写真紹介では、前回・前々回と、ブレーキンゲ地方にあるブレークネ・ホビーの町と学校についてご紹介してきました。
ブレーキンゲ地方の写真(その1)ブレークネ・ホビーの紹介、駅から学校までの道
今回は、学校の裏から広がる森の写真をご紹介します。
森の写真
森の写真です。
本当に、ただ樹がたくさんあって森が広がっているだけの写真なのですが、お楽しみいただけますと嬉しいです。
こういう感じで細い道が森の中にあり、この道をずっと行くと湖まで行って帰ってこられました。
道は森の中では基本的に1本道ですが、たまに分かれています。分かれ道を行くと、どこまででも行くことができ、迷います。Googleマップのような地図には道は載っていません(当たり前ですが)。
湖に行くまでには、車道を一回だけ横切るので、ランニング中はその時だけ周りに気をつければ、あとはひたすら森の中を走っていけます。
学校から森(湖)への道は2つあり、2kmの道と3kmの道があります。写真に撮ったのは3kmの道の方が多かったようです。
私はよく、3kmの道から湖まで行って、2kmの道で帰ってくる、ということをしていました。
たまに鹿を見かけたりもしましたが、いつも、すぐに逃げられてしまいます。
日が暮れると真っ暗になるので、冬は頭にライトをつけて散歩したり走ったこともありました。
また、スウェーデンの人は、安全のため、よく蛍光イエローのゼッケンを着てランニングしたり、子どもにゼッケンを着せていることが多いです。
私も学校の生徒支援の先生(生徒の生活全般のサポートや相談などを行う先生)にゼッケンをもらったので、着て走っていました。
ブレーキンゲのこちらの森で印象的だったのは、苔です。
苔むしている岩がたくさんあり、湿地のような小さい沼地のような場所も少しありました。
また、写真には撮っていないようですが、氷河期から残っている(?)と言われている、穴のあいている大きな岩(苔もついていた)もあり、よく記憶に残っています。
森の中にいるのは、本当に癒される時間でした。
森に行く途中にこのような平地がありました↓。
写真に残っているのはどれも3kmの道の方なので、この平地を横目に見ながら細い道を行くコースでしたが、2kmの道の方は、ちょうどこの平地の真ん中を突っ切るかたちになっていました。
2kmの道の両側の平地では、農業高校の生徒が世話をする牛たちがよく放牧されていました。
牛の写真を撮っていなくて残念なのですが、時にはたくさんの牛が放牧されていて、私が道を走っていくと、牛たちが皆、無言で私のことを見つめてきました。
試しに私は「モ~」と言ってみたことがあるのですが、牛は誰も反応しませんでした。
また、私は虫が苦手なのですが、スウェーデンの森の中で走ったあとは、よく服に小さい尺取り虫(黄緑色のやつ)がついていました。
私は虫が苦手なはずなのに、それらは不思議とあまり嫌ではなくて、「スウェーデンマジックだな」と思いました。
こちらの看板に書かれているのが湖の名前です↓
↑「Salsjön(サルショーン)」です。「sjö」は湖で、日本語でフリガナを書く時には「ショー」と書いてしまいますが、実際には私は「フォー」と「フェー」と「ホー」の間くらいの言い方をします。
「ショー」と発音するのは、ストックホルム方言(ストックホルムあたりの発音の仕方)になっていて、他の地方や、いわゆる標準語では、その「フェー」みたいな発音をする場合が多いかと思います。発音が聞きたい方は、こちらのページ(ネット辞書)のスピーカーのマークから聞くことができます→「synonymer.seのsjöのページ」
そしてこちらがその湖Salsjönです。
この湖の周りをまわることもできるのですが、湖自体が結構大きいので、まわったら結構時間がかかった(30~1時間くらい?)と思います。
夏はもちろん泳ぐことができるし、冬は凍っていて、上を歩けます。
凍っているところを穴をあけると下は水になっているので、サウナの合間に、氷の下の水につかることもできました。(穴は、サウナの管理人の方があけてくれていました)
以上、私のとりとめのない雑談をまじえながら、森の写真をご紹介しました。
私はこの森の写真が大好きで、よくスウェーデンの紹介などでこの写真たちを使っています。
散歩やランニングの思い出もあり、とても懐かしいです。
スウェーデンの森の雰囲気を、少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。