフトを使います)
やり始めると凝ってしまうのが私の癖なので、少し時間はかかりそうですが。
ただ、動画ソフトに音源を入れると途中で変な雑音が入るので、「なにこれ…プレス会社に提出した音源にも入ってたらどうしよう…!!」と戦慄したのですが、元の音源を聴きなおしたらあまり入っていないみたいなので、動画ソフトのスペックの問題なのかな(だと良いな)と思っています。
動画には、おそらくこの雑音は多少入ってしまうかと思いますが、売り物の方に入っていなければ(私的には)良し、です。
色々なことにダメ出しをしていると前に進めないし、でもできる限りのことはやりたいし。
クオリティと自分の人生の進み具合とを天秤にかけながら、今の自分にできることをするしかありません。
本当は、気持ちとしてはCDの現物がちゃんとできあがって、「よし、OK!」と思ってから、こういう宣伝関連の準備をしたいところですが、現物はもう大丈夫だと信じて、見越して行動しないといけないですね。ただでさえ、思っていたよりもだいぶ時間がかかってしまったので。
CDも、実際にできあがってみたら「思ってたのと違う!」となる可能性も全然あると思っているのですが(不良品とかではなくて、私自身がとにかく初めての経験なので)、それでもやってみるしかないな、と。
若いミュージシャンの音源を聴く
さて、話がそれますが…
Spotifyのプレイリストで、北欧の若い(30代以下くらい)ミュージシャン達の新譜がどんどん放り込まれるプレイリストがあるんですね。
Nordic Folk Music of Todayというプレイリストです。誰が作ってくださっているのかはわかりませんが、そういう音楽に詳しい、謎の人物が作ってくれています。
★Spotifyを聴いている方でしたらこちらのリンクからいけると思います→Spotifyの該当プレイリストのリンク
北欧の若いフォーク・ミュージシャン達の新譜なので、演奏している音楽は色々で、ちょっとロックっぽいものや、ディスコ風のもの、アイリッシュやアメリカンな感じのものまであるのですが、演奏している人達がとにかく北欧の若いフォーク・ミュージシャンである、というのが共通しています。もちろんスウェーデンの伝統曲系もあります。
私は定期的にこのプレイリストを聴いていて、一応北欧の若いミュージシャンをチェックしている(つもり)のですが、最近CD制作でちょっと聴いていなくて。
先日そのプレイリストの話を、他の人とする機会があったので、オンライン販売の準備をしている間、久しぶりに聴いてみました。
相変わらずどんどん新しいものが追加されているのですが、1アルバムで1曲しか追加されないので色々な人を知るのにちょうど良いです。
それで、聴いているとつい自分の録音と比べてしまって、「皆さん音響が良いな」とか、そんなことも思ったりしたのですが、あらためて思ったのは、「色々な人がこういう風に北欧の伝統音楽をやっていて、良いな~」ということです。
北欧音楽の雰囲気って、やっぱりなんとなくあるし、その良さを大事にしていきたい、気づいていたいなと思います。浸かっていると、わからなくなってしまう(当たり前になってしまう)ことがあるので。
Spotifyだと、それぞれのミュージシャンの自己紹介も(ミュージシャン自身が投稿していれば)出るので、そういうバックグラウンドも見ながら聴くとおもしろいし、まだまだ知らない人たちや聴いたことの無い音源がたくさんあるんだな、と。
もちろん、ベテランの方たちのものすごい演奏も大好きなのですが、若い方々が活躍する場面を見るのも楽しくて、そういう人達がいることでもっと盛り上がっていってくれたら嬉しいなと思っています。
話がそれましたが、そんなことを思っている最近です。
今日は金曜日ですが、皆さまどうぞ良い週末をお過ごしください!
