今回は、2013年10月末頃(秋休み)に、スウェーデンのストックホルムに行った時の写真を紹介します。
秋休み
その前に、秋休みについて少しだけ紹介します。
スウェーデンの学校では、日本のような「年末年始の休み」や「夏休み」の他に、
秋休み(10月末~11月初め)、スポーツ休み(2月)、イースター休み(4月)
があります。
それぞれ、1週間(前後の土日合わせると9日間)くらいの休みです。
「秋休み」は、ちょうどハロウィンのあたりにありますので、日本で言うお盆のような感じかなと思います。
ちなみにハロウィンの仮装の習慣というのはスウェーデンにはもともとなく、「アルヘルゴナ」と呼ばれる日に、お墓にろうそくを置き火を灯します。
(現代では、日本と同じでハロウィンに仮装する若者たちもいます)
そんな秋休みに、友達と弾丸で【スウェーデンのストックホルム】→【フィンランドのヘルシンキ】→【ノルウェーのベルゲン】→【スウェーデンのヨーテボリ】に旅行したことがあります。全部1泊ずつ(夜行列車など)くらいです。
弾丸だったので、かなり疲れてしまい、途中のベルゲンでは「水も一滴も飲めない(胃が全く受け付けない)」というくらいに体調不良になり、一緒に行った日本人の留学友達にとても迷惑をかけてしまいましたが、その友達のおかげで無事に旅行を終えることができました。
その旅行の一番最初、ストックホルムに行った時の写真です。
秋のストックホルム
まず行きの電車です。
遠距離の特急は、運行会社や型によって中の座席の様子が違うのですが、こちらは夜行列車になるタイプの電車で、一部屋ずつ仕切られているタイプでした。新幹線のような、座席がずらっと並ぶタイプのものもあります。
また、私たちは使ってはいませんが、食堂車もありました↓
そしてストックホルム中央駅に着きます。
駅を降りた後、駅のはしっこのエスカレーターで上がったところからの景色。下に広がっているのが中央駅の駅舎で、両側にお店が並んでいます。
このエスカレーターを上がると橋の上に出ます。
しかし、私たちはエスカレーターを上がった後、結局散歩をして上から降りてきたみたいです。
駅の中央出口(と私が呼んでいるところ)の写真がありました。中央出口を外から見たところ↓
写真↑に自転車のマークがありますが、スウェーデンでは「歩行者用の歩道」と「自転車用の道」が分かれていることも多く、特にストックホルムのような都市部では、「自転車用の車道と信号」が整備されています。
駅から離れて、町を散歩しました。
樹の葉の色がきれいです。
現代的な建物の間から見える教会。
↑↓このデパート(オーレーンス)は有名なところだそうです。おしゃれで、「絵になる入口」だなと思います。
この時は晴れていたので、ストックホルムの景色がより素敵に見えるなと思いました。
ハロウィン的なおばけの飾り物↓
有名な通りのあたり。
そして、おそらくですが、ここからは旧市街地のガムラスタンの写真です↓ガムラスタンは島のようになっているので、ストックホルムの中央駅付近から歩いて10分くらいのところに大きな橋がかかっており、そこを渡って入れます。
路地の狭さとか、石畳の雰囲気などが、中央駅付近と違っているところかなと思います。
看板に「ガムラスタン(GAMLA STAN)」と書いてありますね↓
このお店、紅茶・コーヒー・お菓子(チョコレート)屋さんだそうです。おいしそう。
全部紅茶の缶みたいです。1つ1つもかわいいですが、こういう風にディスプレイされているときれいですね。
↓こちらはチョコレートです。スーパーのお菓子とかではなくて、確かどこかの地方の工場で作っている、ローカルなチョコレート屋さんの商品だったと思います。カメラを手にしている私がガラスに写っていますが。
だんだん曇ってきてしまいましたが、散歩は続行します。ガムラスタンの路地。
ガムラスタン内の教会がちらっと見えます。
↓確か布製品が置いてあるお店。中に入ると色々なおもしろい柄の(スウェーデン産の)タオルやハンカチなどが売られていたと思います。
↓素敵なウィンドウ。ドアも、落書きがありますが、中の明るさとのコントラストが良い感じです。
ひたすらおしゃれです。
↓こちら、おそらくさっきの「紅茶・コーヒー・お菓子(チョコレート)屋」さんのカフェです。かわいいし、おいしそうです。
ガムラスタンには電車(地下鉄)でも来られます。中央駅から1駅です。この写っている青い電車が地下鉄(tunnelbana)です。
そしてガムラスタンを出て、さらにストックホルムの南側に行きます。セーデルマルムと呼ばれるあたりへ。
↓セーデルマルムあたりのパン屋(ケーキ・お菓子屋)さん。
見ているだけで元気が出そうなディスプレイです。「さあ、食べて食べて!」という感じ。食べ物ってポジティブなエネルギーがありますよね。
そして、ここにやってきたのには理由がありました。
「ペリカン」というレストランに来るためです。ペリカン↓
留学先の学校に、ストックホルム出身のとても陽気な人(クラスは違うけど、色々な人と仲がいい)がいたのですが、その人に「ストックホルムに行くよ」と話をしたら、この「ペリカン」を超おすすめしてくれたのです。
結構歴史があるレストランだったと思います。「ここが一番おいしいよ!」と言われました。
ストックホルムのレストランなので、学生には多少高級でしたが、ここでミートボールを食べたのが思い出です。
おいしかったです。
ちなみにそのストックホルム出身の友達は、本当に誰にでも挨拶をするし、人によってあまり態度を変えない(いつもにこにこ笑っている)感じの人で、この旅行の1年後に私が一人でストックホルムに旅行に行った時にも、ストックホルムの町を案内してくれました。
その時に「ここに幼馴染が住んでるんだよ!いつも、石を投げて名前を叫べば、窓から顔を出してくれるんだよ!」と言って、本当に石を投げて名前を叫んで、しかもその友達が本当に窓から顔を出してくれたのには、びっくりして笑いました。
ドラマみたいだな、と思いました。
しかもこんな人通りの多いところで、そんなことをやるなんて。スウェーデン人ってやっぱりおもしろいな、と思いました。
(スウェーデン人の皆が皆そうではないとわかっていても、おもしろい人や、周りをなごませるのが上手い人を見ると、私はついそう思ってしまいます)
そんな思い出のあるストックホルムです。
以上、秋のストックホルムの町並みでした。
こういう景色を見ると私は癒されるし、頑張ろう!という気になるので、ぜひご紹介したいと思いました。
スウェーデンの町並みを楽しんでいただけましたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。