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音源の音量調節の話(小さすぎず、大きすぎず)

/ ニッケルハルパ奏者

最近、色々なCDの音量を聞き比べたりしているのですが、そのことについて思ったことを簡単に書いてみたいと思います。

音量の話

CDや音源の音量って、物によって結構違うんですよね。

同じアーティストさんのCDでも曲やアルバムによって違っていて、私も今、自分のCDの録音の音量をどうしようかな?と思ってすごく迷っているところです。

あまりにも音量が小さい状態だと聞きにくいかもしれないし、かといって、音量が最初から最後まで最大値みたいな感じだと、聞く人が「小さい音で聞きたい」時に調節がきかないんですね。

小さい音量で聞くのも結構好き

私は、今はあまりやっていないのですが、以前は静かめなアコースティックの楽器の音楽や、自然の音(鳥のさえずり)などを寝る前に(タイマーで自動で消えるようにして)スマホで最小音量で流して、それを耳元で聞きながら寝落ちする、というのをよくやっていました。

(今はそれをやる前にすぐに寝てしまうのでやっていませんが、前は「疲れていて・考えすぎて逆に眠れない」時とかが結構あったので。これをやって音に集中すると、リラックスして眠れたのです)

そういう時に、「できるだけ小さい音で鳴らせるように調節できる音源だと良いな」と思ったんですね。

あと、作業する時のBGMなども、小さい音量で流せると良いですよね。

とはいえ、小さすぎるのも聞きにくいので、微妙なところです。

一般的には、「ある程度大きい方が良い」という感じで、たしかに大きい方が聞きやすいかもしれません。

音量を(ある程度以上に)変えると、音質も少し変わる

で、音量を変えるには、ただ音量を変えるだけではなくて、色々な部分を調節したりして結果的に音量を変えることができるのですが、そうすると音質や聞こえ方も変わったりします。

たとえば音量を上げる際に、ただ音量を上げるだけだと部分的に音が割れてしまったりするので、「一時的に音量が飛びぬけて大きくなってしまっている部分」だけを少し削ることで、全体の音量を上げることができたりします。

その「一時的に音量が飛びぬけている部分」の削り方にも色々あるみたいで、やり方次第で結構音質が変わったりするみたいなんですね。

私は、おそらく削り方までは色々こだわれないと思いますが、確かに、音量が大きい部分を削ることで全体の聞こえ方のバランスも変わったりして、削った方が全体が安定して聞こえやすくなったりするな~とも感じています。

低音域が広がりやすい(かも)

最初は、「音量が飛びぬけて大きいところを削ってしまうと、音の強弱や曲の盛り上がりが削がれてしまうのではないか?(あまりやらない方が良いのでは?)」と思いましたが、ニッケルハルパの場合、音が一時的に大きくなってしまっている部分って、たいてい「低音のブワーンという音」の共鳴が広がってしまって、それで音量が上がっていることが多いんですね。

そういう時って、メロディの盛り上がりとは関係なく音が広がっていたりするので、案外、少し削るくらいの方が聞く方にとっては聞きやすかったりします。

(低音域の余計な広がりが削れることで、相対的にメロディが浮き出てきたりするので)

音が広がれば広がるほど良いという場合もあるかもしれませんが、ある程度ギュッとまとまっている方が聞きやすいということもあります。

かといって、私はたぶんあまり音量を大きくしすぎる勇気も無いので(小さい音量で聞ける音源も好きなので)その辺をバランスを見ながらやっていきたいなと思っています。

色々なジャンルのアルバムの曲を、目に見える形(波形)で分かりやすく並べて個人的に比較したりもしているのですが、「これは音量大きいな」と思った曲はやっぱり波形も全体的にとても大きかったり、一方で、普段好んで聞いている静かめのアルバムの曲が、どれも波形にすると実はかなり小さかったりして(でも聞きやすい)、必ずしもめちゃデカ音量にしなくても良いんだな~という印象です。


という感じで、今回は、音量の話について書いてみました。

あまり音量について考える機会って無いので、これ1つとっても、色々聞き比べるとおもしろいなと思います。

最終的には、「何も考えずに聞いてちょうど良い」くらいの音量が良いと思うので、無難なところに落ち着きたいなと思っています。

では、今日は月曜日ですが、どうぞ良い一週間をお過ごしください。