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Blekingeの刺繍は青とピンク。

/ ニッケルハルパ奏者

昨日の写真でも載せたBlekinge(ブレーキンゲ地方)は、私が2013~2015年に演劇を勉強していた場所ですが、その地方の刺繍は「青とピンク色の組み合わせ」が特徴的なのだそうです。

それを教えてくれたのは確か地元のおばあさんで、その時は私はスウェーデン語がまだあまり話せず詳しい事情は聞けなかったのですが、「確かに言われてみれば青とピンクの組み合わせの刺繍を見かけることが多いなあ」と思ったのを覚えています。

2013年の秋ごろに、隣の駅の地元の公民館みたいな所(建物自体は普通の家みたいにかわいいけど、催しものなどで色々な人が利用できる)で行われた、手仕事の品物の小さなマーケット(的なもの)に行きました。

そこで、売り物では無くてもともとその建物に飾られている刺繍や織機みたいなものが展示されていました。それがこちらです。青とピンクが多い、まさしくその通りです。(刺繍以外の写真もあります)

写真がもしかして少し暗いかもしれませんが、青とピンクがよく使われているのが見えますでしょうか。

柄も花や鳥をモチーフにしていて、とてもかわいらしいです。

この写真のものだけではなくて、こういう刺繍をよく見かけていました。


ちなみに先ほども書きました通り、この刺繍は建物の中で飾られていたものですが、屋外ではマーケットの一環として職人さん達が何かを作る様子をパフォーマンスしていたり(何を作っていたかは忘れました)、作られた品物を売っていたりしました。

そしてなぜだかわかりませんが、アルパカもいました。

突如横切るアルパカの集団。

そして最後に、Fika(スウェーデン風コーヒーブレイク)の定番お菓子の一つ、ヴァニラソースをかけたアップルパイを食べました。スウェーデンのアップルパイは色々ありますが、いわゆるパイとは少し違う、形がしっかりしていなくてサクサクした粒々の生地の中にリンゴが入っているようなパイに、ヴァニラソースというあまり甘くないカスタードソースみたいなのをかけるのが結構定番です。

お菓子関連で、今日の動画は「”Semlan”」です。このSemlan(セムラン)は地名で、Semlanという所で伝わるポルスカです。というか正確には、「Semlanという所に住んでいたAndreas Nilssonから教わったポルスカ」だそうです。留学先の先生の知り合いがその人に教わったそうです。

で、なぜあえてこの曲を”Semlan”と言っているかというと、スウェーデンの有名なお菓子にセムラ(Semla)というのがあって、おもしろいのであえてそのお菓子とかけて、この曲を地名の「Semlan」とだけ呼んでいるそうです。ちなみにお菓子のセムラは、シュークリームの中身がホイップクリームとマジパンになったような感じのもの(シューの部分も結構しっかりしたパン)で、2月頃に食べます。

この曲は、メロディだけ聴くと少し謎かもしれませんが、他の旋律や和音と合わせるととてもきれいな曲になります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!