Magdalena ErikssonとIsak Erikssonのコンサートの和訳③です。
①と②はこちら↓
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳①
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳②
動画
前回の続きから(22:30~)です。
⑥(22:30~)Magdalenaのソロ:Skräddar Lundins polska(仕立屋ルンディーンのポルスカ)
⑦(24:39~)Mickel Jons valsen(ミッケル・ヨーンのワルツ)
Magdalena:皆さん、楽しんでいらっしゃいますか?
お客さん:Ja(はい)!
Magdalena:良かった。配信をご覧の皆さんも楽しんでいらっしゃいますか?
お客さん:(配信のお客さんのフリをして)Ja~!
Magdalena:良かったです。大きな歓声が私には聞こえましたよ、大きな歓声が。
1月に、今のこの曲を私たちで演奏して、撮影して、そして私のYouTubeチャンネルにアップしました。
私は今ではYouTuberなんです。
その撮影の時、最後のパートを演奏した際、ちょうど最後の音を弾いた瞬間に、棚の扉が(誰も触っていないのに)パーン!と開いたのです。
なので、今もちょっと考えていました。
壁から何か落ちていないか?とか…。
いえ、今回は大丈夫だったようですね。
では、そんな「飛んでいく家具(勝手に扉が開いてしまう家具)」から次の演奏にいきたいと思いますが、続いては、「組曲」として、2曲続けてお届けしたいと思います。
その2曲は、Valfrid Rönnlund自身が作った曲です。…と、私たちは考えていますし、そうだと良いなと思います。そのように言われていますので。
そして(後から)気づいたのですが、1曲目の方は、Mats Edén(マッツ・エデーン※現代の演奏家)のCDにも収録されていたんです。
とても興味深いです。
曲や伝統というのはそういうものなのですね。(※めぐりめぐって誰かが演奏している、というような意味だと思います)
では「Valfrid Rönnlunds svit(ヴァルフリッド・ルンルンドの組曲)」です。
⑧(29:31~)Valfrid Rönnlunds svit(ヴァルフリッド・ルンルンドの組曲。ヴァルフリッド・ルンルンドが作曲したポルスカ2つ)
(32:33~)
Isak:Valfrid、彼はRö(ルー/ロー)という村に住んでいたのですが、この村はちょうど河口、Ångermanälven(オンゲルマンエルヴェン※河川の名前)が海に注ぎ込む辺りの地域にありました。
そして、(川をはさんで)対岸の地域と言えるでしょうか、そこにはHemsö(ヘムセー/ヘムスー)という大きな島(ö)があります。
そのHemsöには、Valfridの演奏仲間が住んでいました。
彼の名前はJonas Nordén(ヨーナス・ノルデーン)です。
Magdalenaのチューニングが終わったらすぐに、このJonasが伝えた曲を2曲演奏したいと思います。
誰かと一緒に演奏する時、なぜ曲を続けて演奏するのかですが、これに関しては何も言うことがありません(※←ここよく聴き取れず意味がわかりませんね…すみません)
(チューニングを続ける)
Magdalena:「もう少しチューニングして!」という、配信ライブでご覧の方の声が聞こえたものですから。
(チューニングを続ける)
⑨(34:30~)2 Polskor efter Jonas Nordén(ヨーナス・ノルデーン伝承の2つのポルスカ)
(続きは明日)
⑦の曲で扉が開いてしまった動画というのはこちらの動画です↓ちょうどこのコンサートの宣伝用動画として撮影されてみたいです。
本当に急に扉が開いています。
また、Hemsöという島は、アウグスト・ストリンドベリ(スウェーデン人劇作家)の作品の「Hemsöborna」(邦訳『島の農民』)のHemsöかな、と思いました。と言っても私はこの作品を読んだことも観たことも無いのですが(笑)名前だけ知っているのです。
お二人のCDは曲がたくさん入っているみたいで、コンサートも中盤はMCを少なめにしてどんどん曲を弾いていってくれています。
今日の部分は訳は少なめですが、曲がたくさんだったので、続きはまた明日にします。
明日の分もお楽しみに。
お読みいただき、ありがとうございました。